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阿含の星まつり参拝ガイド⑥ ブータン式護摩法要を見よう!

2023年2月12日(日)、京都市山科区北花山の阿含宗総本山にて阿含の星まつりが行われます。

阿含宗の年間における最大の行事で、一般の方もお気軽に参拝可能です。

このnoteは、日本で唯一となるブータン仏教様式の護摩法要を見ることができる阿含の星まつりについての紹介です。

ブータン仏教様式の護摩法要

ブータン仏教は、チベット仏教の流派のひとつです。
このブータン仏教方式の護摩法要が阿含の星まつりで行われます。

阿含の星まつり規模の大きな護摩壇を前にして、誰でもお気軽に参拝できる状況で、ブータン仏教様式の護摩法要を見られるのは、阿含の星まつりだけです。

チベット密教、チベット仏教、ブータン仏教に興味があるならば、この機会を逃すこと無く、実際に現地に来て、その目で護摩法要を見るべきでありましょう。

公開されているYouTubeの動画のリンクを貼りましたので、雰囲気を知りたい方はこちらも参照ください。

当日の法要のスケジュール

ブータン仏教様式護摩修法「息災秘密特別加持」は2回行われる予定となっています。この時間までに①結界にお越しください。

第一回:11時50分
第二回:14時

護摩法要は①結界まで来て、生で見ましょう!

護摩法要を自分の目で見てみよう

清川さんはブータンの歴史上初の正規の海外留学僧

ブータン様式の護摩法要を執り行う清川さんは、現在の阿含宗で最上位の男性僧侶です。清川さんの僧侶としての経歴は日本の仏教史に名前が残るものだとボクは考えているのですが、その最も重要な偉業がブータン仏教界との関わりです。
清川さんはブータン仏教の高位のラマ僧です。なぜラマ僧なのかというと、清川さんはブータン国が国外から初めて迎えた正規の留学僧だからです。また、ただ留学しただけではなく、厳しい修行の成果として高位のラマ僧となって帰国しています。
もちろん、ブータンの末寺に入門した外国人僧侶はいると思います。しかし清川さんの場合は、国家間の外交ルート経由での正規の留学僧です。
これはブータンの歴史上初ということであり、それは即ち日本初でもあり、世界初でもあります。

王室外交によって要請を受けた留学

「国家間の外交ルート経由」とは何かというと、そもそもの始まりは、下記リンクの書籍の著者である現ブータン国王の母親?おばさん?にあたるブータン王室の方が、この書籍の日本語版出版記念の来日時に、阿含宗開祖に対して阿含宗の僧侶を留学僧としてブータンに派遣してほしいと直接の要請をしたことから始まります。
王室からの正規の依頼ですから、王室外交となるわけで、公表されているかどうかはともかく、手続き的には外務省の協力が必要だったでしょうし、日本の皇室にも話は伝わるのだと思います。皇室、王室の当人同士が会ったら「ブータンの歴史上初めてなんです!」と話題に出ることでしょう。

高僧になって帰国

清川さんが語るには、ブータンに行った最初の数年は辛いことがたくさんあったそうです。例えば何か法要や勉強会があったとしても、日本人留学僧だからという理由で参加を禁止されるといったことが度々あったそうです。
なので「こういう状況ならば、これ以上ブータンにいても意味がないので帰国しよう。でもその前に、せっかく来たのだから、ブータン人僧侶もほとんどやらない厳しい山籠り修行をやってから帰国しよう」と考えて、野生の熊が出るという危険な場所にある山小屋にこもって年単位の修行に挑み、これを成し遂げたところブータン仏教の高僧に認められたそうです。これ以後、清川さんはブータンの中央の僧院に呼ばれて学ぶようになり、ブータン仏教の高僧だけに伝授されるような貴重な法の伝授を受け、ブータン仏教の深淵に触れる資格を持つ高僧となって帰国しました。

ブータン式の護摩法要を見る

2023年時点の日本において、本格的なブータン様式(チベット仏教様式)の護摩法要を行うことができるのは清川さんだけです。
ブータンの文化、ブータン仏教、チベット仏教、仏教全般に対して興味関心がある方は、是非、この機会を逃すこと無く参拝して、自分の目で法要を見ていただきたいと思っています。

阿含宗の護摩法の源流は、真言宗の三寶院流憲深方さんぽういんりゅうけんじんかたと言う流派で、この流派の護摩法要で使われるお供物は漢方の素材だか薬味だかが中心で、あとはゴマ油を護摩の炎に注いだりします。
これは阿含の星まつりの通常の法要でも、結界内で山伏の方が合図に合わせて大きな杓子で何かを護摩壇の炎に投じている様子に見ることができます。匂いに敏感な方は、参拝席にいても、お供えされるゴマ油の匂いを感じ取ることができるでしょう。
他の流派の護摩法は存じ上げませんけれども、阿含宗では護摩の炎に宿った諸仏諸尊に食品をお供えするわけです。

ブータン様式の護摩法要をみていると、日本人にはよくわからない食べ物らしきものや、よくわからない液体、木の枝や布の切れ端みたいなものまで護摩の炎に投じてお供えしています。布の切れ端みたいなものは衣服をお供えするイメージなのかもしれない。
日本には無いものもあるらしく、法要のために、わざわざブータンから色々なものをお取り寄せしているらしいです。
何をお供えしているのか、ボクは全く知りません。

日本でもブータンでも、護摩法を整備した当時の人が考える当時の高級食材や高級品をお供えものとして定めたものだと思うので、そういった文化の違いも見どころだと思います。

ちなみにボクがお供えされる側になったときは、お酒の入ったチョコレートをお供えしてほしいです。

星まつり連載記事のまとめ

現在、この回までに、全5回の内容を公開しました。
この回は一般的な内容に留めておりますが、ここに記載の全5回は霊感がある人、或いはそういった事柄に興味がある人に向けて、思い切り振り切った内容になっています。

1回目:阿含の星まつりで体感できる大霊力は4種類!
違いのわかる貴殿貴女かどうか、試されています!

2回目:結界を越えよう!
超えてみましょう!

3回目:神様にご挨拶しよう!
神様が降りてきます・・・

4回目:開祖秘密九字は絶対に受けましょう!
強烈な霊気を感じることができます。

5回目:ブータン仏教の霊力を感じてみよう!
以前のボクは、ただの珍しい仏像展示イベントだと思っていたのですが、実は違いました

7回目:誰にも相談できないけど不倫関係の解消ができずに悩んでいます、という、非常に苦しい悩みを抱えている人に向けて、ピンポイントで書いた内容です。何か他の悩みを抱えている人も、同じような経路で参拝して、本気で祈ってほしいと思っています。

8回目:ブータン仏教の巨大仏画・トンドルを見てみよう
チベット密教やブータン仏教、仏画や仏教美術に興味関心がある人に向けたメイン会場の巨大仏画の紹介です。

全話共通の内容:現地への参拝方法のご説明
電車で京都駅まで来てください!自家用車での参拝はできません!

参拝の交通手段についてのご説明

当日の星まつり会場への参拝は、公共交通機関をご利用ください。
自家用車での参拝はできません。

交通手段は2つです。

京都駅八条口の特別バスターミナルからバスで会場に来る!

八条口という京都タワーが無い方の改札を出てバスターミナルに来ると、阿含の星まつりのバス乗り場に案内してくれる人がたくさんおりますので、その方の案内でバス乗り場に来てください。
片道のバス代は数百円です。

スイカ等は対応してないと思うので、現金を準備してきてください!!!

徒歩に問題ない方はバスで!
ハイヒール、絶対ダメ!歩きやすい靴と服装で!

タクシーで来る!

足の悪い方がいらっしゃる場合は、必ずタクシーでお越しください。
バスでの参拝の場合は、法要会場まで急で長い階段を登る必要があります。これも修行と言えば修行なのですが、車いすの方や足の不自由な方は、はっきり言って会場入りが極めて困難です。

ですので、車いすの方や、足の不自由な方、体力に自信がない方は迷わずタクシーにしてください。
片道2500~3000円くらいかな、と思います。

京都のタクシーの運転手さんたちは、阿含の星まつりと言えば、決められたタクシー乗り場に連れて行ってくれます。
ボクも親を連れて行くのでタクシーです。

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