自分にYES!を言えないのは…
⚠️初めにお断りしておきます⚠️
私自身は出産も子育てもしたことのない人間です。今日の話の中で【子育て】にまつわる部分について言及するので、
『子供を育てたこともないヤツが分かったような口を聞くな!』
って、イライラするであろう人はこの話を読まないでください。
『自分を変えたい!』
って、強く思うにも拘わらず、変えられないとか、自分に対して
『いーじゃん、やっちゃいなよ!』
『やってみたら?』
『新しいこと、挑戦してみようよ!』
などなど、新しい行動をする自分に対して許可を下ろせない人の一部は、もしかすると自分の精神に親の精神がベッタリくっついているからかもしれませんので、今日はその辺の話を書いておきますね。
『自分は毒親育ちです!』
という自覚がガッツリある人は、もしかしたら下記の記事から読んで貰った方が話が伝わりやすいかもしれないので、ピンときてる人はご活用ください。
世の中には、自分の子供のことを
・自分の分身
・自分の2号機
・自分の子機
のように扱う親が沢山沢山います。自分の子供が
『自分とは別の人格の存在なんだ。』
ということを理解しないまま育て上げてしまう人が物凄く多いのです。
私個人的には
『そういう風に子供の人格を認めないのは毒親じゃん。』
って、イライラしてしまう人なのですが、当然
『いやいや、それだけで毒親とは呼ばないでしょ。』
と思う人も沢山いると思います。それも最もな意見だとも思うんですよね。
だから、表面化することはあまりないのでしょうが、
『自分が自分で選択した!』
と、思い込んでいる選択が、
『実は親の判断行動をトレースしていただけで、本当は自分の判断じゃなかった…。』
と、いうこともザラにあります。
親が子供を別人格として理解できてない分かりやすい例を挙げておきましょう。
①親である自分ができることを自分の子供ができないのが理解できなくて叱責してしまう。
②親である自分ができないことを自分の子供ができてしまうことが理解できないため、才能を潰してしまう。
③親である自分が若い頃に叶えられなかった夢を子供に叶えて貰いたい。
この辺が分かりやすいのではないでしょうか。
①親である自分ができることを自分の子供ができないのが理解できなくて叱責してしまう。
恐らく、親が優秀だったパターンが多いのではないでしょうか。子供の学校の成績が悪い、とか、自分が得意だったはずの教科が子供はできない、とか、自分は足が速かったのに子供は全く速く走れない…などなどです。当然、学校に関することに限らず、他人とのコミュニケーションだったり、家事、ファッションセンスなどなど生活における何かしらの行動においても、とにかく
『自分はできたのに、何故この子はできないのだろう?できない訳がない!できないのはこの子の努力が足りないからだ!』
の、ような誤ったジャッジをしてしまうパターンですね。
親が優秀であればある程、
[できないことをできないままにしておくこと]
への理解も無くなるので、子供ができないということを諦めてくれない場合も多いと思います。その執念が叱責という形で続きます。
このタイプの親元で育った子供側の人間は
・努力を止めること
・本当は苦手なのにできないこと
・できるようになるのを諦めること
などを自分で許せなくなりがちです。
ところが、この"自分で許せない"は、かりそめの自分の意思で、実は自分の精神にベットリ乗せられた親の意識に縛られているだけの可能性が高いのです。
解決方法はまとめて後述します。
②親である自分ができないことを自分の子供ができてしまうことが理解できないため、才能を潰してしまう。
これは①と逆のパターンなのですが、例えば親が数学が苦手だったとします。一方、子供は物凄く数学が得意で、いつもテストの点数が良かったとします。
すると、
「自分ができなかったのに、あんたが数学できるなんて、おかしい。それはまぐれだよ。」
「成績が良いのは今だけだよ、高校にもなればできなくなるよ。」
などなど、子供に呪いをかけ続けるのです。
そうして呪いをずっと聞かされていた子供側の人間は、親の呪い通りにだんだん数学ができなくなり、成績も落ちていくのです。しまいには
「ほらね、親である自分の言った通りでしょ。」
と、"親の思い込みの範疇"に子供を縛り付けます。
このタイプの親元で育った子供側の人間は
・好きな(得意な)ことをやること
・上手にこなすこと
・親より優れた人間になること
などなどに自分でブレーキをかけてしまい、本領発揮できないまま育ってしまいがちです。
このケースもまた、"自分でブレーキをかけている"とみせかけて、かなり親からの呪いの影響を受けている可能性が高いので、より早く気付けると良いですよね。
解決方法はまとめて後述します。
③親である自分が若い頃に叶えられなかった夢を子供に叶えて貰いたい。
このパターンは最も分かりやすい例えなのではないでしょうか。親である自分が行けなかった学校、なれなかった職業、体験できなかった活動、あらゆるものを
『自分の代わりにやって欲しい!』
と押し付けます。私も父親から父親が落ちた高校を受けて欲しいと言われたことがありましたが一刀両断した記憶があります。
これは完全に
『この子は自分の2号機だ!』
と、いう感覚なので、親自身の欲望を満たす道具扱いになっています。"親自身が満たせなかった"色々を押し付けているため、子供は物凄く多忙になったり、自分の時間を持てなくなりがちです。
このタイプの親元で育った子供側の人間は
・自分の望みを口にすること
・ゆったりした自分の時間を味わうこと
・自分が自分を満たすこと
などを自分自身で封じ込めてしまいがちです。
そしてこれも、自分自身で封じ込めているその背景には、意図的か、無意識かはそれぞれですが、親が子供自身の主張をする機会を奪い続けていた習慣が染み付いた事実があるのです。自分自身の意図ではなく、親の意図により自由を奪われている人も沢山いるのです。
では、これらの解決にはどうすれば良いのかというと、初歩の初歩、
「自分は親とは別の存在だ!」
と、何度も何度も気付いたら唱えるところから始めると効果的です。
これは、育ててくれた親を否定している訳でもなければ、親に反対して自分を貫き通せなかった自分を責める言葉でもありません。ただただ事実を述べているだけなので、みんな抵抗無く唱えられるはずです。
人によっては、
[親から独立しようとすること]
に一時の寂しさや悲しさなどを覚える人もいるのかもしれませんが、
「自分は親とは別の存在だ!」
と、
[自分の存在を認識すること]
への喜びも深く感じられると思うので、その感覚が現れたら、親への申し訳なさよりも
『今まで、私を無視していてごめんね。』
と、自分への申し訳なさを感じてください。一旦、そういった申し訳なさに浸ることも大切なので、自分が納得するまで、自分の心を見つめてみてみましょう。
落ち着いたら、
「これからは、自分がやりたいこと、欲しいこと、望みを叶えていこうね!」
と、自分と約束しましょう。ただし、約束したからといってすぐにこれまでの自分とは全く異なる選択が取れるかどうかは分かりません。長年染み付いた思考の癖はなかなか取れなくて当たり前であることも留めておいてください。もし、過去の自分のように【親が望む選択】を間違って選択してしまっても、
「ごめんごめん、間違えた!次は自分を選ぶね!」
と、切り替えていきましょう。自分を責める必要など、一切ありません。
人それぞれ、どの程度の期間がかかるかは異なると思いますが、この、
「自分は親とは別の存在だ!」
という言葉で自我を取り戻すスイッチは確実に入ります。その後は何か選択をする毎に逐一
『この選択は、本当に自分の選択かな?』
『この選択は、親に促された選択じゃなかったかな?』
など、丁寧に丁寧に向き合っていくことを繰り返すことで、親の念を払い除けることができるので、自分を取り戻していきましょう!
次のステップというか、とにかく、自分が何か行動する度に
『この動き、行動は、果たして本当に自分の意思からの動きかな?』
と、確認を続けることをおすすめします。
朝目覚めた瞬間からの行動を細部に至るまで逐一自分で観察し、
『そういえば、この動き、親に「こうしなさい。」って言われてたものだなぁ。』
と思う事柄が見付かれば、そのタイミングで、
『今の自分ならどう動きたい?』
と、新しい動きを自分で選択していくのが効果的です。私はそうやって、親の念を自分から取り除くことに成功しましたし、
『これからは何でも自分が選べるんだ!』
と、楽しく取り組めた記憶があります。
勿論この活動も、1日ですんなり終わることはほぼ無いでしょう。何日もかけて1つ1つ見直していくことで、着実に自分を取り戻せるので、長い目で見ながら取り組んでみてください。
と、言いながら、私の経験上、一週間も経った頃にはかなり意識が軽くなったのも事実なので、気負わずに楽しんで取り組んでみるのが良いと思います。根は詰めすぎないのが吉ですね。
完全に親の意識を自分から取り除くには、まぁまぁ長い戦いになるかもしれません。人それぞれ違うと思うので断定できるものではないのですが、長い目で見ながら取り組んだ方が
『まだ変わってない。』
『変われない自分はダメな存在だ!』
などの自分責めに繋げずに済むので、焦らず丁寧に取り組むのがおすすめです。
また、【正真正銘自分の選択】による考え、行動が少しでもできるようになってくれば、どんどん
『次はこれをやってみよう!』
『次はこれを選ぶべきだな!』
なんて、自分の目指す方向性が見えやすくもなってくると思います。そうなってしまえば、かなり自分の新たな選択への
「YES!!!」
が言いやすくなってると思うので、
[親の意識を自分の中から完全に無くす]
という点に躍起になる必要はありません。
あとは流れに任せて大丈夫です。
引き寄せの法則や、現実創造などに取り組んで、
『自分が望む人生を生きたい!』
と、切に願っているのに、
『どうしても自分に許可を出せない…。』
と、止まってしまうことがある人、少なくないと思うんですよ。
「自分にGOサインを出せないのは自分に勇気が無いから。」
と、いう場合も当然あります。
ですが、
[自分で自分に許可できない]
という事態は本来異常なんです。
巷では
「顕在意識が~…」
「潜在意識が~…」
「心のブロックが~…」
「傷付いたインナーチャイルドが~…」
などなどあらゆる話がごった返しているので、取り組み方迷子になってしまいやすいですが、
「シンプルに、"自分の意識をコントロールできないっておかしいんだよ。」
って、話なんですよね。顕在とか潜在とか関係なく、"自分の"意識は扱えるのが当たり前なんです。
そんな当たり前に扱えるはずの自分の意識を扱えないということは、
[【自分にNO!!!】を発している意識は他人からの刷り込みが取り憑いているものである]
可能性が果てしなく高いんですよ。
「他人は変えられない。」
の言葉の通り
「他人の意識も変えられない。」
のです。
難しいことを考えるのは止めて、今日から
『自分の意識は自分で扱えるのが通常なんだ。』
と意識してみてください。このイメージングもなかなか効果的なので、変化しやすくなると思います。
【自分では扱えない、他者から刷り込まれた意識】
これはもう、自分で書き換えようとするのではなくて、その意識(精神、念、魂)を自分から祓うのが手っ取り早いんですよ。
この辺の話になってくると、ちょっとオカルトっぽい雰囲気も絡んでくるのですが、
【自分の子供に念を押し付けてる親】
というのは、そのほとんどが
【お節介な親】
だと思います。
この手の親は
『自分はどうしたい?』
『自分は何が嬉しい?』
のように意識を自分の心へ向けることを一切せず、
『この子はどうしたら良い?』
『この子にとっての正解は?』
のように、他人(子供)の"行動"をコントロールすることにばかり意識を向けています。子供だけでもないかもしれません。とにかく他人のことばかり考えて、魂が自分の外側に出てしまってるんですよ。
そんな状態から子供側の人間が親の念を取り祓うことで、親に念(魂)が少し戻るんです。子供自身、親、双方の自立に繋がる可能性がある訳です。(まぁ…魂を外に出すのが当たり前になってる人は粘着先を変えるだけになる場合もありますが…)
魂が出てしまっているため、自分や他者の"心"にフォーカスを当てられず、他者の"行動"にばかりフォーカスを向けやすい、お節介な人。こういう人には念(魂)を返してあげるのも、ある種の優しさ、手助けになる側面があるということも書いておきますね。色んな人が良い方向に転ぶことを願って、お伝えしておきます。
(余談ですが、魂が外に出がちな人間は、自分の中に足りない魂(念)を補うために、物に囲まれるのを好みがちです。ゴミ屋敷にもなりがちです。とにかく無意識に【物体が発する周波数】を自分に浴びていたいため、物を溜め込みます。←こういう場合、荒療治として勝手に物を捨てることで魂が自分に戻る場合もあります。が、そんな手荒な真似をせずに、自愛する方法を一緒に探してあげると良いのかもしれません。私個人はそんな優しいタイプではないので、荒療治しかできませんが「荒療治はおすすめではありません!」とだけ、お伝えしておきますね。)
母親は特に、お腹の中で子供を育てる期間があるため、
『子供は自分の一部。』
だと感じてしまうのは、まぁ分からなくはないです。
ですが、出産を経て、
「おめでとう、自立の第一歩だね!」
っていう話じゃないですか。
それなのに自立させないように縛り付ける親の神経が私には理解ができません。そして、そんな親になりたくもないし、
『あの親の血を引いてる私はなってしまいやすいんじゃないか…?』
という恐れから子供を持ちたくない側面があるタイプです。
だから、私はどうしても【親】という存在に対して批判的な書き方になってしまう訳ですが、
「よかれと思って、子供に色々言ってただけだよ。」
って言い訳する親がほとんどだと思うんですよ。
ですが、
「それは「よかれと思ってた」んじゃなくて、あなた方の世界観に子供を巻き込んで縛り付けただけですよね。「子供の世界観を認める勇気を持てなかった」あなた方の弱さへの言い訳じゃないですか。」
って、伝わって欲しい人は世の中に沢山いるんですよ。私自身の親じゃなくても、見てて思うことが結構多いです。
そして、言ったところで伝わらないことも分かってるんですけどね笑
こればっかりは、親の親の親の…どこまで遡れば良いのか分からない位昔の先祖から引き継ぎ続けられてきた、悪しき習慣だとも思うんです。
「親が子の行動を決めて何が悪い!」
って、昔の人になればなる程それが当たり前な気がします。
でも現代は違うんですよ。
時代が色々と変わって、みんなが"自立"しなきゃいけないのが現代なんです。そんな現代において
『自分は自立したいのに、自分の意思で選択する方法が分からない…。』
って状態に育てられても、そのツケは子供側の人間が払わないといけないっていう、
『なかなか酷なことをしてしまった。』
ということに気付ける人が1人でも増えたら良いなぁ、と、私は思ってます。
それはそれとして、子供側の人に対しても、
『今まで、しんどかったよね。これからは、自分が望む道を進もうね。』
って、共感もしつつ、
「過去はもう、忘れて行こ!」
って、励ましとして伝えたいところもありますね。何より、私自身が過去を完全に断ち切りたい思いでいっぱいだから、自分に向けても言ってるんです。
「もう、自分が自由に選択して良いんだよ◎」
って、自分に対して言える人が爆増しますように、強く強く願っています。
少し趣旨がずれるのかもしれませんが、現代はネットの発達等により、未成年であろうと沢山稼ぐことも可能な時代な訳ですよ。
そんな時代だからこそ、親の知らない世界をどんどん広げて自活できる子供も増えていく訳じゃないですか。
そんな中で、
「親の世界観に当てはまってないことをするな!」
って、めくじらを立てる人間はしっかり減っていかないといけないんです。大人が大人にならないといけないんですよ。そういう観点でも、伝わるものがあったら嬉しいです。
逆説的に、
『あ、自分は親の言うことを聞く必要なんてなかったんやな!』
って、気付ける人が増える手助けにもなったら良いなって思ってます。
より良い人生にするために、自分の選択肢も可能性もどんどん広げて行きましょう!
自分に「YES!!!」と言えるように、他人からの刷り込みはどんどん祓ってしまいましょう!
私は、自分を生きることを決意した人を応援しています。