#3 パフォーマンスが低迷しているときのモチベーションの保ち方
今回はパフォーマンス低迷についてのご相談が多く寄せられることもあり、テーマはその中でも「モチベーション」という内容でまとめてみます。仕事もスポーツも、どれだけ気持ちがあるかによってパフォーマンスには大きな差が生まれます。ぜひこの内容を参考に自分自身のパフォーマンスについて考え直してみてはいかがでしょうか!
1. パフォーマンスには波がある
• パフォーマンス変動は当たり前
アスリートやビジネスマンにおいて、パフォーマンスには誰しも波があります。常に最高の状態を保つということは難しいものです。その要因は大きく分けると2つになります。
• 波を受け入れることの重要性
低迷期は誰にでも訪れることがあります。そんな時こそ、その低迷期に対して現実逃避することなく受け入れ、自己成長の機会として捉えることがメンタル面での鍵となるわけです。失敗やスランプを一時的な現象と考え、長期的な成長に繋げる視点を持つ意識からスタートしていきます。
2. 高いパフォーマンス状態の時
• 成功体験を活用する
パフォーマンスが好調なときは、技術や心の状態をしっかりと記録しておきましょう。どうしてもパフォーマンスが良い時を当たり前と思ってしまうと、少しでも不調が訪れると、現実逃避に走ったり、動揺してしまい、沼にハマってしまうこともあります。そこで、好調時の感覚や習慣をノートにまとめて振り返ることで、もし低迷期に入ったとしてもそれらを思い出し、改善に役立てることができます。もちろん作業も面倒ですし、低迷期に差し掛かると辛いかもしれないですが、どんな時でも当時の情報は貴重な財産です。自分のために記録しておきましょう。
• 謙虚な姿勢を保つ
好調期であろうと慢心することなく、基礎や練習にしっかり取り組むことが、持続的なパフォーマンスを支えます。好調な時ほど普段から取り組んでいたことを蔑ろにしてしまいやすいです。そこをブレることなく取り組み続けられるのが一流プレイヤー。慢心はココロの隙を相手に見せる行動と一緒です。そして、誰かは必ずその慢心なポイントを見ています。ちょっとした隙すらも与えない。そんな心がけが重要です。
3. 低いパフォーマンス状態の時
一方、パフォーマンスが上手く機能していないと感じた時の対策について、一部整理してみます。
• 焦らずプロセスに集中する
低迷期に入ったことで焦りすぎると、無理なトレーニングや自己批判に繋がり、さらにパフォーマンスを落としてしまうことにも繋がります。結果ではなくプロセスに目を向け、小さな改善に集中することが重要です。
特に、比較癖が根付いてしまっている人は重要なポイントをお伝えします。比較癖が強い人は点で見る癖がついている人が多いです。その場だけで判断する=今の成果・成績だけで判断する ということになり、比較材料を揃えてしまうのが問題となります。点で見るのではなく、幅で見る癖をつけることによって、比較することを制御することができます。ぜひ参考にしてみてください。
• ポジティブセルフトーク
自分に対して厳しい言葉をかけるのではなく、ポジティブなセルフトークを用いて、モチベーションを維持しましょう。例えば、「今は調整の時期だ」「必ず戻れる」といった前向きなメッセージを自分に送り続けるといったイメージです。これをさらに、不調な友人に対してアドバイスを送るようなイメージでセルフトークできるようになるとより効果的になります。
• 環境を変える、休養を取る
何をしていてもスランプが続く場合、一時的に環境を変えることでリフレッシュすることが有効です。練習場所、メニュー、トレーニング方法などを変えるのがイメージしやすいのではないでしょうか。ビジネスにおいては、違う活動内容を考えてみる、新しい発想を得るために趣味に没頭するなどが挙げられます。そして、心身の回復を促すために、十分な休養を取ることも必要です。
4. 無料相談を実施しています
この記事を読んで、パフォーマンス低迷やモチベーションの維持について悩んでいる方、メンタルトレーニングに興味がある方に向けて小枠ではありますが無料相談とクライアントの募集も行なっております!最大4名までは受け付けることが可能ですので、気軽にご相談ください!
中里匠吾
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