カロリーって何だろう?
{2021.11.19の記事}
ウォーキング中にずっと考えてきた話題。
『文章に起こすの難しいな…。』と思って避けてきたネタw
でも、今日はとてつもなく気になるから書いてみますw
脂肪1kgあたりのカロリー=7200kcal
と言われています。
その為、1kgの体脂肪を減らす為には7200kcal消費しなければいけません。
運動で消費できるカロリーは、さほど高くないので、痩せたい人は食事制限が必須です。
と、いう風によく言われます。
ですが、よくよく考えてみると、
体脂肪を初めに分解してくれるのは酵素(リパーゼ)なんですよね。
酵素(リパーゼ)が脂肪を分解すると、
脂肪酸
と
グリセロール
になります。
脂肪酸とグリセロールに分解された時点で、元々の7200kcalでは無くなってる筈じゃないですか。
だったら、1kgの体脂肪を運動で消費しなければならないカロリーは、7200kcalではないですよね。
謎です。
これ、食べ物にも当てはまってて、例えば500kcalのケーキを食べたとしても、体の中で消化酵素が働いて分解された時点で、体内に蓄積されるカロリーは500kcalではない筈じゃないですか。
ケーキだと、脂質や糖質が多いので、体内に蓄積されるカロリーは、多いとは思いますが、丸々500kcalではないと、皆さんも思いませんか?
私は化学を真面目に勉強してこなかったので、詳しくは書き記せないんですけど、
『分解を経た栄養素が元々のカロリーと同じ訳が無いじゃん!』と思うんですよ。
脂肪酸を分解した後のグリセロールなんかは体内で再利用されたりするらしいので。
痩せたいからと言って、[とにかくカロリーを減らすだけ、のダイエット]だと、体は飢餓状態だと勘違いする可能性があります。
[体が飢餓状態]だと判断されてしまうと、消費カロリーを抑えようとしたり、カロリーを無駄遣いしてしまう筋肉という組織を減らそうとしてしまいます。
結果、代謝が悪い体になってしまうので、リバウンドもしやすくなりますよね。
痩せよう、ダイエットをしようと思った時、摂取カロリーばかりに着目しがちですが、
[体内に蓄積されているエネルギーを分解→消費すること]
を一番の目的にするべきだと思います。
『体内に蓄積されているエネルギーを分解→消費させよう』と考えた場合、摂取カロリーだけを減らす行為は、
[分解や消費に費やすべきエネルギーを使わないように節約しよう]とする反応が起こってしまうので、ダイエットとは真逆の流れになってしまいますよね。
(とはいえ、食べない事で体重が減りやすいことは私も身をもって経験済みなので、ついついやりたくなってしまいますが。)
体内に蓄積されている余分なエネルギー(体脂肪)を、分解→消費することを、化学的に説明しようと思うと、かなり複雑なんだと思います。
ただ、ポイントとして
①分解酵素が働くように信号を送ること
②分解酵素が、しっかり体脂肪を分解すること
③分解後の脂肪酸とグリセロールが正しい経路を辿って消費されること
この3点は確実に重要です。
①を促す為に、摂取カロリーを抑えるという方法を取ることも間違いではないが、リスクを伴う。
そのリスクを生まずに①を促せるのが運動である。
↑要はこういうことなのでしょう。
体重が一気に減りやすいのは、[食べないこと]であるのは事実だと思います。
しかし、以前体重は当てにならないという記事を書いたように、体重の増減が即ち体脂肪の減少ではありません。
体内の余分なエネルギーをしっかり上手く活用できる、【サイクルが回っている体】こそ、健康体であり、ダイエットに成功した体だと、思いませんか?
栄養素や酵素が上手く循環する体であるということに、カロリーって関係しないんですよね。
ほんと、カロリーって何なんですかね( ´~`)