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雑感105 きっかけ
最後の洗濯物を干して晴れた空を見上げたら、洗濯槽を掃除したくなった。わたしは不精なので、前回いつ掃除したのか覚えていない。洗面台の下の棚を探す。確か、ずいぶん前に買った洗濯槽クリーナーがあるはずなのだ。
知人が良いと勧めていたクリーナーが、ひとつだけ残っていた。粉末のクリーナーを洗濯機に放り込む。水を張って、ぐるぐる回すこと15分。液体のクリーナーを追加して5分。洗濯機が動けば十分なのに、なぜか見守ってしまう。終了の音が鳴り終わる前に、蓋を開ける。
「わぁ」
つい、声が出てしまった。洗濯機の汚れが浮いているだけなのに、「よくぞやってくれた」と思うのはなぜだろう。洗濯機としては、普段の仕事ぶりを褒めてくれる方がいいんじゃないか。しかし、普通の仕事よりも、珍しい動きの方が、人は見るもんなのである。悲しいことに。
後は、標準コースで槽を洗うだけだ。ピッとボタンを押して設定すれば終了である。ついでに、食洗機のクリーナーも出してきて洗浄する。
次回の洗浄は、未定のままだ。本当は4カ月ごとにするといいらしいのだが、たぶん忘れているだろう。そして、また何かの拍子に思い出すのだ。天気がよかったとか、靴下が片方無いとか、小さなきっかけで。
(備忘録)使ったのは、こちら。