かあちゃんのお楽しみを尊重してくれる末娘に感謝(前編)
急に、奥山の隣村の若者から誘われる
そう、あれは日曜のことだった。
わが奥山より、さらに奥まった隣村に住む若者から、「明日、〇〇〇に行きませんか」と急に誘われたのだ。
重陽の節句に、神仏習合されるその○○○へ足を運ぶなんて、想像しただけでワクワクする。
行きたい!けど、末娘が学校に行ってる間に帰ってこれないし、無理やんな、と思いつつ、
行き方を調べてみたら、なんと、9時過ぎに家を出て、順調に行けば、バスのお迎えには帰って来れそうではないか!
ならば、念のため、学校近くのママ友のところで、待たせてもらうことにしておけば、少しくらい遅くなっても大丈夫。
幸いなことに、ママ友からは即座に快諾を頂けた。
あとは、末娘さえ、機嫌よく学校に行ってくれれば。
さり気なく末娘に聞いてみたら、
「明日はバスで学校に行くよ!」
「帰りは〇〇くんちで待ってる」
と、なんと、パーフェクトな回答!
誘ってくれた若者からは、「行ける時は、9時くらいまでに連絡くれたら、迎えに行きます。」とのことで、早めに眠りにつく。
若者と出かけるまでの末娘との攻防?!
で、翌朝。
ギクシャクしながらも、朝の支度を進め、家を出て、スクールバスの乗り場で、バスが来るのを待つ。
来たバスに、みんな次々と乗っていき、
最後に、末娘が、乗り込もうとしたところで、
「かあちゃんも一緒じゃないと、イヤだ」
と、ごね始めた。
ええっ!このタイミングで。
一緒に乗れば、収まるだろうが、保護者は乗れないことになっている。
いろいろ頭をよぎったが、バスを遅らせることはできない。
「じゃあ、とうちゃんの車で、かあちゃんと一緒に行こう」と言うと、末娘は安心した様子でバスから離れる。
「では、娘は乗りません。いってらっしゃ~い!」
と、バスを見送り、いそいそと家に帰って、
「とうちゃーん、学校まで送ってくれない?」
「いいよ」
まだ、出勤の準備はできていないのに、取り急ぎ送ってくれるという。
さすが、ダーリン。
私が、若者とお出かけしたいことがわかってる!
スムーズに車に乗って、学校に着くと、週明けの月曜、1.2時間目、運動会の練習。
体操服姿の子どもたちが、次々とグランドに出ている。
足がすくむ末娘に「大丈夫」と声をかけつつ、教室まで行くと、大好きな担任の先生と出会えた!
いつもなら、末娘の意欲が出てくるのを待って、自然と母を捨てる展開がくるのを待つのだが、
今日は、待ってられない!
先生の話を末娘が聞こうとしているところで、
「先生、あとはお願いしてもいいですか。下校は、バスに乗らず、〇〇くんちに帰ります。」
「じゃあ、もう、かあちゃん、行くからね。」
先生と末娘に、手を振り、夫の車に乗り込み、帰宅し、ギリギリ9時前。若者に「迎えに来て!」とLINEする。
重陽の節句、いのちの洗濯の一日に感謝!
無事、2人で○○○に行くことができた!
引いたおみくじは同じ番号。
帰り際には、アオスジアゲハが3匹、5分以上も私たちの周りを飛び続けて見送ってくれた。(←見出しの写真)
さらに、帰る道中、若者の提案で立ち寄ったカフェが、これまた最幸で、私は、魂の底から、リフレッシュできた思いだった。
ママ友のところに、末娘をお迎えに行くと、子どもたちが集って、機嫌よく自転車で遊んでいた。
ママ友、末娘、みんな、ありがとう!!!
深い感謝のもと、末娘と家路についた。
翌日は末娘、リフレッシュ休暇&学校で絵画制作
しかし、その翌朝、末娘は、どうしても起きられず、登校する元気が出ない様子。
「今日は、おうちで、ゆっくりしたい」
前日は、私の都合で、がんばらせてしまったという思いもあり、この日は、彼女が休んでも対応できる日だったので、素直にお休みすることにする。
マイペースで過ごせて元気が出たのか、放課後、用事で学校に行く私と一緒に、自転車で学校に行くと言い出す末娘。
(私と離れたくない&自転車で遊びたい、からだろう)
で、学校に着くと、私が用事をしている間、末娘は担任の先生に声をかけられ、教室で、お休みした間にみんなが取り組んだ絵画制作に励んでいた。
結局、「これが終わるまで待ってほしい」と末娘に言われ、完成してから、一緒に帰った。
末娘が望んで、意欲的に過ごしたのにもかかわらず、この時間で、彼女は、リフレッシュして貯めた充電をかなり消耗していて、
翌日、私が肝を冷やす事態を引き起こすことになるのだった。
<後編につづく>