生徒指導提要をどう活用するか?
12年ぶりに改訂された「生徒指導提要」が公表され、2ヶ月近くが経ちました。全国で、さまざまな勉強会が開催されています。有志によるものもあれば、教育委員会が主導するものもありますが、読み合わせや読解が多く、実際にどう活用するか?を学ぶ場が少ないように感じています。
生徒指導提要
文部科学省 生徒指導提要(改訂版)
生徒指導提要について、プロのコーチとしてクライアントの先生方にアドバイスするためにだけでなく、講師として記事の執筆者としてだけでなく、私が理事長を務めるNPO法人Grow Upの活動とも直結しますので、何度も読み返しています。
そこで感じるのは、「生徒指導に関する学校・教職員向けの基本書」として平成22年に作成されたように、知識として学ぶだけでなく、実際にどのように活用するかを考えながら読む実践本だという事です。
それは、Twitterのspaceで色々な年代の学校の先生方と話をしても強く感じました。もちろん、各学校の実情があるので実際には校長や教委の指示によるところですが、自分の学級はもちろん学年団や職員室でどう活用するか、自分の考えを明確にする事が大切です。
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このnoteでも、生徒指導提要の活用について書いていこうと思います。
今までのspace対談等での先生方からの質問をベースにしながら、日常とつなげられるような内容にしたいですね。
子ども達のためにできる事は、自分がやるべきこともあれば、自分以外の人達に頼った方が良いこともあります。ですが、生徒指導提要は、新しい手法ではありません。多くの先生方が今までに実践してきた事であり、再構築したものと言えます。
教員ではない民間からみた生徒指導提要の捉え方が、少しでもお役に立てると嬉しいです。
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