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2016年 82冊目『芸人最強国ニッポン』
東大大学院の社会学者太田省一さんの本です。
タイトルに興味があり、手に取りました。
想像以上にキチンとした本でした。
本の流れは、序章で、芸人がお笑い以外の分野に広く進出している現状を概観し、1章で芸人万能社会とは何かを示し、2章、3章では、その歴史的経緯を60年代からたどり、4章は、更に大きな観点から戦後やテレビの影響を掘り下げます。
そして、5章では、コミュ力や空気読みが重要な現代で、今後芸人万能がどうなるかを論じています。
芸人は様々な異分野で活躍していますよね。
作家:芥川賞のピース又吉
音楽:パーフェクトヒューマンのオリエンタルラジオ
司会者:極楽の加藤、ホンジャマカの恵、バナナマンの設楽、くりーむの上田
俳優:下町ロケットの立川談春、ホンジャマカの恵、今田耕司。他にもネプチューンの原田泰造、カンニング竹山、ドランク塚地、チュートの徳井、友近など
お笑い好きの私にとっては、とても興味深い本でした。
ほとんど知っている話でしたが、頭が整理整頓されました。
▼前回のブックレビューです。
▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。