速く泳ぐために
ここまではキレイに(楽に)泳ぐために必要なことを中心に書いてきてますが、今回は速く泳ぐために必要なことを書いていきます。
以前の記事で楽に泳ぐことと速く泳ぐことは方向性は一緒!と書きました。
どちらも無駄をなくし、効率よく進む
という方向性で練習していきます。
この2つを別物として捉えている方が多い気がしますが、基本的なフォームの方向性は同じです。
ただ全く同じでは、より速く泳ぐことはできません。より速く泳ぐためには、
1 伸びる時間を減らす
2 速く回す
この2つを楽に泳ぐフォームで行えば、自ずとタイムが上がっていきます。
要するに速く回せば速く泳ぐことができるのです。
ただし、水泳は水の中で動くスポーツなので、速く動きすぎることは、空回りになってしまいます。水の抵抗は速く動くことで大きくなりますが、水は流動体(固定されていない物体)なので、空回りという現象が起きてしまいます。
なので、ただひたすら速く動くのではなく、効率よく進むフォームが維持できる範囲で速く動くことが速く泳ぐために必要になります。
オリンピックや世界選手権に出場するような選手で、フォームがキレイではない選手っていないですよね?(ただし、高速水着時代の泳ぎ方は例外だと思ってください)
速く泳ぐためには、
効率よく進むフォームで速く動く
ことが必要です。
ここを意識して練習していくことで、より速く泳ぐことができるので、時にはがむしゃらさも必要になりますが、正確に水を捉える緻密さと力強さを両立できるバランスを探すことが、速く泳ぐために必要です。