道徳の授業を、どこまで設計するか?

「なぜ、もっと道徳の授業を設計しないのか?」

先生方と話していると、こう思うときは多いです。
考えを押し付けたくないから?子ども達の考えを引き出したいから?
理由は色々でしょうが、何となくフワッとした授業が多いように感じています。
なので、スペシャルな先生の道徳授業が際立つ、とも言えるんですけど。

「楽しんだら、学んでいた」

これが、中島が講座や研修を開発する時に意識していることです。
もちろん知識を知識として暗記することも大切ですが、それよりも、知識を自分のものとして捉えるように、その学びを実感する事の方が大切だと考えています。

特に、道徳では大切だと考えていて、そうでなければ、教材文や発問が引き出すのはその子の今までの経験や知識であり、それでは変容を促す事はできませんからね。

スペシャルな先生方の授業には、思想を感じます。
思想と言っても、右とか左とかっていうものではなく、子ども達にどうなって欲しいか?何を伝えたいか?という思いです。

教材文や内容項目やねらい、机上だけでは授業は完成しません。
目の前の子ども達に合わせることで、足し算から掛け算になります。

借り物のねらいや発問を自分のものとするためにも、子ども達に合わせてチューニングするくらいは、設計したいですよね。

まあ、言うのは簡単ですが、これを言葉や文章で具体的に伝えるのが難しい。
今開発している道徳マップは、道徳に苦手意識を持っている先生のために、子ども達が楽しめる道徳授業のために行っています。
スペシャルな先生方の考えを言語化して、反映していきますので、楽しみにしていて下さいね。

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