最大の投資先はどこか
広告の企画をしていると経営者とお会いする機会がある。そうするとどうしてもビジネスについて多少はくわしくなる。そうすると投資にも興味をもつことになった。
どんな分野でもトップの人のことばをすきになることが多い。ことばというよりも考えかたかもしれない。投資の神様ウォーレン・バフェットにも、とてもすきなことばがある。これは会見かなにかで子どもから「なにに投資をすればよいか」という質問に対する回答で「自分自身」と答えた。経済に絶対はないし長期的にみれば、おおくのものは問題はないけど、その耐久戦に勝てないかもしれない。でも自分の能力を高めて稼ぐ力を身につけておけば、世界がむずかしい状況でも生きぬいていける確率がたかい。だから最大の投資先は、自分である。という回答だった。
お金に興味をもつことはすばらしいこと。投資でお金を儲けることも世の中の仕組みを知るうえでも重要なことだし、すばらしいことだと思う。少子化がすすんで年金制度もくずれつつあるいま、老後も心配だろう。だからといって若いときを株式投資についやすことには反対したい。いろんな経験をつめる時期、しっぱいを許してもらいやすい時期、まわりもいっしょにばかになれる時期を甘くみてはいけない。お金は大事だけれどお金のことばかりじゃきっと、つまらない。
ウォーレン・バフェットはこうも言っている。大学の講義かなにかで壺をおき、「この壺には大きな石が入っている。ここにはまだなにかが入る余地があるか?」と学生に問い、砂を入れつづける。これは、いっぱいだと思っても入る余地はある。という教えではなく、「大切なものは最初に入れておかなければならない」という教訓だ。大切なもの=大きな石で、その核の部分をもっていれば、ほかのものは後からいくらでも入れられる。でも先に砂(とくに大切ではないもの)で埋めつくされたところに大きな石は入らない。
「お金がもっとも大切」と冗談のように聞くことがあるが、お金中心の生活がたのしいとは思えない。あらためて言うが、お金は大切。興味をもつことはすばらしいこと。だけどそれよりも自分やまわりのことに、もっともっと興味をもってほしい。
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