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人生の価値は、何を得るかではなく、何を残すかにある。

人生の価値は、何を得るかではなく、何を残すかにある。

最近、この言葉に心を揺らされた。

Youtubeを自動再生していたら、社会起業家の田口一成さんのTEDに辿りついた。様々な社会課題に取組んできた田口さんがモットーとしている言葉がこれである。

この1年、コロナが世界を変えた。
私自身、「働く意味、生きる意味」を少なからず考えさせられた。
振り返るとこの1年、自分が「何を得るか」に比重を置きすぎたように思える。

自分の成長や視野を広げることを一番に考え、たくさんのオンラインセミナーに参加したり、本を読んだり、何かを得ようと必死だった。
確かに、それなりの知識は得られたかもしれない。
ただ、変わりゆく世界の中で、自分に軸足を置きすぎていたような気がするのだ。

そんな閉塞感が漂っていた中で、

「何を残すか?」

この言葉を問いにした時に、少しモヤモヤが晴れた。

「何を残すか?」を問いにした瞬間に、思考が未来を向く。
描いた未来からバックキャストさせて、今必要な事を整理する。
そしてもう一つ。自分から他人に軸足がシフトする。

ビジネスの基本は、様々な人が抱える問題を解決することである。
例えば5年後どんな未来で、どんなことが問題になっているのか?
この問題に対して私が出来ることはないのか?
私が出来ることを5年後にするために、今、何をすべきか?

先日、AmazonのベゾスがCEOを退任することを発表した。
その時の従業員向けのメッセージを次の通り締めくくっている。

Keep inventing, and dont despair when at first the idea looks crazy. Remember to wander. Let curiosity be your compass. It remains Day 1.

要は、「創業初日の『ワクワク感』や『挑戦』を忘れるな」ということである。

今、この瞬間が大事であり、「何かを得ようとした行動」と「何かを残そうとした行動」とでは、どちらがワクワクして挑戦できるか?
そう考えた時に、田口さんの言葉はさらに重みを増す。



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