メトロイド ドレッド
○難易度
高ぇ……
アクションが得意とは言えないおれには、高ぇ……
ただ、やられたとしても再開地点が直前になるのでやり直しやすい。
○E.M.M.I.
まさに脅威(DREAD)。
絶対に倒せないものから追われる恐怖。
クロークで隠れてもしつこいくらいにこちらの位置を確認してくる。早くどっか行けと何度も何度も思わされた。怖い。
○ストレスからの解放
アイテムを入手して探索エリアが格段に広がるとき。
破壊不可能のエミーを倒せる瞬間が訪れたとき。
行き方のわからない通路に行く方法が分かったとき。
これが某桜井氏の言っていた「ストレスからの解放」というやつか……。
新アイテム入手するとすぐにチュートリアル的な地形に出会えるのはこれまでのメトロイドシリーズを踏襲していて、それを使って次の目標地点に行けるのであまり迷わずに済んだ。
○アクション
サムスの挙動が一つ一つかっこいい。
ボスでカウンター決めたときのグラブシーケンスなんて映画を見ているかのよう。
クレイド戦冒頭での「なんだお前か」感のあるビーム射出シーンも結構すきだ。
また、歩き方等に女性らしさを感じる気もして、シリーズのファンとしては嬉しい。
○操作性
ボスバトルで時々入るQTEが決まると爽快感満点。
後半になって一度に幾つものボタンを操作しないとならないのはキツめ。
フリーエイムでミサイル撃つだけで3つ同時押し。
今作で最初に手に入るアイテムは丸まりではないのだが、スライディングが最初からできるため違和感はなかった。
ただ、「おれはいつ丸まれるようになるんだ?」という謎の感覚がしばらく付きまとった。
サムスかおれは。
○ローディング
エリア移動の際、マップの読み込みなのかローディング時間が入るが、長めかなと思った。
ひと休憩。
力の入ってしまっている手を休める瞬間。
○BGM
耳に残る(キャッチーな?)曲ではなかったかもしれない。けれど、耐久性があるってことだろうな。
イベントシーンで一度流れるサムスアランのテーマは鳥肌ものだった。
エミーゾーンの寒々しい曲は怖かった。曲が、というよりはエミーが、なんだろうなこれ。
※以下、ストーリーの核心に触れる記述あり。
未クリアの方は見ない方が良いかも。
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○ストーリー
サムスがメトロイドになってしまった。
メトロイドの主人公は、メトロイドではない。
ゼルダの伝説の主人公は、ゼルダではない。
なんてネタにされがちだった彼女は、もういない。
メトロイドの主人公は、メトロイドなのだ。
「最強の戦士」という意味であるのがまたかっこいい。
ずいぶん昔にメトロイドの漫画を読んだことがあって、そこでは「幼少期にスペースパイレーツにコロニーを襲撃されたところを鳥人属に助けられ、孤児となったサムスは、惑星ゼーベスの環境に適応できるようになるために鳥人属のDNAを移植された」とされていた。
今作の話と併せると、それはレイヴンビークのものだったのか……?何となく穏和そうな鳥人属(ソウハ族)をイメージしていたんだけど違ったのか。サムスの戦闘センスを考えれば、マオキン族のDNAだとしてもおかしくないよなあ(ビークの「我が娘」って台詞、ゾワッとしたなあ)。
ビークとの会話における回想シーンからするとサムスは「幼少期」って感じでもなさそうな……?一度しか見ていないムービーだから、そうでもなかったか?それとも、移植は二度行われた?(どちらの民族のDNAも移植されてる?)
漫画版との整合性まではちょっと、ということなのか。
○スターシップ到達
メトロイド化してしまったため、シップに触れたらそのエネルギーを吸い取ってしまう。操縦できない……
と、Xに寄生されて死んだと思っていたクワイエットローブが現れる。やられてしまうのか、やってしまうのか──と思っていたら、彼(?)は一礼してXの姿となり、サムスに吸収される。そしてパワードスーツが初期化される。
これ、どういうことなんだろう?
Xはメトロイドを絶滅させたいため、少しでもサムスのメトロイド成分(何それ)を薄めようと吸収されたのか……とか、そういうこと?脱出ミッション中にどれだけXを吸収しても何も変化が起こらなかったのに、最後だけ、なぜ。
もしくは、ソウハ族のメトロイドを制御する力までもコピーしたXを吸収したから?
うーん、謎。
○アダム
どこからビークのなりすましだったんだろうか。
最初からではない……と思いたい。
ビーク戦直前の通信。急速に高まる違和感。
アダムが、自分だけに従っていればいいなんて言うか……?
「異論は認めない」
のところで
「誰だお前!
アダムなら『異論はないな、レディー』だろう!?」
と口をついて出たなあ。
いいゲームだった。
2Dメトロイドの全力を見た。
See you next mission!