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HRの私がお客様との会話を通して感じたこと #日めくりLayerX

このnoteは、【#日めくりLayerX】と題して発信するブログリレーの2025年2月19日の記事として投稿しています。 前日はtakeshiさんの「勤怠締めに革命が起きるまで」でした。ぜひ合わせてご覧ください!

はじめに

こんにちは。LayerX HRのnakaと申します。
突然ですがLayerXには「全員〇〇」というカルチャーがあります。特に営業や採用においては特定のチームの仕事と限定せず、全員が狂気的なこだわりを持ち、自分事としてオーナーシップを発揮する、という素敵な文化です。

この文化は自社の事業や組織に誇りや自信、一言で言うと「愛」が根底にあって初めて外部に価値を届けたいと思える類のものなので、プロダクトや組織の魅力を磨けば磨くほど活動にドライブがかかり、一方で、魅力を磨き続けないと途端に動きは弱体化します。そういった意味ではこの文化の浸透度が事業強度の指標にもなり得るため、常に緊張感がありますし、LayerXという会社の覚悟を示す価値観の一つでもあると感じています。

私は主に採用に関わる立場にいるので、「全員採用」の観点でもお伝えしたいことが沢山ありますが、今回はHRである自分が営業(自社プロダクトに触れ、実際にプロダクトを通しお客様と会話すること)を通して、自社事業の意義をより深く理解できたので、「全員営業」の観点で感じたことを備忘録的に残しておこうと思います。

ぜひ、私と同じように事業サイドと一定の(物理的な)距離がある間接部門の方や、営業に関わる機会が少ない方々にも読んでいただけると幸いです。



そもそもなぜHRが営業を?

きっかけは大きく2点。
1つ目は、会社の掲げる高い予算目標に対しギャップがある状態だったこと。
HR内でも全員営業の観点で事業に寄与することができないか試行錯誤する中、リファラル商談の創出や展示会支援など、一人ひとりが主体的に営業機会を作る動きをとっていました。(コーポレート組織、エンジニア組織など、あらゆる組織がまさに「全員営業」を現在進行形で体現しています。)

2つ目は、事業部門出身のHR マネージャーが組織にJoinしてくれたこと。
事業サイドで複数部署の部長やマネージャーを経験してきたgokanさんがHRに参画する中で、「自社の魅力を求職者に伝える場面の多いHRだからこそ、事業理解をもっと深めよう」という機運がかつてないほど高まっていました。

この2つのきっかけが重なり、お客様と会話する機会が実現しました。

※事業サイドからHRへ!というタイトルのHR及びHRに興味のある方向けのイベントを開催するので気になる方はぜひ!


営業を通して得た気づき:「ワクワクする未来」を提供する事業

多くのITベンダーさんが集まる展示会に参加し、お客様と自社サービス(以降:バクラク)の導入により削減される業務時間について話していたときのことです。
「この時間が削減できるなら、次に何をしようかな」、「経費精算や請求書の確認に追われる日々がなくなるなら、これまで後回しにしてきた企画検討に時間を使える」、「この単調な確認作業が減った時にじっくり考えたかったことがある」など、浮いた時間で何ができるか想像を巡らせている時に、お客様の表情がパッと明るくなるシーンを何度も目にしました。

まさにお客様との会話を重ねる中で、LayerXが大切にしている「テクノロジーの力によって、仕事や暮らしの中にある摩擦が解消され、それぞれの創造⼒が発揮されている状態をつくる」というコンセプトが、目の前のお客様のワクワクに直結していると実感した瞬間でした。
同時に、バクラクは単なる業務効率化サービスではなく、働く人に“ワクワクする未来”を提供するプロダクトなんだなと改めて腑に落ちた瞬間でした。


折角なので「ワクワクする」のメカニズムを深掘りする

では、なぜバクラク導入による業務効率化の話が「ワクワク」に繋がるのでしょうか?
もう一段踏み込んで解像度を上げてみたいと思います。

仕事に対し「ワクワクする」とは、言い換えれば「仕事に対する満足度が高い(エンゲージメントが高い)状態」とも言えます。満足度やエンゲージメントについては世の中に様々な定義がありますが、代表的な理論の一つにハーズバーグの「二要因理論」というものがあります。
一言で言うと、職務満足度は「衛生要因(整っていないと不満につながるもの)」と「動機づけ要因(あればあるほどやる気につながる)」という2つの要因で成り立つというものです。
ここでは上記の二要因を満たしていることを「ワクワクすること」と、ひとまず定義した上で、各要因をバララクがどう満たしているのか考えてみます。

フレデリック・ハーズバーグ「二要因理論」をベースに筆者作成

1. 衛生要因:不満足を引き起こす要素をなくす

衛生要因とは、「満たされていないと不満が生じるもの」です。例えば、非効率な業務プロセスや、煩雑な手続きがこれに該当します。経費精算や請求書処理など、手作業が多いバックオフィス業務においては、上記の非効率がAIやテクノロジーの力で自動化・効率化されると、働く人の「不満足の解消」になり、衛生要因が満たされます。

2. 動機づけ要因:やりがいを感じる要素を強化する

一方、動機づけ要因は「あればあるほどやる気やモチベーションにつながる要素」です。この要素を満たす上での難しさは、その要素を感じるための余裕があるか、その上で機会があるかどうかです。
1で触れた非効率・煩雑な業務はこの要因の大きな阻害要因になるため、それらをAIやテクノロジーの力で取り除けると、本来やりたかった業務に集中する「余裕」が生まれ、動機づけ要因の向上に繋がります。

プチまとめ:「ワクワクする」は労働生産性向上につながる

(1,2を通し)あくまで主観ですが、以下の構造と理解することができました。

・AIによる業務の自動化で、衛生要因を損ねる「やりたくない業務」を削減
空いた時間で、動機づけ要因となる「やりがいある業務」に集中できる環境を提供
・(上記を通し)働く人がワクワクしながら働ける社会を実現

また、労働生産性は「生産量 ÷ 労働時間」で算出されますが、働く人が仕事に対してどれだけ前向きに取り組めているのか(ワクワク働けているか)は、分母・分子双方に影響する重要な要素です。そういった意味では、様々なテクノロジーや創意工夫で生まれた「ワクワク」は、日々LayerXが向き合っている「労働生産性向上」にもしっかり繋がっていると言えます。


まとめ:お客様の声が事業の意義を再認識するきっかけに

色々と話を広げてしまいましたが、すべての原点は営業の現場に出てお客様の声を直接お聞きしたこと。その経験を通じて自社事業の意義をより深く理解することができました。これまで言葉として理解していたミッションが、お客様の笑顔を通して「実際に起きていること」として実感できたのです。

この体験を通して、会社が価値を提供しているお客様(やその他様々なステークホルダー)の声を聞きに行くことは、所属している組織に関係なく、仕事への意義や使命感を再認識するための大切なプロセスだと改めて感じました。

もし、今自分の仕事の意義を再確認したいと感じるなら、一度「お客様の声を直接聞きに行ってみる」ことをおすすめします。きっと、日々の業務に対する向き合い方を見つめ直すきっかけになります。


最後に:一緒に、ワクワクする未来をつくりませんか?

LayerXでは、AI-SaaS、Fintech、AI・LLM、各事業とも全方位で採用強化中なので、ぜひマッチするポジションがないかご覧になってみてください。

そして何よりHRとして採用や人・組織に向き合ってくださる方も大大大募集中です。いきなり選考はちょっと..という方は定期的にイベントを開催しておりますので、ぜひ気軽な気持ちで遊びにいらしてください。

ぜひ、私たちと一緒に「ワクワクする未来」をつくりませんか?
みなさんとお会いできる日を、心から楽しみにしています!
ではまた。


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