2024年 8冊目『降伏論』
降伏論、❝幸福❞ではなく❝降伏❞です。
UNIPOSの代表の松島さんから勧められて手に取りました。
もう既に何人もに紹介して、皆が読んで良かったと言っています。
❝降伏❞とは、「できない自分」を受入れる。こと。
うまくいかない。結果が出ない。ついてない。
これらはすべてあなたの意思決定の結果。
心が抵抗する先に金脈がある
成功したければあきらめろ
こんな言葉が本の表紙に並びます。
信頼する人に勧められなかったら手に取らないです。
UNIPOSの代表の松島さんはたくさん本を読む人で、
過去何度か、この本面白かったですねと情報交換しているのです。
今回も読んで正解でした。
著者の高森勇旗さんは、元プロ野球選手。
結果が出ないのでタイミングや運の問題だと考えていました。
自分には可能性があり将来は明るいと信じていました。
思っているだけではなく、練習も必死に取り組んでいたのです。
成功するために週6で過酷なトレーニングに取り組んでいたのです。
しかし、6年間で首に。
試合で通算ヒット1本。
これ以上できないくらい一生懸命やったのに報われなかった。
しかし、高森さんは言います。
この考えは、「どうすれば結果を出すことができる」を
諦めた者の思考回路だというのです。
各章は
1 いますぐやる
2 考えずにやる
3 具体的にやる
4 価値の本質に気づく
5 言葉を変える
6 相手を勝たせる
7 自分を働かせる
8 自分の在り方を決める
9 自分の状態を高める
このタイトルを読んで、わかるわかると思った人は、降伏していない。
高森さんは、プロ野球時代600万円弱の年収だった。
プロ野球選手としては最低クラスの年収だった。
数千万円の人になろうと思い、そのようなビジネスパーソンに
話を聞きに行った。
そして、その話を自分なりに「解釈」しようとした。
たとえば、金持ちは電車に乗らないので、車で移動するようにしたらよい。
この言葉を聞くと
「でも、お金が無い」
「でも、成功した人が全員そうしているわけではない」
これらは全て、プロ野球選手として成功しなかった人の頭で
判断している内容。
いますぐやる
考えずにやる
具体的にやる
もしない
そして、何も変わらない
自分で解釈したらその逆をすると良いとアドバイスする
高森さんは、「どんな本を読んだらいいですか?」には
必ず、カーネギーの人を動かすを3回読んだら人生変わります。
と答えるらしい。
本を購入する人が20%
次回、読みましたと回答する人が3%。
この本の中で名前を覚えるというパートがあるけれど、
名前で呼んだ人は誰もいない。
まず、ほめるというパートがあるが、まずほめてきた人もいない。
学んでも行動をしなければ、時間の無駄。
2章の終わりにこの章のまとめが書いている
・自分のこれまでの意思決定をポンコツであったと認める
・新しい事を始める時に「でも」という言葉を使わない
・「でも」が頭の中に浮かんだら、即座に違う言葉で打ち消す
・「やりたくない」と思ったら逆張りをする。
それが従来の思考の外側につながる
・誰かの真似をする時は、その人のすべてを真似る。
「いいところ取り」はしない
・やると決めたら、「できるところから」ではなく、
「端から端まで」すべてやる
→最後の2つは、TTP(徹底的にパクる」で大事なのはTTという話と同じ
3章の頭にはドラッカーの言葉がある
・成果、すなわち仕事からのアウトプットを中心に考えなければならない
技能や知識など仕事へのインプットからスタートしてはいけない
それら(技能、情報、知識)が道具にすぎない
この本、かなり良いですね。
▼前回のブックレビューです。
▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。