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マルクス・アウレリウス『自省録』ポイント解説①

この記事をご覧くださり、本当にありがとうございます。

前回に引き続き、マルクス・アウレリウスの『自省録』について取り上げていきたいと思います。

マルクス・アウレリウスって?『自省録』って?

という方は、ぜひ前記事もご覧くださいね!↓↓

さて、今回はさっそく、内容の方に入ってみたいと思います。

『自省録』と言えば、通常版はとても内容が重厚で、ゆっくりと深めて読む必要があります。

参考までに、通常版の『自省録』はこちらです。↓↓

とはいえ、『自省録』の内容は膨大で、全てをご紹介するのは大変です。

そこで今回は、「超訳・自省録」を教材に、さらにポイントを絞ってお伝えしていこうと思います。

できれば毎週1回で、数回で終わるといいな♪と思っています☆笑

第1回目は、超訳版1・2章から8つの言葉ををご紹介したいと思います!


1章 「いま」を生きよ

1.時は過ぎ去り、二度と戻ってこない

思い起こしてみよう。君はいったい、どれだけ前からずるずるとひきのばしてきたのか?

なんども機会をあたえてもらいながら、それを有効に使ってこなかったのではないか?

もうそろそろ自覚すべきではないだろうか。

君がその一部である宇宙とはどんなものであり、君を生み出したパワーがどんなものであるかについて。

そして、君にあたえられた時間は制限つきだ。

この限られた時をつかって、心の雲を払いのけ、光を取り戻さなかったなら、時は過ぎ去り二度と戻ってこないだろう

超訳「自省録」より

人間が与えられた時間は有限です。

通常版では特に、

神々から時間や機会を与えられてきたにもかかわらず、有効に使ってこなかったのではないか?

と自分を叱咤激励しています。

自分もまた、宇宙の構成要素の一部であり、自分の心がけ次第で光を取り入れることが出来る。

ただし、それを自覚し、今しかないこの一瞬を大切にしない限り、「時」は二度と戻ってくることがないだろう、という戒めの言葉です。


2.人生最後の仕事であるかのように取り組め

いつどの瞬間においても、いま目の前にある仕事には、正確で偽りのない真剣な態度で取り組むこと

優しく、しかも自発的に、正義をもって取り組むこと。ほかのことには気を紛らわさず、人生最後の仕事であるかのように取り組むこと

無目的にも、感情的にも、偽善的にも、自己中心的にも、怒りっぽくもならないように取り組むこと。

充実して敬虔な人生を送るためには、いかにわずかなことで十分かわかるはずだ。

神々もまた、それ以上のことは求めていない。

超訳「自省録」より

通常版では、「愛情をもって、独立と正義をもって果たせ」、とあります。

現在の仕事に対して真剣に、愛と正義をもって、人生最後の仕事であるかのように取り組むこと。

その際に、偽善や利己心をもたないこと。

そのような姿を、神々も祝福されるでしょう。

…この考え方は、私たち現代人にとっても大切ですね!


9.心を乱されるな

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