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【歴史は面白いのか?】

名古屋茉莉亜(ナゴヤマリア)です。

突然ですが、実は私、社会科の教員免許を持っているのです。
大学では経済学部だったので、教育とは趣向の違った学問を勉強していましたが、教職課程を受講して、学部の授業と並行して学んでいました。
一応、地理歴史・公民を学校現場で教えられる資格は持っているのです。

本当は写真を載せたいですが、個人情報が乗っちゃっているものですし、書いている今現在は教員免許の所在が分からないですし、なにより探すのが面倒くさい。わざわざ写真取るのも面倒くさいので、ここでは割愛します。

というわけで、カミングアウトもしましたし、ここで本題です。

「歴史は面白いのか?」

結論から言うと、歴史は“とんでもなく”面白いです。
みなさんが想像している歴史教育とは、どのようなものを想像しますか?
「年号を覚える」「人名を覚える」「出来事を覚える」……。

どれも覚えることじゃないかっ!!

ハッキリ言っておきますが、「完璧に一字一句覚える」なんて選択、愚策です。この際、完璧主義は捨てておきましょう。
高校・大学受験もそうですが、他の教科も勉強するのに歴史を「暗記」しようとすると莫大な時間を消費する代わりに他教科の点数が下がるリスクがあるのです。
点数をたくさん取りたいのに点数が減る可能性がある。
どこか矛盾が生じていますね。

つまり、「暗記科目」として取り扱っていいのは、ごく一部の秀才だけなんです。普通は暗記厳禁なんです。
では、どのようにして勉強するか。その方法は、一流の塾講師・名声ある教授たちが教えてくれますので、ここでは省略します。
理由は、私より数段「ハイレベル」なことを実践していますから。

では私の立場は、何なのか?
それは、「面白さを伝える」立場であること。
私が思う歴史教育とは、この言葉であると思っています。

歴史≒ファクト・フェイクニュース

皆さんは、SNSを通じて日々、情報閲覧をしていますね?
テレビでも新聞でも構いません。皆さんは、情報を獲得し、その取捨選択を行って、知見を得ている。
歴史とは、SNSに近しい存在だと私は思うんです。
だって、「本当」か「嘘」か分からないから。
もちろん、史実が残っているものもありますから、すべてが「作り話(フェイク:fake)」とは言えませんし、現実的に可能かどうかも分からない情報がありますからすべてが「真実(ファクト:fact)」とは言い切れません。

例えば「上杉謙信は毘沙門天の生まれ変わり」を現実世界で科学的に証明できますか?ちなみに、毘沙門天は神のポジションです。「私は神だ!!人間の体を借りて生きているのだ!!」と言っている人を見かけたらどうします?現実味が湧かないでしょ。ただ、史実として上杉謙信は、越後一帯を手中に収めた真実はある。だから神の生まれ変わりだと信じることも難しくはない。
「科学で証明出来ないが、逸話は残っている。」こういう部分に歴史の面白さが詰まっている。
「絶対に絶対はない」世の中だからこそ、面白い。
「真実」か「作り話」か。作る方は、創作意欲は掻き立てられるのです。

加えて、歴史には定数、すなわち世の中の常識があるから一層面白くなる。
のどが渇いたとき、手元に水があったらどうしますか?大多数は飲むと思います。お腹が空いたとき、「吉野家」を見つけたら行きますか?大多数が行くと思います。
このように歴史の中で暮らしている人間は、行動一つ一つに「理由」があって成立しているのです。そう考えると歴史はとっつきやすくなったでしょ?

どんな偉人も結局、人間。
私たちと考えることはそんなに変わらないのです。
その規模がとてつもなく大きくて深いから、教科書に載る「出来事」になる。考えたことを実践して、大きな結果を生み出した「人」を英雄とし、時代の転換点として「年号」を用いる。全部、数珠つなぎになっている。

あとは、「真実」か「作り話」かを見定めるのが歴史を学ぶ私たちの役目。
その部分が非常に面白く、想像力を掻き立てさせられるのです。
先人たちの知恵を学び、今を生きる糧となり、後世へ語り継ぐ役目。
歴史教育の重要性が分かったのではないかと思います。
さらに、時代というのは便利になって、アニメや漫画、ドラマでも歴史を扱うようになりました。史実をもとに制作した「大河ドラマ」はもちろん、膨大な資料を元に新しい「フィクション」を展開するメディアまで。
「面白いもの×面白い学問」は、もう面白いを超越してる可能性があるかもしれません。

歴史の裾野は「山よりも高く、海よりも深い」のです。

〜あとがき〜

今回は、いつもとは違ったお話をさせていただきました。
もし、共感できたのなら嬉しい限りです。
言葉の力は無限であり、言葉を紡ぐ喜びを噛み締めながら、研鑽を積んでいこうと思いますので、フォローしていただけるとありがたいです。
あなたの人生に一つ、お役に立てたのなら、とても光栄であります。
では、また。





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