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2023年 61冊目『孤闘 三浦瑠麗裁判1345日』
テレビ朝日の社員で元アナウンサーの西脇亨輔さんが、三浦瑠麗さんのツイートに対して訴訟を起こして勝った話です。
西脇さんは、朝まで生テレビのMCをしていた村上祐子記者と同じ会社に勤めていて、結婚していた。
2人は、別居し、離婚調停をしていて、離婚訴訟をしていた。
それは、公になっておらず、限られた人しか知らなかった。
ところが、ある日、三浦瑠麗さんが、以下のツイートをした
2019年4月23日
そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とする方が間違い。
新しいパートナーと再スタートを切り子供を作ることさえ、離婚しにくい日本では難しい。
これは本来多くの人が抱える問題のはずなのに。村上祐子さんを朝まで生テレビから降ろすべきではない。
この公式アカウントの発言により、筆者の西脇さんの生活は一変した。
三浦瑠麗さんはテレビ朝日の朝まで生テレビの看板参加者だった。
彼女を訴訟することは、会社員である西脇さんにとっていろいろな障害があった。
しかし、彼は訴訟を行った。
自分の存在を守るために、自分が壊れないためには、これしかなかったようだ。
アナウンサーから法務部に異動になっていた西脇さんは、元法学部で弁護士資格も持っていた。
自分で自分を弁護するという方法を選んだ。
相手は超大物弁護士を使ってきた。
そして、1345日を戦って、西脇さんは勝った。
しかし、勝って得たのは30万円と4年間の利息5万円超。
失ったものも多かった。
しかし、西脇さんは、これをしていなければ自分が崩壊していたかもしれない。
西脇さんの記述を読むと、三浦さんたちには勝ち目はなかった。
控訴後も新しい事実はなかった。
▼前回のブックレビューです。