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気がつくとこの時間であることが昔から多い。「ファイズだ」と毎回思う。ファイズのことはよく知らないけど、ファイズにはよく遭遇する。

手っ取り早く稼いで好きなものを買って、ワンピースに詳しくファンタジーが好きで、ハイキューには涙するけどブルーピリオドの事は知らなくて、直島のことも知らないけどお姉さんとそのお子さんと一緒に暮らしてて毎日楽しいなって思うと語る子に今の中井設計は絶対届かないなって思ってあたまが冴えた、それが今回の旅のシメだった。環境か何かに恵まれてなくても、工夫をして、アイデアを出してそれでも楽しさを見出していく、あぁきっとそうやって暮らしているんだろうなって人と今回巡った美術館や各種展示会場で空間を共にするんだけど、どストレートに腕力で欲しいものを取りに行く姿勢にいたく感銘を受けたというか影響を受けたというか丸ニ日そういうことが頭を巡っていた。何で自分もそうしないのかなぁって思う。

大阪についたらみんな口を揃えて急に寒くなった長そで引っ張り出した花火が綺麗やったって言っていたけど、暑いが?と思いながら、今海老名サービスエリアで急な寒さに身体を震わせたところだ。昨日の京都なんて黒いTシャツに塩が浮いていたくらいだ。

夜行バスに乗っていると合法的に何もしなくて良い時間が生まれるし、流れる景色を見るのが何より好きなのでやっぱり辞められない。今回の席は最前列でバスにしては異常に広く、自分の部屋で「寝るべきではないけど寝たい時」にめちゃくちゃ変な体勢で寝る感じの体勢ができる程度に自分の使って良いスペースがある。他の人は狭い座席なのでかなり当たりを引いた。ちなみに私が降りた後このバスはディズニーランドに到着します。

8月で夏休みで平日の昼間の繁華街(のスタバ)にはこんなにもティーンが溢れているのねとびっくりしてしまった。どエロい格好して歩く彼女がいるなぁと思っていたら服装と真逆なあどけない顔をしていて、あらまぁそんな格好してたらパパ泣いちゃうよと強く印象に残ったシーンがあった。横にいた彼氏がそうさせているんだろうけど、パパには理解されないまま家を飛び出しているんだろうなって胸が痛む。紐、紐が見えているけど大丈夫なの?
スタバでは新作のドリンクが売り切れていて、店頭に置かれたメニューにはsold outのシールが貼られる。常にティーンが入れ替わり立ち替わりそのメニューを見て「えーっ飲みたかったー」と残念そうに店に入っていく。わたしは正にその店頭のメニュー横に座ってしまっていたので、2時間ずっとそれを横目に誕生日に送ってもらったドリンクチケットで買ったどデカ(くせざるを得なかった)エスプレッソアフォガードフラペチーノを楽しむ。どデカいエスプレッソアフォガードフラペチーノも合法的に何もしなくて良い時間が得られるので好きだ。

そんなこんなで、自分の言葉で死ぬほど良い曲を書きたい。
届かない人にも届けたいって気持ちが芽生えてしまった。

太陽の塔みたり色々あるんだけどそろそろ着きそうなのでまた今度。

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