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【レビュー】あなたは「影響力」を知らないまま生きていきますか?『影響力の武器』

まさに「武器」


最終更新日:2025/1/23


✅はじめに


まず最初にひとこと言わせてください…。
影響力の武器」に関する要約記事が遅れてしまい本当にすみません。


本書は今までに出会った本の中で、「最も恐ろしい本」です。
この「すごさ」をできる限り鮮明に伝えたいという思いから、指を動かし20,000文字の記事を書きあげました。


しかし、最後に画像を入れて記事を仕上げる作業をしている最中に、「あること」に気がついてしまったのです…。


これは、著作権を侵害するかも…


自分の事例も踏まえた記事ではありますが、本書の内容を「詳しく」書きすぎてしまったのです…。


そのため、要約記事自体をやめようか迷いました…!


しかし、なんとしても「この一冊」のすごさを伝えたい…。


ということで色々調べた結果、僕が本書を読んだ「レビュー」記事なら問題ないと。
あくまで「感想」として記事を書き直すことにしました。


要約」を期待していた方、申し訳ありません。
これが今の僕にできる限界です…。


いつもの記事のように、本書に登場してくる「格言」をいくつかお借りして書いていきます。


さらに成長して、もっと良質な記事を書く努力をしていくのでご勘弁ください…!


それでは、この恐ろしく、そして至高の一冊「影響力の武器」のレビューを書いていきます。








✅1.身の回りに潜む圧倒的な力、それが「影響力の武器」


▼無料の試供品


「タダより高いものはない」とはよく言ったもの…


あなたはスーパーに買い物へ行って、お肉やウインナーを鉄板で焼いている女性に出会い、試食させてもらったことはありませんか?


まあ…


そして「せっかく試食させてもらったし、買わないのもなんだか申し訳ない…」と感じて、その商品を買ったことがありませんか?


あー…


これは誰かに何かをしてもらったときに、「何かお返しをしないと…」という落ち着かない気分になるという「」なのです…。


これは「返報性のルール」というものだそうです。


つまり頼んでもないものを受け取ってしまったがために、本来は買うはずではなかったものを買わされたのです。


あ、これはあえて悪い言い方をしてますからね!笑


まんまとしてやられた」ということになります。


これは「返報性」を用いたお店側の戦略です。


  1. お店側:無料で商品を提供する

  2. 私たち:受け取ったことに対して「お返し」をしたくなる

  3. 私たち:商品を購入する


さらに恐ろしいのは、この力はたいして必要のない「親切」にも働くそうです。


僕が紹介した例では、「お肉」や「ウインナー」といったものは食料なので、もちろんムダにはなりません。
あくまで買う予定になかったものを、「買ってしまった」だけです。


しかし、これが自分にとってまったく必要のないものだったらどうなるでしょうか?


もう笑えないですよね。


そして私たちは自分にとって「別に好きではない相手」からの親切に対してもお返しをしたくなるというのです。


正直、ここまでくるともう怖いです。


しかしこの「恐ろしさ」は、まだ始まったばかりです…。


▼あえて「譲る」という罠


譲られると起きること


この返報性の原理は「譲歩にも働く」というのです。


どういうことでしょうか。
例えば次のようなシーンを思い浮かべてください。


  1. お店側:「こちらの商品なのですが多く仕入すぎてしまいまして…。定価の半額5,000円なのですがいかがでしょうか…?」

  2. 私たち:「う~ん…」

  3. お店側:「では4,000円ならどうでしょう?」

  4. 私たち:「それならいいよ!」


お店側の「5,000円」という金額に対して、私たちは難色を示しました。
するとお店側の「譲歩」により「4,000円」に値段が下がることに…。


結局「1,000円下がった」というお得感にもつられ、当初は買うはずではなかったものを購入することになったのです。


このケースでは最初のとっかかりとして、私たちはその商品を買うという意思を持っていません。
お店側の訴えかけに対して、こちらは最初「拒否」の態度をとりました。


するとすかさず、そこに価格を「1,000円下げる」譲歩が入りました。
この譲歩に対して私たちは「」を感じてしまったのです…!


価格を譲ってもらったし、別にいいか…」と。


これがもし、最初からお店側は「4,000円なら想定内」というスタンスだったとしたらいかがでしょうか?


私たちはまんまとその「作戦」に引っ掛かってしまったことになるのです…!


いかがでしょうか?


あなたはこのような場面に遭遇したことがありませんか…?


私たちは、子どもの頃からこの「恩返し」ということをたたき込まれて育っています。


もしも受けた恩をまともに返さない人に遭遇したら、あなたはきっと「なんて不誠実なヤツだ」と憤るでしょう。


これは正常な反応です。


本来は美しい助け合いの精神なのですが、そこにひとたび「悪意」が加わると恐ろしいものに変貌を遂げてしまうのです。


それではさらに別の事例も見てましょう。



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