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ママのお腹 #20字小説



ママお腹ぷにぷにだけど大丈夫?生まれる?




【完】(20字)
※生まれません。

#20字小説

本稿は、「#20字小説」の作品です。
「20文字で小説を書く」というルールに沿って仕上げました。

【育児日記】

ある朝のこと。私が布団の中でまどろんでいると、もの凄い勢いで何かが近づいてくる音が。

「ママ、起きるよー!!」

先に目を覚ました子どもたちが次々とお腹の上にダイブしてきたのでした。

寝起き直後の私にとっては、これが急なことで痛いのなんの。

「ウグッ……」と声をあげて苦しむ私。

その姿を見て、不思議そうな顔をした子どもたちが近づき、「大丈夫?」とお腹をさすってくれました。

いやいや、君たちの全体重はもう重いのだよ……でも、痛かったのを分かってくれてありがとう。

我が子ながら、優しいところもあるもんだ。


と思っていたのも束の間、娘からもたらされたのが、

「ママお腹ぷにぷにだけど大丈夫?」

という言葉。
その言葉に呼応するように、息子から、

もしかして、生まれる?生まれるんじゃない?これだけお腹出てるってことは!


との追い討ちが。

こら、黙らっしゃい。。笑

お腹が出ていて悪かったね。
ぷにぷになのはいつものことだよ。
そして、生まれるなら君たちがお腹にダイブしてきた時点でアウトだよ。
そもそも、3人なんてママが大変すぎて死んじゃうよ?

などなど、言いたいことは色々ありましたが、まあいいや。笑


子どもは無邪気でありつつ、時に残酷な生き物なのでした。


おしまい。


くだらないお話ですが、最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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