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雨の日のランニングを、少しでも快適・安全にするためにできる事

雨の日は走りますか?私は小雨程度なら予定通り走ります。雨ランをより快適・安全するための、少しの準備と工夫をシェアします。

そもそも雨の日に走るのか?

雨だから走らなくてよい」というはとても良い口実です。私も疲れているときには明日の天気予報を(雨であることを祈りつつ)見て「やった雨だ!走らなくていいよね!」と魔が差すことはあります。

ただ実際には、小雨程度ならば通常時のランニングとあまり変わらずできます。晴天時は汗をかく、雨天時は雨に打たれる、帰宅時は程度の差はあれどちらも濡れている、という状態です。

そのため私は、少雨ならば気にせず走る、ということを心がけています。

自分ではコントロールできない天気という要素によって、自分の意思やルーチンが影響受ける、というのも継続や習慣化観点でよくないな、と思うこともあります。

ちなみに雨の日を少し擁護すると、良いことも多少あります…例えば
・道が空いている
・適度な小雨なら、シャワーラン的な気持ちよさがある(夏場)

以下はこれまでの雨ラン歴の中で、より快適・安全に走るために工夫・発見してきた小さなコツです。ご参考下さい。

キャップは大事

雨ランを不快にするのは「体が濡れること」自体ではなく「顔への雨粒」です。走っているときは、目や視覚も多く使いながら安全を確保しようとしているので、目に雨粒があたることは視界を妨げ不安・ストレスにも繋がります。

また目周りの水を拭うために手を使うことも、腕振り・フォーム・リズムが崩れることに繋がってしまいます。

目の周りだけでも濡れてないと、他の場所はビチョビチョでも、不思議とそれなりに快適に過ごせます。

それを避けるために効果的なのがキャップ(帽子)です。キャップは好天時の日射病対策だけではなく、雨天時の目を守る為にも活躍してくれます。

キャップのツバが雨除けのような役割になり、目の周りに雨粒が当たりにくくなります。「ツバが前方向に長いキャップ」を「深めにかぶる」ことが雨除け視点では効果的です。小雨程度ならこれだけで雨がほぼ気にならなくなります。

コメント 2020-06-13 120055

引用:Nike.com

サングラスは不快度を増す

晴天時・曇天時のサングラスは集中力を上げ視界を確保する高い効果があると思います。ただ雨のときは逆効果だと思います。

前述の通り、目の周りの雨を避ける、というのが雨ラン時のポイントです。サングラスをかけると、サングラス表面に雨粒が滞留し、視界がどんどん雨粒で覆われていきます。それにより、路面表面の凹凸や水たまりが見えにくくなり結構なストレスです。サングラスは雨の日は外しましょう。

レインウェアはいらない

走り始めたばかりのころは「雨で走る=濡れてしまう=カッパが必要!」と思い、レインウェアを着て走ったことがあります。

ただ、通気性が下がる為、結局はかなりの汗を内側(体側)からかき、終了時には多量の汗で濡れており、あまり意味がありませんでした(着ても着なくても結局濡れてる)

また単純に重くて走りにくいです。レインウェアは着ずに、いつもどおりの格好で走りましょう。

家を出る前にタオルを玄関に置く

ランニング系のシューズは通気性重視で作られており雨には弱い為、帰宅時には靴下まで濡れることが多いです。その濡れた足でペタペタと家中を歩くと家族からの冷たい視線もあるかもしれません。

出発前にバスマットやタオルを玄関においておきましょう。帰ってすぐに体や足が拭けて、自分自身も快適ですし、家中の床を濡らすこともなく、雨ランへの家族の理解も高まると思います。

また特に秋冬の雨ラン終了時には、体が冷えていることもあるので、シャワーではなくお風呂に入れると体がもとにもどりますし、風邪の予防にもなります。

歩行者への配慮はいつも以上に

歩行者の方々は、雨音で周囲の音が聞こえにくくなっています。その上、傘も指しているので、視覚・聴覚が落ちている状態、と認識しましょう。

後ろから追い抜くときに、普段なら気づきそうな間合いでも、雨の日は全く気づかれずに驚かれたり、歩行者の方がランナーに気づかず追い抜くときにランナー側に寄ってきて当たりそうになったり、という光景はよくあります。

歩行者の方々はランナーに気づいてない、という前提を持って、歩行者といつも以上に十分な距離を持ってすれ違う・追い越す、ということを意識しましょう。

雨ランと瞑想効果

余談ですが、雨の日のランニングは瞑想効果が高いと思います。人が少なく、雨の音に多くの音が上書かれいつもより静かで、自分の足音がより大きく聞こえる。

体が濡れてくると雨自体が気にならなくなり、何も考えてない時間が長くなる感覚があります。そう言えば、雨の音自体も瞑想効果があるときいたことがあります、そんなことを意識して走ってみるのも良いかもしれません。(過去の瞑想記事をご参考までに添付します)

雨の中で走る意味

天気というのは、自分ではどうしようもないけれど、全員に対してフェアな条件です。その中で継続や自分が決めた習慣を続けられるか、というのはその人それぞれ次第だと思います。

ランナーでもある村上春樹さんは以下のように書いてます。

走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはある

雨は走らない為のとてもよい理由になります。

そんな中でも、工夫して意識を強くし継続したり、雨の日ならではの良い点を見つけ出したりすること、には小さくない意味があると思います。

自分ではコントロールできないどうしようもない事があっても、何かをする必要がある時って、ランニング以外でもありますよね。自分自身もまだまだなので、このような発想や考え方がもっと持てるようになりたいと思っています。

雨の日でも走っていれば、晴れの日はもっと走りやすくなるでしょうし、走るのが楽しみにもなるかもしれません。

そんな時の為に、今回の記事がお役に立てれば幸いです。

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