シニアのリスキリング記録Ver.2
先月から通いだした社会人大学の講座ですが、昨日は一か月ぶりの一日講習でした。
今回は「自分のことを知る」だったように思います。これは意外と難しいです(笑)
ビジネスで成功する人の能力(EQ理論)
ビジネス社会で成功の要因は何か?と考えた時、能力主義のアメリカでは一つの指標として学歴(IQ)が高いこと言われています。しかしIQが高くても成功しない人がいることから、何か他の要因があるのか?という調査がされました。
その結果ビジネス社会で成功した人は
自分の感情の状態を把握してそれを上手に管理調整するだけでなく、他者の感情の状態を知覚する能力に長けている
ということで「感情を上手く管理して利用できることは一つの能力」として、これをEQ理論と言うのだそうです。
EQは誰にでも備わっているものですが、必ずしも発揮しているとは限らないそうです。大事なのは能力が高いかどうかではなく、能力を使っているか(発揮しているか)ということになります。
要するにEQを使って行動しているかどうかということです。
これを測る指標としてEQI検査(行動特性)というものを受けました。
私は普段、人の違いをお伝えする時に「行動特性」という視点もお伝えしているので、自分の結果は「まあそうだよね~」という感じです。
先生からはバランスが取れているから良いですね、と言っていただきましたが、その中でも自分の心理状況を捉えて表現することや、相手に伝えるところが弱いと出ました。
対人関係はバランス取っているけどムラあり、自分のことを上手く伝えられずに相手からは物足りなく思われることもあるということでした。
その通りです・・・(泣)
他の人の話を聞いてみると・・・
面白かったのは周りの人たちのコメントでした。
メンバーの中に「尖っている人」と思われている方がいたのですが、今回もご自身の納得いかないことを先生にズバッと質問を突っ込んでいました。
そんなこと聞けない~と私は思っていたのですが、本人はまったく「尖っている」という意識はなく、自分が納得いかないことを突っ込んでいただけということでした。周りは関係ないとのこと。
その方に、自己主張とか自己表現のスコアは高いですか?と聞いたら
「うん、MAXだね」と教えてくれました。予想通りです。
他にも、自己認識の部分は高いけど他人のところは点数が低いということで「人に興味がないのかも」とコメントされている方もいました。
会社ではマネジメントもされているとのことで、なんとなくこの方のマネジメントスタイルが想像できてしまいました。
感情と行動の結びつきという視点が面白かったです。
今回の学びをシニア活用の視点で考えてみると
その他、マイライフツリーというものを作って自分のことを10分間話し続けるという課題があり、自己表現・主張の低い私には苦行以外の何物でもなかったです(笑)
他の方の話を聞きながら質問をする時間もありました。この方のこういうところは強みだなと思ったり、この後描いていることはあるのか?など、他の方からたくさんヒントをいただきました。
自分のことは自分が一番わからないですね。
今回はチームビルディングの視点で言うと「人材力」の深堀だったと思います。
シニア活用もまずはそのシニアの「人材力・個」に焦点を当てることが大切だと思いました。
私の世代は大勢の中からある意味勝ち上がってきた人が上にいます。
自分の正解を持って行動できた人が上にいるような気がします。
これまではそれで良かったのですが、定年というある一定の線に差し掛かる時、「自分」だけでは上手く働けないと思いました。
「相手」という対象を感情の状態をきちんと把握した上で、自分の役割を変化させられる人がこの先は残れる人材だと思います。
ゴマすりをしろということではなく、相手に対して自分の強みを、相手に合わせて使える人がこの先も企業において残ってほしいシニアになるのかなと思いました。
「自分」の成功(もしくは価値観)が一番だと思うことは悪くはないですが、そこから抜けられない人はむしろ起業した方が上手くいくと思います。
恐らくそれを欲している人はどこかにいるはずなので。
先ほどの「尖った人?」は、やはり起業を考えて今準備しているのだそうです。
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