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質・量共にうんこをしながら読むのに最適な文章を目指しています。 コーヒーと羊羹はとても合います。
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声が届かなければ滑ることさえ出来ない

去年のことだ。妹の家に遊びに行った時、妹の旦那さんがテーブルの上に置かれた書類をひっくり返しながら眼鏡を必死に探していた。
旦那さんからは死角になっちゃったのかもしれないけど、眼鏡は旦那さんのすぐ目の前にあって。「そこにあるじゃん」と声を掛けても、焦っていたのかなかなか見つけられない。

妹が痺れを切らして「あるじゃん!コレ!ほら!」と素早く眼鏡を掴み上げて旦那さんに渡した瞬間、ある強烈な欲求がわ

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将来の夢を書いたら親を呼ばれた話

中2か中3の時、担任からクラス全員に将来の夢を書くミッションが与えられた。
書いて提出した結果、親を呼ばれた。

内容としては

高級な飲食店で知り合った老いた文豪と結婚して、早々に文豪のオッサンのおっさんが死んだあとはオッサンの郷里にある日本庭園のある大きな平屋で養子と暮らす。

という、厨二病的専業主婦願望である。

ところが後日である。
まさかの、父親が担任を家に呼び出した。

ちなみにここ

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あんまり怒らないでほしい2

見ず知らずの人に怒られがちな話、ふたつめ。

とある12月、千代田線に乗っていたらピンクのワンピースに女優帽的なお帽子にサングラスに素足にサンダルの女性が乗ってきた。
見るからに怪しい。
でも、割と空いてたので今なら怪しいさんも座席選び放題チャンスだよ。

知ってたよ、こうやってわたしの前に立つんだよね。

わたしを凝視する怪しいさん、なんか口元が動いてるからウォークマンをそっと止めてみた。
「…

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あんまり怒らないでほしい

時々知らない人に怒られる。特に電車の中で怒られがちである。
大学生の頃、ダメージ加工の施されたデニムを履いて電車に乗ってた。
シートに座り、一緒にいた友人Aと(たぶん)誰かの悪口を言ってたら「ネェチャン」と言う声が聞こえる。

田舎電車で空いてるとはいえ、ネェチャンに該当しそうな人類は複数名同じ空間にいるのでおそらく誰もが聞こえてきたネェチャンを気にも留めなかっただろう。
もちろんわたしもだ。

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