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#8 プレッシャーに打ち勝つためのルーティン作り

 #8はプレッシャーにどう立ち向かうのかについて、「ルーティン」というメンタル技術をご紹介していきます。なんとなく皆さんも聞いたことや意識したことがあるかもしれません。しっかりと解説していきますので、ぜひみてください!

1. プレッシャーとパフォーマンスの関係性

 プレッシャーはアスリートにとって避けられない要素です。試合や大事な場面では、プレッシャーがどう扱われるかがパフォーマンスの質を大きく左右します。
 適度なプレッシャーは集中力を高め、最高の結果を引き出すことができます。しかし、過度なプレッシャーは緊張やミスを招きやすくなります。
 例えば、サッカーのPK戦を考えてみましょう。このようなシチュエーションにおいてはプレッシャーが高まることが多いですが、適度なプレッシャーを感じられるようになれば、集中力を高めることにつながります。一方で、過度なプレッシャーは心を乱し、ミスにつながりやすくなります。実際に、ワールドカップのPK戦において、決めないと負けるというシチュエーションにおけるキッカーの成功率は30%を下回ります。

2. なぜプレッシャー下で安定したパフォーマンスが出せるのか

 大一番でも最大限のパフォーマンスを発揮しているアスリートは、プレッシャーの中でも一定のパフォーマンスを保てている特徴があります。これはなぜかというと、心と体の安定をもたらす「ルーティン」を持っているためです。ルーティンは安心感を生み出し、無意識にいつも通りの動きを引き出してくれます。これが、プレッシャー下でもブレないパフォーマンスを発揮する理由です。

例えば、テニスのロジャー・フェデラーは、試合前に一貫したルーティンを行っていました。例えばコートに入る前に、同じ順序でシューズの紐を結び、ラケットをチェックする習慣があります。このようなちょっとしたルーティンが安定感を生み出し、試合中の集中力を高める役割を果たしています。

3. ルーティンとは

 改めてにはなりますが、ルーティンとは試合や練習前に一貫して行う一連の行動や心構えのことを指します。ルーティンによって、アスリートは集中した心理状態に導き、心と体の準備を整えることができます。単なる「おまじない」ではなく、科学的にも証明された方法です。アスリートが自分に合った心理状態に入るための重要なツールとして使われています。

4. ルーティン作りのコツ3つ

①シンプルさを重視する

 複雑な動作や長時間かかる手順ではなく、短時間で簡単にできるルーティンを選びましょう。深呼吸や決まったウォームアップ動作、集中を高めるセルフトークなどが効果的です。例えば、バスケットボールの選手が試合前に「今に集中!」を繰り返し唱えることで集中力を高める効果があります。

②個別性を大切にする

 ルーティンは人それぞれ効果的なものが異なります。自分にとって心地よい動作や、精神的にリラックスできるルーティンを見つけ、そこに一貫性を持たせることが重要です。例えば、ゴルファーのタイガー・ウッズは、試合前に特定の音楽を聴くことでリラックスし、集中力を高めていました。

4.3 継続的な実行

 ルーティンの効果を発揮させるためには、継続的に実行することが大切です。試合だけではなく、練習でも毎回意識的に行うことが大事です。そうすることで、試合の時に自然とできるように習慣化され、本番でも安定したパフォーマンスを発揮できます。例えば、サッカーの選手が毎日の練習前に同じウォームアップルーティンを実行することなどが挙げられます。そうすることで、試合時のパフォーマンスが安定されます。

5. 無料相談

 プレッシャーに打ち勝つためのルーティン作りに関するご相談や、メンタル強化についてのお悩みがあれば、無料での相談を実施しています。お気軽にお問い合わせください。専門家があなたの悩みに寄り添い、最適なルーティン作りをサポートします。

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中里匠吾
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