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瞑想技術:導引気功

このnoteは導引気功という瞑想技術の入り口について書きました。
やることは簡単です。
・体内に「気」を発生させる
・発生させた「気」を体内で動かす
・動かす時は呼吸を使う
・最初は下図のルートでやってみましょう
・ちゃんと練習すれば、できるようになります

最初のルート

導引気功

導引気功というのは、体内に気を発生させて、それを体内のルートに沿って巡らせるという瞑想技術です。

最初は「気」を発生させるところから

まず初めは「気」を感じるところからです。
図で言うところの気海・関元、おへそから3センチくらい下というような表現をされるのですが、そこに手を当てて、心でその位置を意識して、そこに熱源を感じるイメージをします。
基本はゆっくりと息を吐きながら、その熱源が燃え上がるイメージをします。
呼吸と瞑想のイメージを組み合わせが重要です。

このとき「燃えろー」などと、脳内で言語にして絶叫しても意味がない。
そうではなくて、心の裏側を使って、うまいことやります。
意識しないように意識して、熱を発するように、色々試行錯誤を繰り返す。

最初は気海・関元の場所を心で把握するのは難しいので、手を添えて、この辺りという感覚を掴むのがオススメです。
心と体が場所を覚えてしまえば、手を添える必要はありません。
そのうち、心の裏側のスイッチを切り替えるだけで「気」が発生するようになります。

「気」を動かす

「気」らしきものを感じられるようになったら、今度は呼吸、主に吐く息を利用して、その「気」を移動させます。

最も理解しやすいのはのど、あるいは尾てい骨に「気」を持ってくることです。
最初に掲載した図の通りです。赤or黒の線が「気」を流すルートです。

吐く息に合わせて、少しずつ「気」を移動させます。
これも脳内で言語で「動けー」と絶叫するのではなく、心の裏側を使用して、うまいこと動かしてください。呼吸との連携が重要です。
最初は手を添えるなどして、ルートを心で探しながら「気」を動かします。
とにかく練習が必要です。

喉、あるいは尾てい骨まで「気」を動かしたら、そこでガンガン「気」を発熱させて、今度は、また気海・関元まで「気」を戻します。

これができるようになることが、最初の導引気功の目安になると思います。
導引気功にも色々な流派があって、他のルートから着手すべきである等々色々なご意見があると思いますが、このルートに「気」を流すことができないようであれば、ここから先には進めないので・・・

そして、この簡単なルートで気を流すことができるようになったら、背中を通すルートを開発したり、色々あります。
実際に「気」を感じることができるようになって、それ以外のルートを開発して導引気功を進めてみたいという思いましたら、専門の書籍を購入していただいて、実際に絵を見たり、解説を読んで実践してください。

阿含宗会員信徒としては、導引気功に焦点を絞った場合は、この書籍をオススメします。

瞑想するためには栄養が必要

導引気功に熟達して「気」を頭まで持ってくることができるようになったとき、激しい頭痛を感じるようになって、瞑想や気功ができなるなる場合があります。

それは脳が必要としている栄養分が完全に不足しているシグナルです。
気を感じて、気を動かすという行為は呼吸と心を使います。
そして心を使うという行為は、当然、脳を使用しています。
さらに導引気功で「気」を頭にまで持ってくるということは、脳内に、通常とは異なる動作をさせることですから、いつもとは違う栄養素が必要になってくることを意味しています。

そのため、どこかの時点で、瞑想をするために必要な栄養素を摂取するという段階が必ずやってきます。

まず、脳内物質が動くためには、ビタミン・ミネラルが必要です。

脳細胞や脳が必要とする脳内物質は、タンパク質が原材料です
タンパク質・プロテイン摂取を伴わない瞑想は自殺行為です。

この視点を持たずに瞑想をすることは、デンジャラスですし、物理的に必ず行き詰まります。

脳が必要とする栄養素を摂取せずに、高度な瞑想はできません。
断言します。

導引気功の応用先

この瞑想技術を習得して、いったいどうなるというのか?
という点について説明します。

健康になるか?と言われたら、よくわかりません。
たとえば、気海・関元に「気」を発生させてガンガン燃やし続ければ、おなかに蓄積された中年太りの脂身を消費してスリムになるんじゃないか?と思って頑張ってみたけど、痩せないんですよね・・・・
ですので肥満解消には効果がなさそうであることは言えます。

導引気功の行き着く先、最終的にはチャクラ開発という所まで行くのですが、それは多くの人々を救うという使命を持って生まれたような特別な人の世界の出来事です。
99.9%以上の人は普通の人なので、夢を抱いて瞑想しても、どこかで行き詰まり必ず挫折します。なので、この路線は、あきらめましょう。

では、普通の人は、習得する意味があるのか?と言われたら、あります。
瞑想には入我我入にゅうががにゅう火界定かかいじょう、仏光観といった技術があるのですが、この瞑想で「気」を動かすという感覚を掴んでいれば、やれることが大きく変わります。

例えば火界定かかいじょうという瞑想では、まず最初に神仏のエネルギーが込められた聖なる炎を自身の瞑想空間に現出させます。そして、その現出させた炎を空間全体に行き渡らせるのですが、その行き渡らせるという行為は、ここで練習した「気」を動かす感覚と呼吸法の連携技を使用します。

ですので、導引気功の技術は、色々なところで応用ができる基礎技術であるというのが、今のボクの認識です。
興味がある人は、是非、チャレンジしてみて欲しいです。

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