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シートマスク #20字小説




ママのお顔、変すぎて見たくないんだけど。





【完】(20字)

#20字小説


本稿は、「#20字小説」の作品です。
「20文字で小説を書く」というルールに沿って仕上げました。



【育児日記】


子どもの言葉は時にストレートかつ、残酷です。

先日、久しぶりにお出かけをする前に、保湿しようと思い、子どもたちとのお風呂上りにシートマスクをしてみました。

ところが、白いマスク姿の私を見て子どもたちが驚愕……。笑

「うわ……」

との一言を残し、一歩、またもう一歩と後ろにあとずさりしていて、明らかに引いています。

「どうしたの?」と一応聞いてみると、

何その顔。変過ぎて見たくないんだけど

との痛烈な一言……!

「綺麗になるためにやっているんだよ」

と説明しても、全く聞く耳を持たず、息子は

「怖いから近づかないで。というか、今後二度と、ママの顔に貼りついてる、その変なヤツするのやめて」

とピシャリ。

娘にいたっては、

「ママ怖い~😭、いやぁぁ!!」

とホラーな叫び声をあげて泣いてしまいました。

近所迷惑になるような声で「怖い」とか「変な顔」とか騒ぐため、仕方なくシートマスクを外します。

彼らの厳重抗議により、装着時間はわずか1分との悲しい結末。

なんてもったいない!

あのね、普通はシートマスクは5~10分置かないと効果が得られないんだよ!

……と説明しようとしましたが、そんな説明が通用するわけもありません。

実は、こんなこともあろうかと、シートマスクなどの保湿は、夜寝る前か早朝の一人の時間しかしていなかったのです。

ただ、今年は上の子も小学校に上がる年だし、そろそろ大丈夫だろう、とお風呂上りにマスクを導入したのが運の尽きでした……。

やっぱり自分の美容は、子どもたちが寝静まった後にもう一度起きてやるしかないな……と改めて決意した母なのでした。

おしまい。


つたない話をご覧下さり、ありがとうございました。



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