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2016年 8冊目『羊男のクリスマス』

村上春樹さんの文と佐々木マキさんの挿絵という
ユニークな本(絵本)です。

なぜか羊の着ぐるみを年中着て過ごしている人たちがいます。
彼らは羊男と呼ばれています。

主人公の羊男は、毎年恒例の羊男の聖人を祝う
クリスマスの音楽の作曲を依頼されます。

数ヶ月前に依頼された主人公は、検討期間もあるので快諾します。

ところが、クリスマス直前になっても、アイデアが浮かびません。

これは、羊男の聖人の呪いだというのです。

聖人が亡くなったのは、大きな穴に落ちたからでした。

それから命日に穴の空いた食べ物を食べた羊男には、
その呪いがかかるのです。

主人公の羊男はドーナツが大好きで、毎日食べています。
しかも、その呪いを知りませんでした。
当然、その呪いにかかっていたわけです。

呪いを解くには、同じ日の同じ時間に聖人が落ちた穴の
100分の1のサイズ(落ちたのは200mの深さなので2m)に
落ちなければなりません。

実行したところ、穴はどこかにつながっており、
羊男の冒険が始まります。

色々な出会いがあり、最後はハッピーエンドになる楽しいお話でした。

気分転換に良かったです。
初版は1989年。
私の手元にあるのは、2015年9月の47刷です。

お勧めです。

▼前回のブックレビューです。

▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。

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