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糖質制限とグルテンフリーのその後

 以前に私の持病について投稿させて頂いたことがありました。
たまたま始めた、2,3㎏減量したいが為の糖質制限によって、その持病に思わぬ改善が見られました。  そして、なにかとストイックになってしまう私は、去年12月からの糖質制限に加えて、3月からグルテンフリー生活も始めました。
すごーく厳密ではなくて、たとえば醬油に入ってる小麦には目をつぶるとか、焼売の皮はしょうがないとか、という感じです。
ただ、主食としてのパン、パスタ、うどん、ラーメンは割とすんなり絶つことができました。  それから、チョコレートなどのダイレクトな糖質もです。  コメも糖質に変わる炭水化物ですが、ここは最低限残しました。
麦飯で2合たいて、6食分です。 たんぱく質不足にならないように、心がけました。

私の持病は副鼻腔炎といって、鼻の奥にポリープができて鼻を塞いでしまうので、必然的に口呼吸になり、たえず鼻水が出て、匂いはここ何年もいっさいわかりません。  時期によって少し改善するときもありますが、1年のうち10ヶ月位は、こんな状況で、年々酷くなってきていました。
たかが鼻で、命に係わる訳でもないしと思われそうですが、頭痛を伴うことも多々あって「もう鼻いらない、穴だけでいいと思うこともしばしばでした。  病院にいけば紹介状を書かれて、手術をすすめられます。
そして、身近で手術をした人に聞けば、繊細な場所なので、術後「違和感がずーと残るよ」とか中には術後、涙腺がおかしくなって、涙がとまらない人もいました。
去年の今頃、紹介先の病院に2回ほど行って、手術前の検査と投薬を受けました。  一週間、薬を飲めば症状は改善されるのですが、薬アレルギーの出やすい私は、なんらかの副作用が出始めます。
身体じゅうがかゆいとか・・・。
先生に聞いてみました。  「手術をしてポリープを取ってしまえば、もう薬は飲まなくていいのですか」とです。
その答えは「体質的なものもあって、くりかえす人が多いので、薬は飲み続けるようになります」でした。
絶望しました。  なにしたって治らないということですから・・・。
そして私は手術しないで、だましだまし行くことにしました。
ひどくなったら薬をのんで、良くなったら休んでということを、ある種のあきらめとして、受け入れたんです。
それは、医者にとっては、想定外のやっかいな患者だったようです。

ところがです。  糖質制限だけでもよくなる兆しを見せていた症状は、グルテンフリーをはじめて3週間位で、うそのようによくなったのです。
今や鼻呼吸も出来るし、鼻水もおさまりました。
なにより匂いがわかるのには、感動しました。
オードトワレの香りもします。
ピーマン、ごぼう、しょうが、にんにくも香りがわかると、食事は数段おいしくなります。
最近ではほとんど忘れていますが、たまに油断すると、鼻水が出たりします。 
アレルギー関係は、グルテンが関与していることが多いようです。

ここ数ヶ月、食品添加物も含めて、口に入るものをいろいろ調べました。
そして、今まで無自覚に食べていたものに関して、自分で主導権を持ちたいなと思うようになりました。
たとえばお酒は昔から「酒は百薬の長」と言われていますが、そんなこともないようです。   でもこれは私の意志で良しとする、みたいなことです。

 この機会に、いろいろな角度から調べてみました。
端的で申し訳ないのですが、敗戦国日本はGHQの「ギブミー チョコレート」から始まって、糖と油に依存することで、経済を回していたのですね。
高度経済成長などと、うかれていましたが、それもこれも、私たちの身体を犠牲に成り立っていたのですね。
食品添加物については以前から日本の規制がゆるいことは、知っていました。  海外で、禁止されているものでも、日本ではOKというものも多いと聞いています。

『千と千尋の神隠し』のワンシーンで、お父さんとお母さんが豚になってしまって、ご馳走を食べまくるシーンはよく私の記憶にフラッシュしてくるのですが、あれは警告なのでしょうね。

今まで、少し聞きかじってはいても、そんなこと言ってたら生きていけないと思って、目を背けていたことですが、副鼻腔炎に「気づいて」と言われた気がします。   すべてを排除するのは至難の業ですが、消費する私たちの意識が高くなることで、少しづつ変わってゆくのかなと思っています。

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