おやじカウンセラーのダジャレ的つぶやき4-「思い」は「重い」
こんにちは。
桜の開花がすすんできましたね。
だんだんあたたかい日が増えてきたので、「春が待ち遠しい気持ち」がよりつのってくる気がします。
人というのはいろいろな「気持ち(思い)」を持つ生き物です。
そして、カウンセリングや心理療法というのは、その人の「思い」をすごく扱う仕事なのですが、今日はその人の思いを扱おうとするときに、まず一番大切なことについて、書き込みをさせていただきます。
ということで、今日のダジャレは、「思いは、重い」になります。
「思い」は「重い」。
わたしたち一人一人の「思い(気持ち)」というものは、とても小さいものです。
世界や宇宙の大きさに比べたら、チリ以下の大きさしかありません。
しかも人の「思い」というのは目に見えないし、直接触ることもできないので、すごく軽く扱ってしまう、ということがあるものなのですね。
「こんなものくらい。。。」ということで。。。
でも、「人の気持ち」というのは、軽くぞんざいに扱ってはいけないものなのです。
一つ一つの「思い」は小さなものでも、それぞれの「思い」に込もっている「熱量」というものには、はかりしれないものがあるからです。
「この思いは絶対に消せない。。。」
「この思いだけは決してないがしろにできない。。。」
そういう強い「思い」というものが、人にはあるからです。
ひと一人の存在というのは小さなものなのですが、その「思い」はとても「重い」ものなのです。
また、どの人の「思い」というものも、ひとしく重いものなのではないかと思います。
「この人の思いだけが特別に重要で重い」ということはなくて、みんなの思いは、それぞれに貴重で、同じように重いものなのではないかと思うのです。
心理療法に持ち込まれる「思い」とは?
では、心理療法やカウンセリングに持ち込まれる「思い」とは、どんなものなのでしょうか???
それはいろいろな思いが積もり積もった(つのりつのった)、「重たい思い」ということになるのではないかと思います。
わかりやすいイメージとしては、映画『千と千尋の神隠し』の、オクサレ様の感じといったらいいでしょうか?
いろいろな傷つきや満たされなさ、まわりからの理不尽な扱いなどのために、心がドロドロになってしまい、重たい心の荷物をいっぱい抱えながら、ズルズルとからだを引きずって、うつむき加減でやってこられる。
それが、心理療法やカウンセリングを受けに来られる方の姿に重なるのです。
そして、そういう一人では背負いきれない「重たい思い」をなんとかしようとするのが、カウンセリングや心理療法なのですね。
© 2001 Studio Ghibli・NDDTM
人の話には「重さ」がある!
これは僕が大学院の初めの頃に実際に経験したことなのですが、ある方との初めての面接のときに、壮絶な過去の出来事を、いきなり一気に話されたことがありました。
それで、その方は「全部話した」ということで、少しすっきりした表情で帰っていかれたので、僕も少し喜んでいたのですが、そのあと下宿に帰ったところ、なんと突然ぎっくり腰になって、歩けなくなってしまったのでした。。。(>_<)
あまりの話の内容の重さに耐えかねて、僕の腰は砕けてしまったのだな、と思いました。
そして、「人の話には思いがこもっていて、その思いには重さがあるのだ!!」ということを実感したのでした。
「相手の気持ち(思い)を受け止める」という言い方をしますが、それがちゃんとできるためには、こちらにその重さを「受け止める」ことができるための「能力」がないとできないのですね。。。
プロの重い剛速球は、トレーニングを積んだキャッチャーでないと、受け止められないように。。。
カウンセリングや心理療法にも、相手の心の状況をいろいろ見極める動体視力(アセスメント)や、相手の話を受け止めるキャッチング(傾聴)、言葉を投げ返すスローイングの技術などなどが必要なのです。
「思い」は大切。
どんな小さな「思い」でも、人の「思い」は大切です。
「これがやりたい!」「これが好きだ!」というような「思い」がわいてきたら、その「思い」を大切にして、なるべくその思い通りに実行していく方がいいと思います。
いつも結果がついてくるかどうかはわかりませんが、そういう「思い」を解放していくことによって、人はよい方向に進んでいける生き物のようだからです。
食べ物などでも、スーパーなどでいろいろ見ていて、「あ、なんかこれが食べたい!」と直感的に思えるものというのは、不思議とちょうど自分の体に必要なものと一致していて、実際においしく食べられることが多いようです。
そのあたりの自分の感覚的な「思い」を大切にしていけると、健康に生きていけることにつながっていくようですので、「なんかこれいいな」を大切に!!ですかね?
心理療法やカウンセリングというのは、「人の思い」というものをものすごく大切に考えていくものなのですが、「思いは重い」ということを心に刻みながら、では実際の心理療法ではどんなふうに「人の思い」というものを扱っていくのか?ということについては、いよいよ次回から解説させていってもらえればと思っています。
日常生活にも生かしてもらえる、カウンセリングというものの仕組みについて、わかりやすくお話しさせていただきますので、またどうぞよろしくお願いします<(_ _)>
深層心理ゲーム!
今日は、人の「思い」ということについて書きこみをさせてもらったのですが、最後にオマケで、そういう人の「思い」にふれられる深層心理ゲームを一つ!(あるサイトに載っていたものです)
場面を自由にイメージして、やってみてください!!(^O^)/
質問
あなたは夏祭りに出かけていて、金魚すくいをやってみました。
何匹取れて、何匹逃げられましたか?
深層心理ゲームの答え
①取れた金魚の数・・・あなたがいま好きな人の人数
②逃げられた金魚の数・・・あなたのことを好きな人の人数
「人の思い」にはいろいろなものがあるのですが、やはり「人を思う思い」というのは、大切にしていきたいものですね。。。
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