私が傾聴して欲しかったのはどんな時だっただろう?
こんにちは、久しぶりの登場です笑 傾聴広報活動中のなほです。
皆さんが話をしたい時はどんな時ですか?
嬉しいことがあった時、ショックな出来事があった時、色々思い当たると思います。
では話を聞いてもらいたい時、心に寄り添って欲しい時は?どんな時でしょうか?
傾聴は【相手の心に寄り添い、共感して話を聴く】聞き方です。
今回は今までの人生でどんな時に傾聴して欲しかったか、心に寄り添って欲しかったかをまのちゃんと傾聴し合いました。
私たちの経験を踏まえて、1人でも「傾聴してほしい」というタイミングに寄り添える社会になりますように…
話を聞いてもらうのは甘え?
私の人生でいつ人に話を聞いて欲しかったかと考えてみても、最初なかなか思いつきませんでした。
なぜなら、昔の私は自分の役割は人に与えることであり、私が与えられるべきではないと思っていたからです。だから自分の問題は自分で解決するのが当たり前で人に話を聞いてもらうのは甘え、人に話したいと思ったことや話したこともありませんでした。
でも今振り返ってみると、人に話を聞いて欲しかったタイミングはやっぱり鬱だった時だと思います。
壊れていく自分が怖い
私の鬱は大学最後の年に突如現れました。
それまで傍から見ると順風満帆な生活を送っていた私。
家族からの信頼も厚く(本来の自分を押し殺した私ですが)、色んな相談を受けていました。
その年は弟の大学受験と、
就活や論文、学会発表など私の学生生活集大成の年。
自分の就職活動もし始めなければならない、研究室でも役割が増えたり研究もまだまだやらなければならないことがいっぱい、国試勉強も始めなければならない。そんな中、弟の大学受験に向けて弟と周囲の仲を取り持つことはかなりしんどかったのを覚えています。
大学受験は弟の人生を左右する大事なこと。
私だからこそ伝えてあげられることなど、たとえ自分の学生生活が苦しかったとしても、弟のことを何とかしてあげたい。決して蔑ろにしたくありませんでした。
そこで無理が来た。
弟の進路が決まった瞬間、私は何も出来なくなりました。
研究はおろか、外出することさえ、食べることさえままならなくなった。
あんなに好奇心旺盛だったのに何も興味が湧かない。
日々自分でなくなっていく恐怖がありました。
最初はその変化に抗っていましたが、昔の自分が戻ってくることはありませんでした。
どんどん落ちて、落ちきると何も出来ません。
ただ寝て、たまに起きて、水か食料を口にして、寝る。
なんとか大学は卒業できましたが、国試に落ちてしまったので内定先の病院に就職することもありませんでした。
(鬱の中就活も頑張ったのに!内定先の方にもご迷惑をかけてしまいました。)
鬱は治りかけが1番しんどい
大学卒業後、私はまだまだ鬱状態にありました。
しかし一時期よりは良くなっていて、それは私を心配してくれた親友のおかげです。
金銭的な問題で一人暮らしが難しくなり、私は私を悩ます家族の真っ只中、実家に帰らざるを得なくなりました。
家族は私の鬱を全く理解していませんでした。
私は家族の前では努めて昔の自分を演じていたし、一人暮らしも長かったので家族と触れ合う機会も少なかったからです。
実家に帰った私はまだまだ鬱が明けない中、1人で闘うしかありませんでした。
鬱を理解してもらえない、甘えだと思われる、レールを踏み外した私への風当たりは強かったです。
鬱で落ちきっている時は感情すらありませんでしたが、
この時は本当に辛かったです。
どこで傾聴して欲しかった?
今回のnoteの本題です。前置きが長くて申し訳ない笑
私の過去を振り返った時、傾聴して欲しかったタイミングは「誰にも今の自分をさらけ出せず、辛かったと感じている時」です。
具体的に言うと、ストーリーの最初と最後
・家族や研究などでいっぱいいっぱいだった時
・実家に帰って1人で鬱と闘っていた時
鬱で落ちきっている時はそこまで聞いて欲しい、と思っていなかったと思います。なんの力もないので、話す気力さえないからです。
もし、私が鬱に入りかけのいっぱいいっぱいの時、
「全て蔑ろにしたくない、頑張るのを諦めたくないのに出来なくて悔しいんだね、辛いんだね」と心に寄り添ってもらっていたら、、
もしかしたら鬱にならなかったかもしれない
鬱が明ける時ももっとスムーズに、早く鬱とお別れ出来たかもしれない。
そう思うと、この「誰かに気持ちを吐き出したい、心に寄り添って欲しい」という時に、自然と【傾聴】という言葉が思いつくような社会になることを願ってやみません。
鬱真っ只中の時に新しいことを伝える、というのはとても難しいと思います。
だからこそ、誰もが傾聴を普通に知っている、という社会をつくりたい。
私のように苦しむ人を減らしたい、救いたい
しんどい時は【傾聴】があるよ、と知ってもらいたい。
そんな気持ちで、今日も傾聴を世に浸透させる活動をしています。
最後まで読んでくださってありがとうございました⸜(*ˊᗜˋ*)⸝⋆*なほ
《追記》
昔の私のように、
今1人で誰にも言えずにしんどいと感じている人にもしこのnoteを届けることが出来たなら、いつでもご連絡ください。
過去の辛かった話を聴いて欲しい方も大歓迎です。
私は専門家ではありませんが、話を聴くことはできます。ありのままのあなたにそっと寄り添いたいと思います。
▼なほへのお問い合わせフォーム
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