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【おまけが本編】復讐を誓うマシュマロの話とマシュマロちゃんの描写まとめ【小説の練習】

小説の練習をしたよ~



参考にした記事🐈

※全体的に不謹慎な雰囲気がありますが、流血はしません。人死にもでません♡

休止法

 マシュマロちゃんが飛び立った。チョコ入りである。天使の羽のように真っ白でふわふわしている。あまりにも柔らかなので、右手で強く握ったら、いともたやすくぺちゃんこに潰れてしまいそうだ。可愛らしい。
 コーンスターチを妖精の粉のように振りまきながら緩やかな放物線を描き、マシュマロちゃんはAのところへたどり着いた。
 Aは長身の女性ですらりとした美人だ。鼻先の形が鋭いうえに、末広の二重を飾る睫毛が長い。こういう顔立ちをしている。そして彼女は、話題の連続強盗殺人の実行犯であった。何かをやって牢に入れられるたびに、彼女は華麗に脱獄する。とても愉しそうに。

情景法

 マシュマロの白いからだが瞬く間に大きくひしゃげたかと思うと、あっという間に猫のように伸びあがり、一瞬にして飛んでいった。
誰より早く空を駆けるマシュマロは大気に削られて、そのからだの破片を雪のように周囲にまき散らした。ある一点で静止して、その刹那落下が始まる。緩やかな風に煽られつつも、マシュマロはAの手のひらに着地した。以前靴に不時着して、新品を汚すなと殺されかけたことのあるマシュマロは、飛行の成功に心から安堵した。

要約法

マシュマロは飛んで、Aの手のひらに落ちた。


省略法(?)

 マシュマロは飛び立った。道中いろいろあった。からすに片目をとられたりした。過酷な旅だった。
 死に物狂いでAのもとにたどり着いたマシュマロは___


おまけ ~ディストピアマシュマロ~

✌️姫様おふざけの時間です✌️

 
 マシュマロは考え始めてしまった。なぜこの世界のマシュマロは、自分ひとつを除いて意識がないのか。どうして当然のように栄養源とみなされ、捕食され、しまいにはトイレに流されるのか。
 そういえば、故郷はどこだったか。確実に、お菓子工場ではない。思えば、とおい彼方。宇宙のどこかの惑星だったはずだ。そこはここの何倍もきれいなところだった。みなの気性は穏やかで、文明と文化が高尚に咲き乱れる息のしやすい場所だった。
 こうしてぐるぐるしているうちに、何回か同じところを通ったり、転んで大けがしたり、道に迷いすぎて方向感覚が死んだりした。
 森の中で迷子になり果てたところで、ひとつ、分かった。元凶の人の名である。この瞬間、彼女を地獄の底に叩きのめすことを故郷に誓ったマシュマロは、人間・生物・環境・技術・思想ーーー地球のすべてが敵だと思い出した。

 


頭の口直しかわいいアザラシ



 


これは、むかしむかしのお話である。
彼のたどった道のりとその結末は、誰も知らない。



 今となっては。

 






マジで終了です。お疲れさまでした。


おわりに


書いてるうちにとんでもないことになってしまいましたが、私は心身ともに健康です!!!最後まで見てくれてありがとうございます☺️


おまけのおまけ~ちょっと修正~


休止法

 マシュマロちゃんが飛び立った。チョコ入りである。天使の羽のように真っ白でふわふわしている。あまりにも柔らかなので、右手で強く握ったら、いともたやすくぺちゃんこに潰れてしまいそうだ。可愛らしい。コーンスターチを妖精の粉のように振りまきながら緩やかな放物線を描き、マシュマロちゃんはAのところへたどり着いた。Aは長身の女性で美形だ。末広の二重を飾る睫毛が長い。そして彼女は、連続強盗殺人の実行犯でもあった。法を犯して投獄されるたび、彼女は蝶のようにシャバに舞い戻る。投獄の数だけ、華麗な脱獄がある。マシュマロちゃんは、種の存続に関わる重大な秘密を知られているので、Aの黒い雑用を押し付けられている。小さい上に人権がないので、何かと便利なのだ。そうでなければ彼はーーーこの話はよそう。



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