秋にオススメのしい茸料理3選
秋もすっかり深まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
秋に旬を迎える食材はたくさんありますが、しい茸も秋に旬を迎えます。今回は今が旬のしい茸のオススメ料理をご紹介させていただきたいと思います。
■秋のしい茸『秋子(あきこ)』は香りが良いのが特徴!
現在市場では、菌床しい茸が主流になっているため、年中しい茸を食べることができます。しかし、もともと食材には旬があり、しい茸は本来秋と春が旬です。仲しい茸園では原木栽培にこだわりしい茸栽培をしており、自然に近い形で栽培していますので、秋と春に旬があります。
旬のしい茸は、発生する時期により呼ばれ方が異なります。十月から十二月にかけて発生する秋のしい茸は『秋子(あきこ)』と呼ばれ、香りが良いのが特徴です。また、二月から四月にかけて発生する春のしい茸は『春子(はるこ)』とよばれ、肉厚なのが特徴です。その他、旬の時期から外れますが一月に発生するしい茸は『寒子(かんこ)』と呼ばれ、旬の時期ではありませんが寒い中育ちますので身が引き締まっています。
今回は、今旬を迎えている香りの良い『秋子』を食べるのにオススメレシピをご紹介します!
■定番しい茸の肉詰め
「仲さんのところのしい茸の香りを受け止められるのは肉汁くらいだよ」こんなお褒めの言葉をお取り先のフレンチレストランのシェフに言っていただいたこともありますが、秋の香りの良いしい茸を活かすには、やっぱりお肉が合っていると思います。
もっともお手軽に楽しめる食べ方では、やっぱり定番のしい茸の肉詰めです。ジュワーっとしみ出た肉汁をしい茸が受け止めてくれて、食欲をそそる香りと旨さが口中に広がります。肉詰めはいつでも美味しいのですが、秋子の初物でつくるものは何とも言えない味わいがあります。
【材料】
・生しい茸……6個
・合い挽きミンチ……200g
・玉ねぎ……1/4個
・片栗粉……大さじ1杯
・すりおろしたショウガ……大さじ1杯
・醤油……小さじ1杯
・塩……少々
・コショウ……少々
【作り方】二~三人前
一.しい茸(6個)は軸を取り、片栗粉をまぶしておきます。
二.玉ねぎ1/4をみじん切りにしておきます。
三.ボールに、合い挽ミンチ200g、片栗粉大さじ1、すりおろしたショウガ大さじ1、醤油小さじ1、塩・コショウ少々を加え、粘り気が出るまでよくこねます。その後二を加え均等に混ぜ合わせます。
四.一で準備しておいたしい茸に三の挽き肉を隙間なく乗せます。
五.フライパンにサラダ油少量を中火で熱し、四の肉の面を下にして入れる。肉に焼き色がついたら裏返し、水大さじ1/2を加えて蓋をし、弱火で約5分蒸し焼きにしたらできあがりです。
■しい茸の香りのサラダ
香りの良いしい茸は、サラダとの相性も抜群です。香ばしくフライパンでグリルしたてのしい茸はお肉にも負けない存在感!秋にはルッコヤホウレン草、春菊といった苦みのあるお野菜も旬を迎えますので、一緒にたべるとしい茸の香りも食感を楽しめます。
味付けは、岩塩とオリーブオイルのみ。お好みでレモンをギューッ!としぼっても良いでしょう。写真はルッコラとサラダホウレン草ですが、春菊もサラダにオススメの野菜で、生のままがオススメです。
【材料】
・生しい茸……2個
・ルッコラ……2~3株
・サラダホウレン草……2~3株
・レモン……1/2個
・Exヴァージンオリーブオイル……大さじ1杯
・岩塩……少々
【作り方】
一.しい茸は石づきを取り除き、フライパンで香りが立ってくるまでグリルしておきます。
二.ルッコラとホウレン草は食べやすいサイズに手でちぎっておきます。
三.お皿にルッコラとホウレン草を盛りつけ、一でグリルしておいたしい茸を乗せます。
四.その後、オリーブオイルを回しかけ、岩塩を適量振りかけたら出来上がりです。お好みでレモンを絞ってお召し上がりください。
■秋の味覚たっぷりしい茸キッシュ
秋と言えば、旬の食べ物が沢山ありますが、中でもサーモンとサツマイモは秋を感じさせてくれる食材ですよね。しい茸とサーモン、サツマイモという秋の食材最強タッグをたっぷり詰め込んだキッシュを頬張れば、口中に秋が広がって幸せな気持ちになります。我が家の子供たちにも大人気のメニューです。しい茸嫌いの三男のノブも大好きです。
【材料】
・生しい茸……1個
・スモークサーモン……3~4枚
・サツマイモ……1/2個(小さめなら1個)
・玉ねぎ……1/2個(小さめなら1個)
・パイシート2枚
・生クリーム……100ml
・卵……1個
・とろけるチーズ……50g+10g(トッピング用)
・Exヴァージンオリーブオイル……大さじ1杯
・塩……少々
・ブラックペッパー……少々
【作り方】
一.深めのお皿またはケーキ型に油を塗り、薄く広げたパイシートを敷いておきます。
二.しい茸は石づきを落として、薄切りに。玉ねぎはスライスしておきます。サツマイモは輪切りにして下茹でしておきます。
三.フライパンにオリーブオイルを敷き、強火でタマネギと生しい茸を別々に炒めておきます。この時しい茸には塩コショウで軽く味付けしておきます。
四.ボールに卵1個と生クリームとチーズを混ぜ合わせます。
五.パイシートを敷いておいたお皿(ケーキ型)に、下からサツマイモ、スモークサーモン、しい茸、玉ねぎの順で具を乗せ、四で準備しておいた液体を回し入れます。
六.最後にトッピング用チーズをまぶしてオーブンで200℃10~15分焼きます。焼き色がついたら完成です。
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