「書くとき」の3つの問い【セミナーづくり裏側記録③】
今週末、「読まれるnoteのつくり方」というテーマでオンラインセミナーを開く。
セミナーづくりの裏側で、私がどんなことをしているか?どんなことを考えているのか?のリアルを知ってもらいたいなと思い、「セミナーづくり裏側記録」をシリーズ化している。
セミナーに参加してもしなくても面白いと思ってもらえるコンテンツになっているので、是非バンクナンバーも合わせて読んでみてほしい。
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ちなみに、1記事目の「どうせ書くなら読まれたいじゃん?」が、note公式(?)の「#編集 #ライター 記事まとめ」というマガジンに追加されたようで・・・!
このおかげか、昨日からスキ・フォローの通知がドカドカくるように。昨日から今日にかけて、iPhoneの通知は8割がnoteからの通知だ。(ありがたい)
普段私のnoteを読んでくれている友人からも、こんな連絡が。
ちなみにこのマガジン経由で私のことを知ってくれた方もいると思うのだけれど、私は編集者でもなくライターでもなく、ちょっとnoteの発信を頑張っているただの個人事業主なので、「書くこと」それ自体のプロではない。
ただ、「書くこと」から仕事をつくり生計を立てているという点では、文章を仕事にしている、とも言えるかもしれない。普段はこの視点から発信をしているので、良かったらこの機会に今後も投稿を楽しみにしてもらえると嬉しいなと思う。
さて、今日の裏側記録では、セミナーの内容を一部抜き出して文章でお伝えしていきたい。
私は普段noteを書くときに、とある3つの問いを自問自答している。
個人的には、この3つの問いが「読まれるnoteのつくり方」に欠かせない視点なんじゃないかと思っているので、「読まれるnote」を書きたい!という方はぜひ参考にしてほしい。
(「読まれるnote」の定義は、どうせ書くなら読まれたいじゃん?【セミナーづくり裏側記録①】にて語っています。)
「書くとき」の3つの問い
私が書くときに自問自答していること。それはこの3つだ。
自分が読みたい記事になっているか?
自分が面白いと思える記事になっているか
本文の内容がタイトルで抱(いだ)いた期待値を回収できているか?
ひとつひとつを語っていきたいと思う。
自分が読みたい記事になっているか?
田中泰延さんの書いた「読みたいことを書けばいい」という、有名な本がある。
この本を読んだあと、私は、「よっしゃ~~!読みたいことを書けばいいんだな~~!」という明るく健康な刺激ではなく、
「自分ですら読みたいと思えないなら、誰も読みたいと思わないんじゃね」
というちょっとひねくれた危機感を受け取ったことを覚えている。
でも、事実そうなのだ。
「こんなつまらん文章誰が読むんだ・・」と思いながら書いた(であろう)文章は、「こんなつまらん文章誰が読むんだ・・」という顔をしている。
駄文スマソwという自信のなさが随所に現れているのだ。
なので私は、できる限り「こんなん自分が読みたいわ」と思える文章を書くようにしている。
自分の記事を投稿したら、自分が一番先に全文を読みに行く。チェックというよりは、「自分の記事を自分が一番先に楽しみたいから読んでいる」感覚だ。
この世界は想像以上に広い。どんなニッチな内容だとしても、あなたが「読みたい」と思えるコンテンツなら、どっかしらの誰かしらの「読みたい」の琴線にも触れるようになっている。
周りの友達が全然知らないバンドのライブの感想だって、スマホ越しならそのバンドが好きな人への需要になる。
あなたが書いたライブの感想は、同じライブに行った人の強い共感の場所になるかもしれないし、ライブに行ってみたいけど躊躇していた人の背中を押すことになるかもしれない。
「こんなん自分が読みたいわ!」と思える文章になっているか?
自分でさえ読みたくない文章は、他人も読んでくれない。この問いはずっと持っていたい。
自分が面白いと思える記事になっているか
発信には常に「interesting」を持ち込みたい。
interestingという単語には
興味を起こさせる、関心を引く、興味深い、興味のある、人の関心を引く、注意を引き付ける、面白い。
という意味がある。
どうせ書くなら読まれたいじゃん?【セミナーづくり裏側記録①】でも書いたのだけれど、私たちはどうせ書くなら読まれたいと思う感情がどこかにあると思う。
書くからには「私のnoteを読んでくれている人がいる!」という実感はやっぱり欲しいし、私の場合はnoteの発信からお客さんに出会うという仕事のつくり方をしているので、読まれたい、ではなく、読まれないといけない、というプレッシャーもある。
ただ、読まれるためには、誰かの「interesting」に引っかからなければならない。
この文章面白そう、と思える入り口(=タイトル)になっているか?
1行目を読んだら、2行目を読みたくなるか?
まずは自分視点でいい。確認してみよう。
今書いたこのnoteが、面白いと思えるかどうか?
自分に問うてみてほしい。
本文の内容が、タイトルで抱いた期待値を回収できているか?
読者は、タイトルから”期待”をする。
本文を読む前に、
「こんな情報が書いてあるんだろうな」
「これについての結論が書いてあるんだろうな」
「これについてのエピソードが書いてあるんだろうな」
というある程度の予測を立てて、記事のリンクを開く。
だから、本文を読んでその期待値を回収できないと、ガッカリ記事に認定されてしまうのだ。
タイトルは壮大なテーマなのに、本文を開けてみたら300字しかない記事だった!とか、
長々と書いてあるけど、結局タイトルのこと全然話してないじゃん!とか。
実はよくあるのだ。
読者はタイトルで抱(いだ)いた期待値を本文で回収できないと、時間を無駄にしたと感じてしまう。
ただでさえ世の中にはコンテンツがこれだけ存在しているのだから、わざわざ期待値を回収できないnoteを読む暇はない。私だって、おろちんゆーの動画を見るのに忙しい。
本文の内容が、タイトルで抱いた期待値を回収できているか?
投稿をする前に、確認してみよう。
読者はこの記事に何を期待するだろうか。
本文はその期待に応えられる(もしくは期待を上回る)内容になっているか。
本文は、タイトルのアンサーなのだ。
まとめ
これが、私の「書くとき」の3つの問い。
投稿前に確認して、OK、と思ったら意を決して公開ボタンを押している。
この3つの問いをクリアすることは、すごくハードルの高いことのように思えるかもしれない。
けれど、この問いを自問自答するときは、無理して客観的な視点を持ちこまず、まずは自分視点で自分にフィードバックをしてあげてほしい。
なぜなら、客観的な視点を考え出すと、どんどん自信がなくなって何も投稿できなくなるからだ。
多くの人は「自分を客観視する」と、自分に対してスパルタになりがちだ。良い部分よりも、どうしてもダメなところばかりに目がいってしまう。それでは発信のモチベーションを維持しにくくなる。
まずは自分ひとりだけでも、自分の文章を信じられるファンになろう。ファン一人目として、どんどん自分のコンテンツを愛してほしいと思う。
もしそれでも行き詰ってしまったときは、人の手を借りることもオススメだ。
友達に読んでもらうのも良いと思うし、文章や発信が得意な人からフィードバックをもらうのもいい。noteメンバーシップ『書く公園』でも、来月から発信のお悩み相談会を開く予定なので、気になっている人はぜひ検討してみてほしい。
まずは自分が自分のコンテンツを信用し、愛せるか?を自分に問う。
そこから、次のステップに進んでも、決して遅くはない。
待ってます!
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【中野あすかについて】
替えの利かない、「ただの話し相手」として。個人でライフコーチをやっております。クライアントさんとお話ししたり、文章を書いたり、ラジオでひとり喋りをしたりしてのんびり生きています。
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