J-Pop→中国語同時通訳
ランニングが好きで。走りながら中国語の練習をしています。
初級の頃からやってるのが、「J-Pop同時通訳」。
ランニングの時は音楽聴いてることが多く、
特に日本の曲をよく聞きます。
聞こえてくる歌詞を、出来る範囲で中国語に変換して口に出していく。
レベル1 「単語」でいい
例えばこんな歌詞が聞こえてくるとします
ちょっとしたことで いつも
落ち込んで泣いちゃうのも
昔から変わらないけど
そこがいいとこだよね
これが曲として流れていくんですけど、
歌詞の中で、中国語にできる単語を中国語にして口に出していきます
ちょっとしたことで いつも 一点儿...
落ち込んで泣いちゃうのも ...哭...
昔から変わらないけど 从 ...以前 没变化
そこがいいとこだよね 那里...很好
こんなもんです。こんだけできたら十分。
曲ですから。音楽は止まりません。
どんどんどんどん次の歌詞が流れていきます。
人は皆誰もが 人 ... 每个人..
胸に抱いた 胸部 ...抱...
悲しみを涙に変え ...眼泪...
綺麗になっていける ...漂亮...
これだけできたら十分です。
レベル2 「句」を目指す
だんだん中国語のレベルが上がってくると、
歌詞の意味を考えながら「句」として訳せるようになってきます。
ちょっとしたことで いつも 遇到小小的事情 总是
落ち込んで泣いちゃうのも ... 就哭起来
昔から変わらないけど 从来没有变化、但是
そこがいいとこだよね 那是好的地方
でも「落ち込んで」がすぐには出てきませんでしたね。
ランニングしてるから辞書も引けないし、
曲は流れてくので、必死に思い出すような時間はありません。
その瞬間に言えれば言えるし、言えなければ言えません。
脳汁が溢れますねえ🤤
人は皆誰もが 人都
胸に抱いた
怀着...的(ここから名詞になるのかい!)
悲しみを涙に変え
悲しみ???把它(目的語だったー!) 变成眼泪
きれいになっていける
渐渐地...(いける!?)可以...变漂亮
能か会か可以かとか考えない。合ってるか合ってないかなんてどうでもいいんです。
その単語を、句を、その瞬間に中国語にできるかっていう遊び。瞬発力を鍛える。
レベル3 「歌詞」を訳す
選曲があんまよくなかったので変えます。
レベルが上がってくると、また何度も同じ曲でやってると(ランニングのプレイリストなんていつも同じなのです)、
言える中国語が増えて、歌詞も覚えてきたりして、次が読めてくるようになるので、
そのうち翻訳を工夫し始めます。
それまでは聞こえた日本語をそのまま中国語に変換してただけだったのが、
歌詞をよりよく訳したくなってきます。
さあ がんばろうぜ
咱们一起加油〜
オマエは今日もどこかで
你今天又是在我不知道的那个地方〜
不器用にこの日々と
(不器用?ぐぬぬ)不自由地...跟这些日子
きっと戦ってることだろう
应该...在挣扎(戦ってるを挣扎にできた俺かっこいい)
レベル4「詩」として美しく...
そんなことできないです。こっちは息切らして走ってるし、曲は流れてくし。
気をつけていること
しんどくてもなんとか頑張って訳す
レベル3を目指してやってても、無理なものは無理。
とは言いながら、少しでも脳に汗をかいて、その時々でレベル2、1と下がってもいいので、
なんとしても口に出せるように頑張ってます。無理な時は無理だよ。
歌詞が難解だとか、抽象的すぎるとか、曲のテンポが早すぎて追いつけないとかあるからね。
「白白と明けてく空の下に 相変わらずしたたかな街がある〜」
とか、
「天上天下繋ぐ花火かな」
とか、
無理だってそんなの。諦めも肝心。次の歌詞を聞け。ちなスピッツがヤバい。
水物として振り返らない
帰ってから辞書引いたり、もっといい言い回しはないかとか考えない。
目的は、今ある能力で、脳に汗をかくこと。
みんながみんなランナーじゃないので、朝の散歩とか、上下班の時とか。どうですかね。こんな練習。