栽培小説なかの

石川県で農業しています。 野菜栽培の様子をでお届けします。 基本ワンオペ農業。 youtube https://youtube.com/@saibaishosetsuNakano

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  • 栽培小説

    栽培小説なかのは、石川県で農業をしているなかのが日々の作業や野菜の様子を綴るvlogです。

  • 農の考察

    日々の農業において感じること、気づきについて考えます。

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栽培小説 #56 ジャガイモの準備と植え付け

直播したカボチャが発芽してほっと一安心ですね。トウモロコシはいつも通り定植しました。 種イモを用意してジャガイモを植え付けました。品種はキタアカリ、メークイン、サッシーを選択。特にサッシーはポテトチップスにすると美味しいとあったので、思わず衝動買いしてしまいました。

    • 農の考察 #11 緑肥後トウモロコシ栽培の施肥量と施肥方法

      ここ最近の不耕起と緑肥についての論文を見てみようと思い、google scholarで「no till cover crops」と検索して2023年以降の論文を抽出してみると3000件超の論文が出ていることが分かった。単純計算で一月1000件も論文が提出されてこの分野はそれなりに熱いのかなと感じた。月1000件という数字が多いのか少ないのかわからないのだけれど。 最近話題のAIに関するキーワード「deep learning」で2023年以降の論文を検索してみると17000件超

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        栽培小説 #55

        ハウスの補修と苗の定植

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          栽培小説 #53 菌ちゃん農法お試し畝立て完了!

          菌ちゃん農法では高畝にするのですが、一人でやるには重労働でした。一度立てたらあとはそのままなのでそこは良いところ。 無肥料で野菜を栽培することはできるのでしょうか。

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        • 栽培小説
          5本
        • 農の考察
          11本

        記事

          農の考察 #10 セルロースの存在がリグニン分解を促進させる

          おがくずの利用について理解を深めたいと思い、「森林生態系の落葉分解と腐植形成」を読んでいた。その中で「セルロースがリグニンの分解を促進する。」との記述があった。セルロースがリグニン分解性菌類の炭素源となるそうだ。比較的分解の容易なセルロースを先に分解して糖を得ながら菌糸を伸ばして、リグニンの分解酵素を作り出すんだなと想像してみる。 おがくずを利用するにあたって、初期のおがくずにはもちろんセルロースも含まれているが、前半の段階で分解されおがくず中の含有量は減少していく。私がも

          農の考察 #10 セルロースの存在がリグニン分解を促進させる

          農の考察 #9 菌ちゃん農法は高炭素の有機物分解を促す環境づくりをしている

          木質(リグニン)の分解木質を分解・利用するのは腐朽菌と呼ばれる仲間の微生物だ。木質の成分はリグニンと呼ばれる硬いもので、これを分解するのはなかなか大変なこと。リグニンの分解には微生物の機能的な概念に基づいて白色腐朽、褐色腐朽、軟腐朽とに分けられる。菌ちゃん農法における糸状菌とは白色腐朽菌が作用して分解する白色腐朽だと思われるので、以降は白色腐朽についてみていくものとする。 菌ちゃん農法の畝づくりセルロースを分解する微生物は多く、好気的にも嫌気的にも分解される。しかし白色腐朽

          農の考察 #9 菌ちゃん農法は高炭素の有機物分解を促す環境づくりをしている

          農の考察 #8 おがくず敷料を利用する

          利用可能な有機質資源農業を始めてから有機物を畑に投入したいということで、身近に手に入る有機物資源を探していました。そして地元で量的にも、運搬の面でも使えそうな有機物がいくつかあることがわかりました。それは米ぬか、もみ殻、馬の飼育に使われた敷料でした。この三つが身近に手に入るのは結構恵まれた環境だと思います。 おがくずを使いこなしたいこの中で現在使っているのは、米ぬかと馬の敷料です。もみ殻は農協に一言言えば貰えると思うのですが、馬の敷料のほうがより簡単にゲットできるのでこちら

          農の考察 #8 おがくず敷料を利用する

          農の考察#7 不耕起栽培で緑肥を利用する際には上手に枯らせるかがカギとなる

          緑肥とは、土壌の改良や肥料の代用として栽培される植物のことです。緑肥作物は、土壌に有機物や窒素などの養分を供給し、微生物の活動を促進し、土づくりに役立ちます。また、緑肥作物は、雑草の抑制や害虫・病気の予防などの効果もあります。 不耕起栽培での緑肥処理の問題そんないいことづくめの緑肥ですが、不耕起栽培においては耕耘することができないので、どうやって緑肥を処理するのかが問題となってきます。処理せずにそのまま緑肥を生やしていると収穫したい野菜と光や肥料成分の奪い合いになって野菜が

          農の考察#7 不耕起栽培で緑肥を利用する際には上手に枯らせるかがカギとなる

          農の考察#6 ヘアリーベッチはどれだけの窒素を供給するのか

          ヘアリーベッチとはヘアリーベッチとは代表的なマメ科緑肥の一つであり、大気中の窒素を固定して作物に可給態窒素を供給する。供給するといってもどれだけの窒素成分量に相当するのかいまいちわかってなかったので、調べてみることにしました。 過去の論文ではNitrogen from Legume Cover Crops for No-Tillage Corn 少し古いですが、1984年の論文では、不耕起栽培のトウモロコシ栽培において90~100kg/haの窒素に相当する窒素を供給すると

          農の考察#6 ヘアリーベッチはどれだけの窒素を供給するのか

          農家のオフシーズンは散財に注意!

          農家のオフシーズンはいつ?私の住んでいる石川県は日本海側にあり、冬になると雪が降るので気温はもちろんですが、天気も悪く、ほぼ雪か雨、曇りで晴れる日が圧倒的に減少します。太平洋側では冬時期は日本海側で水分を落とした乾いた空気が移動して天気がいいと思いますが、とても羨ましい限りです。 就農したてのときは太平洋側のように冬時期も何か出荷できるよういろい試しましたが、何せ太陽が出ないのでうまくいかないなと感じていました。現在はないものねだりしてもしょうがないので、冬は割り切って土づく

          農家のオフシーズンは散財に注意!

          農の考察 #5 農業における微生物

          農業における微生物の位置農業において、微生物はどのような位置にあるのか。一般的には食品の微生物で腐敗菌や食中毒を起こす微生物を思い浮かべるかもしれないが、農業においても微生物は良い方にも悪い方にも大きく関わっている。良い悪いと言っても微生物は一生懸命生きているだけなのだけどね。 悪い方から言うと人間に対して病気を引き起こす菌がいるように、植物に対しても病気を引き起こすものがいる。うどんこ病やナス科で見られる青枯病などがある。私もトマトを栽培していて青枯病になる畑があり、非常に

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          栽培小説 #52 トウモロコシとズッキーニの定植、菌ちゃん農法お試し畝立て

          畑の準備もでき、苗を定植していきました。 菌ちゃん農法が気になるので、自分でもお試しで無肥料・無農薬でやってみようかと思い、畝を立て始めました。敷料を敷いてたところを掘ってみると糸状菌の菌糸が出てきた。

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          農の考察 #4 菌ちゃん農法が気になる

          肥料代が高騰している現在世界情勢が不安定なこともあり、肥料代が以前よりも高騰している。ものによっては2倍近いものもあり、これまでと同じような肥料の使い方を見直す必要があると考えている農家が多いと思います。見直さないとやっていけない人も結構いて、離農する人もいるでしょう。 そんな中で私は身近に手に入る米ぬかや馬の敷料を活用できないか、また不耕起栽培と緑肥の利用で畑づくりを試したりしています。究極、肥料も何も入れることなく野菜が作れるのが最強だと思うので、そこへ向かっていろいろや

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          農の考察 #3 不耕起について

          不耕起を試している試験的に不耕起栽培を始めて今年でおそらく4年目に突入する。不耕起の畑では将来的に化学肥料なしで納得できるトウモロコシを収穫するのを目標として試行錯誤している。 初めの1~2年はただトラクターで耕耘しないだけでとりあえずトウモロコシの苗を植えたが、草の処理が追いつかずに上手くいかなかったような気がする。ココらへんの記憶はもうおぼろげである。  その後は草をどう抑えるかと水やりが追いつかないことが課題となり、打開策を求めてネットの海を彷徨っていた。 するとアメリ

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          栽培小説 #51 人力マルチャーでマルチ張りしました。

          トラクターで耕耘してたら潅水チューブを取り付けるパイプに接触して割れてしまいました。その修復と潅水チューブの設置、マルチ張りをしてトウモロコシとズッキーニを植え付ける準備が完了しました!

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          農の考察 #2 農業はテーマを持って

          はじめに私は農業をしていますが、農業の仕事は同じ作業を続けることもあり、飽き性な私としてはしんどいと感じることもあります。そんな自分が毎年飽きずに仕事をするために考えていることをお話ししようと思います。 なぜ飽きるのか過去の自分がなぜ飽きるのかを考えてみると、農業を始めたての頃は農業、あるいは特定の野菜の栽培を漠然と捉えていて、父に言われた作業をこなしていく形をとっていました。 つまり、遠くから木を見ていて、細部の成長の変化に気づかない状態でした。実際には日々少しずつ成長し

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