闇落ちするとき
{2022.05.17の記事}
普段
『機嫌良く過ごそう!』
『波動を高く保とう!』
と決めていても不意に病むときありませんか?
私はよく、あります。
『自分は完璧な存在だ!』
『自分は天から見守られる存在だ!』
みたいなことを、何となく分かった上で、
『そんなこと言ったって自分なんてダメな人間なんだ…orz』
みたいな気分になってしまいます。
これ、何でなんかな?
って思ってたんですけど、その答えは恐らく[他人軸に乗っ取られたら病む]なのだろうと気付きました!
『○○な自分はダメ!』
『△△な自分は良くない!』
『□□な自分は治すべき!』
これらの、自分を否定する言葉って実は
[過去に他人から言われた言葉を自分でトレースしてる言葉]がほとんどだと思うんです。
子供の頃って、[他人からどう思われるか]っていう視点で物事を考えられませんでしたよね。
だから、外でも平気で寝そべってみたり、人前で鼻くそほじって食べたり、変なことを堂々とやっちゃいますよね。
それを
「そんなことしてたら笑われるよ!」
「そんなことしてたら恥ずかしいよ!」
「うわー、そんなことしてだっせー。」
とか、他人から色々言われる内に気付いたら
『他人から自分はどう思われるのか?』
っていう他人軸で物事を測るようになっていくんですよね。
その内、自分の意見のどこからどこまでが他人からのトレースなのか、分からなくなってしまいます。
私たちは普段、[自分で行動を選択している]ように見えて[過去に受けた他人からの指摘を元に選択している]ことって少なくないんです。
『こういうときは○○してはいけない。』
『こういうときは△△しなければならない。』
『こういうときは□□でいなければいけない。』
「では、その理由を挙げてください?」
と聞かれたら
「だって、それが常識でしょ?」
の、ようなフワフワした回答しか出てこないものは全て、[他人軸で物事を考えた結果の選択]だということになってしまいます。
「こういうときは○○してはいけない。何故なら、…………。」
と、自分の行動・選択に明確な理由を述べられるのは、ちゃんと自分軸で考えられているとも言えます。
しかし、その理由付けも他人からのトレースだったりと、どこからどこまでが完全な自分軸の意見なのか、分からなくなってしまうことは本当に多いです。
私がよく経験するケースは
「✕✕しなよ。」
「◇◇したら良いじゃん。」
と、行動を促されるケースです。
✕✕した方が良いと思っているのは他人です。
◇◇したら良いと思っているのも他人です。
なのに、
『他人から言われたからやらなきゃ…。』
『他人から言われたからやった方が良いのかな?』
などと変に焦ってしまいます。
こんな風に、他人から色々言われる内に[どこに自分の意見があるのか]が曖昧になってしまって、様々な選択の基準が"気付かない内に"【他人軸ベース】に偏り過ぎてしまったとき、病むのだろうな、と私は思いました。
こういうときに、頭で色々考えてもネガティブなことばかり浮かびやすいですし、考えた所で答えは出ないという負のループにハマってしまいます。
では、自分軸とは何なのでしょうか?
一言で言ってしまえば、[自分の"心"が動く選択]なのですが、これまた難しい表現ですよね。
自分軸に戻るための具体的な方法から書いてみます。
『どうしてあの人はあんなこと言うの?』とモヤモヤしたときは
『どうして私はあんなこと言われた時に悲しい(悔しい、ムカつく)の?』と、自分に問いかけます。
この、
『どうして私はあんなこと言われた時悲しい(悔しい、ムカつく)の?』など、質問を投げ掛ける客観的な自分を登場させるのがポイントです。
そして、
『だって、あんなこと言うなんて、酷いじゃん!』と、悲しんでいるのがインナーチャイルドですね。
『どうして酷いと感じるの?』と、また質問を投げ掛ける…
と、いうように、
『どうしてあの人はあんなこと…』と、【あの人】を主軸にするのではなく、
『どうして【私】は悲しいと感じるの?』と、自分にインタビューを繰り返します。
自分にインタビューを繰り返す内に、自分が主役へと戻れるので、
『あの人が何と言った』かは関係無くなりますよね。
["主役の自分が"どう感じたか]という点に着目し、
『だったら、どうしたら嬉しい?』と、主役である自分が喜ぶことを探します。
主役は常に自分なんです。
『【あの人】が何故あんなことを言うのか?』
そんなことより
『【主役の自分】がどうしてこんなにも悲しいのか、どうしたら嬉しいのか?』
こっちを掘り下げることが大切です。
このように、自分にインタビューをして、自分を掘り下げ、掘り下げ、発掘した
『では自分はどうしたら気分が良くなるのか?』という部分が、[自分の"心"が動く選択]ということになります。
ネガティブな負のループにハマっているとき、大抵は自分が主役であることを忘れてしまっています。『○○な自分はダメだ…。何故なら……。』
『そんなこと言われたら悲しいな?』
↑こっちの視点に戻らなければいけません!
『もっと自分のこと認めて欲しいな?』
『もっと褒めてくれたら嬉しいな?』
『考えるの疲れたから止めたいな?』
I thinkではなく
I feelの自分に戻るのです。
○○な自分をダメだとジャッジしているのは自分ですが、もしかしたら、そのジャッジは他人からのトレースかも分かりません。
他人からのトレースなのか、自分の純粋な意見なのかも分からない意見よりも、
『今、自分はどう感じるのか?』
ここを優先してあげるのが重要です!
大事なのは、
『今、自分は、どう感じるか。』
ここに戻ることなんです。
私が普段闇落ちする時、何となく
『他人軸に乗っ取られて、自分に還れなくなって苦しい。』と感じます。
『もっとあの人がこうしてくれたら…。』
『何であの人はこうしてくれないの?』
『どうしたらあの人は分かってくれるの?』
こんな感じで、あの人あの人あの人…を軸に考えるのが癖になっています。
その上で、
『もっと私が大人になれば…。』
『もっと私の心が広かったら…。』
『何で私はこんなに小さい人間なんだ…。』
と、自分を責める方に意識を向けてしまって、落ちていくのですが、初めに
『どうして私は悲しいの?』
と、自分に原因を聞いてあげたら、解決はしなくとも機嫌は治るんですよね。
こんな風に、すぐ自分軸に戻れるように癖付けたいのですが、長年染み付いた他人軸癖は、完全に治るまでもう少しかかる気がします。
だから、
『闇に落ちたときは、自分軸に戻るんだよ~!』という自分への指導書を書いてみました。
自分への指導書ですが、闇落ちする人はほぼ全員、闇落ちの原因が私と同じように[自分軸に戻れなくなってしまったとき]なのではないかと思うので、UPしておきます!
とはいえ、私自身
I thinkの自分
と
I feelの自分
の境目がまだよくわかっていないのですが、とりあえず
『今、どんなお気持ちですか!?』をキーワードにして貰えると分かりやすいかと思います。
悩んだ時は