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2020年 63冊目『将の器 参謀の器』


20年前の本です。
今読んでも学びの多い本でした。


トップリーダ(将)とブレーン(参謀)にとって

先見力
情報力
判断力
決断力
行動力
そして、体力

が必須の要件。

そして、この6要素をいかんなく発揮するには
グローカリゼーション(グローバルなものの見方+ローカルに生きる)が
必要。

また仕事はすべからく

1情報を集める
2集めた情報を分析する
3問題点について考え、解決のための選択肢を用意する
4それを1つ選ぶ
5実行する
6結果が悪ければ別の選択肢を選ぶ
この中で、将の役割は4(決断)で、参謀は1~3。

誰でもこの1~6の仕事の手順をしているのだから、それをきちんと突き詰めれば、将、参謀の役割になれるというのがこの本のメインメッセージ。

誰でもなれるといわれると元気が出ますよね。
ちなみに私がいつも唱えているG-POPの
最初のP(Pre)が1~4、Onが5~6にあたります。

G-POP はG(Goal)とPost(振返り)でこの1~6をサンドイッチしていることになりますね。

将としては徳川家康、参謀としては豊臣秀吉を中心に取り上げています。
それぞれの逸話も秀逸です。

例えば、家康は、どのような人間にも必ず見どころがあると思っていたそうで、考える部下に育てるリーダシップが優れていたようです。

秀吉は、相手の潜在能力を見つけ、動機づけがうまかったようです。
さらに難題への対処が秀逸だったのです。

これって、今のビジネスで充分必要ですよね。
そんな本です。

もし参謀の方を極めたい場合は、BCGの杉田さんの本「プロフェッショナル経営参謀」が詳しいです。

別途書評書いているので読んでください。

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