白露は走り出す季節
白露(はくろ)という季節をご存知でしょうか?二十四節気の一つで例年9/7頃から9/21頃を指します。走り始めるのに良い季節です。
白露(はくろ)とは、夜中に大気が冷え、草花や木に朝露が宿りはじめる頃。降りた露は光り、白い粒のように見えます。日中の暑さも和らぎはじめ、だんだんと秋の気配が深まっていきます。
引用:https://www.543life.com/season/hakuro
二十四節気の季節名は、春夏秋冬という日本の季節を更に細かく分け、情景や空気感も含め、みずみずしく豊かに表現している言葉です。
夏至や秋分が有名ですが、それ以外にも20個以上の名前があります。他には霜降(そうこう)や穀雨(こくう)、など。漢字を読むだけでどんな季節かを感覚的にわかりますね。日本の季節の豊さと先人の言葉の表現力を感じます。
さて、この白露はランニングを始めるのに良い季節です。
この時期、8月までの酷暑が和らぎ、朝は涼しさを感じ始めます。そして冬に向かって気温が下っていく、気温の低下が体感にもわかりやすく始まるタイミングです。
絶好の走り始め時
ランニング始める!という方、今を逃してはなりません。
まさに絶好のはじめどき。
ランニングは気温の影響を大きく受けるスポーツです。
そして夏と冬は鬼門です。この季節に「よし始めよう!」と思っても、暑さ・寒さに心を折られます。(この時期は一般ランナーもメンタルきついです)
(夏の気温とランニングへの影響についての過去記事です)
白露の今ごろから少しずつ走り始めれば、これから季節が深まり、秋分(9月下旬)寒露(10月上旬)霜降(10月下旬)と進むにつれ、更に気温は下がりもっと楽に走れるような季節になっていきます。つまり、継続がしやすい季節の進み方が数ヶ月続きます。
まさに追い風がふいているようなものです。季節が味方になってくれれば、自分の走る距離や頻度を定着させ増やしやすくもなります。
少し先の年末年始の寒さは継続の大敵です。寒さはそれだけで、強力な走らない理由になってしまいます。
それまでの走りやすい季節に、うまく習慣として定着させましょう。週1-2回で十分です。無理はしない、けれどコンスタントに続ける。
(走り始め、継続しやすくするための過去記事です)
すでに走っている人も
継続的に走ってきている人なら、白露を過ぎると夏と比較して急に体が軽くなったように感じます。まさに「羽が生えたように」夏とは違う秋冬の走りに変わっていきます。(これは実際皆さん感じられていると思います)
走力が大きく変わってなくても軽く速く長く走れるようになってきます。
夏にしっかり走り込んだ人なら、走力向上と気温低下のダブルの効果で秋から楽に走れる様になってきます。秋レースは夏の走り込みで決まる、とも言われますね。
ランニングのベストシーズン
秋が深まるにつれて、少しさみしい気持ちにもなりますが、走る季節が今年も到来した、とも思えます。
白露(9月上旬)から小雪(11月下旬)までの3ヶ月が、ランニングが最もしやすい季節だと思います。特に朝が良いですね。
木々の葉が緑から紅色に変わる時期でもあり、外を走ることで季節の移り変わりも感じやすく、それも楽しみや走るきっかけを与えてくれます。
3ヶ月間たのしみましょう。
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