農の考察#1 ナスは思っていたよりも寒さに強いのかもしれない。

最強寒波がやってきた

2023年1月の後半に10年に1度の寒波がやってきた。最低気温はマイナス5度の予報だ。昨年の12月後半に一度大雪があったが、比較的温暖な気候が続いてきた中での予報であった。私は最悪ハウスのナスが全滅するのを覚悟した。

ハウスの状況

ハウスには早出しを狙ったナスとパプリカが植わっている。昨年から育苗し、年末から年始に定植したものだ。早出しには当然冬越しのリスクを負うことになる。マイナス2~3度は想定していたが、マイナス5度というのは想定外だった。ナスとパプリカは夏野菜で寒さには弱いイメージだが、ハウスで保温すれば冬越しできて早出しができるのではとの考えで今年は昨年よりも早く育苗と定植をしていた。それにしてもマイナス5度予報には絶望した。

寒さ対策

絶望したが、転ぶにしてもやれることはやって可能性に賭けることにした。できることは限られる。ウチのハウスには暖房設備なんてたいそうなものはないので、ひたすらトンネルビニールを重ねることにした。これで枯れたらまあ仕方がない。実際にはハウスのビニール1枚にトンネルビニール4枚の系枚重ねて寒さ対策とした。

結果は…

結果としては最強寒波をやり過ごすことができた。本当に良かった。ほっとした。実際の気温はマイナス4.6度まで下がったようだが、様子を見るとマイナス5度まで下がっても大丈夫かもと思ったり。ビニールトンネル偉大ですね。対して保温できないでしょと舐めてました。気温が低下しても霜に当たらなければ結構耐えられるのかもしれないね。

反省点というか

ビニールトンネルを寒波が過ぎるまで3日程掛けっぱなしにしていたのですが、トンネル内で湿度が上昇して葉がカビてしまい、軸が折れてしまったものがありました。トンネルをかけるときは昼間剥がして換気と植物体を乾かす必要がありますね。

今回の寒波での経験から

今回の寒波の経験から、冬越しの自信を得られました。これで早出しの成功率が上がると思います。あと種まきと定植のタイミングなども修正できるので良いチャレンジになりました。

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