日々の生活の中の季節
十年ぶりに、こいのぼりと五月人形を出しました。
「やっぱりええねぇ」
と、りんまま。季節のものを季節の時に楽しむというのは、何にも代えがたい贅沢な時間を感じますね。
コロナ禍で、通常の生活が出来なくなって久しいですが、その分家族との時間は増えたように感じます。その分今年は、蔵でほこりを被っていたこいのぼり達を出してみようということになりました。十年前は、マモちゃんと二人でこいのぼりをあげましたが、今回は子供たちが手伝ってくれました。約一名は柱に座って遊んでいましたが(笑)。
十年前はこいのぼりを出すのって大変だなぁと思っていましたが、今回は子供たちが手伝ってくれたのであっという間に出すことができました。
客間には五月人形を飾りました。久しぶりに出したので、金具や屏風が汚れてしまっていましたが、子供たちが汚れをきれいに磨いてくれました。ついこの前まで、こいのぼりをあげていても五月人形を出していても、退屈してどこかに行ってしまっていたのに、頼もしくなったなぁと実感です。
綺麗に飾った五月人形の前で、照月堂さんの柏餅をみんなでいただきました。すると、
「♪はしらの傷はおととしの~、五月五日のせいくらべ~。ち~ま~きたべた~べ…♪」
せいくらべを長男が歌ってくれました。昔、覚えさせられたと笑って言っていましたが、覚えてくれていることが嬉しいですし、こうした季節を楽しむ時間が、人生においてかけがえのない大切な時間で記憶になっていくんだなって、感じました。
ちょっと手間を加えることで、日々の生活って鮮やかになるものですね!