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菩薩達磨が禅と共に伝えたボディワーク 易筋経・洗髄経

易筋経・Yi Jin Jing
洗髄経・ Marrow washing classic

易筋経と洗髄経は、菩薩達磨が禅と共に伝えたとされるボディワークです。
禅を探求されている日本の修行僧の方々は関心を持って学んで下さいますが、一般の方々にはまだまだ知られていない現実があります。

易筋経を行うと肉体の現状が分かります。
・少林九段八十一式内経易筋経
・少林寺洗髄経
・少林易筋洗髄経
・外経易筋経
4種類があります。 
また、少林寺の外で広まった易筋経は、肉体の使い方で内経易筋経と外経易筋経に分けることが出来ます。易筋経は、早くから中国全土に広まったので、◯◯達磨易筋経、欧州易筋経など、最近では健身気功易筋経と、たくさん種類があり、動作が微妙に異なります。洗髄経が外部に出たのは20数年前と聞いていますので私の知る限り少林寺洗髄経しかありません。

コツが分かればどれを学んでも継続さえ出来れば心身は整っていきます。
オーバーかも知れませんが、コツが分かればポピュラーな八段錦や太極拳やヨーガをしていても易筋経の効果は得られます。そのコツがとても難しいのです。

長年続けていけると、
・姿勢
・抗重力筋の繋がり
・各関節の適度な可動域
・脚と股関節
・ファッシアがほぐれ気血の巡りが良くなります。

これらをセルフチェック出来ます。
50歳越えてこれらに気をつけていれば加齢も怖くありません。

私が教わった20年前は全然分からなかったですが、続けながら自分が60歳を越えてくると「すげーなぁ」と感心しています。
確かに9年で形が変わりました。
(こういう言い伝えがあります。1年で気を変え、2年で血を変え、3年で脈を変え、4年で肉を変え、5年で髄を変え、6年で筋を変え、7年で骨を変え、8年で髪を変え、9年で形を変える)

昔の人は本当に人の体と心のことをよく考えています。

少子高齢化の日本では、フレイル予防の為にも必要なボディワークだと思います。
しっかり伝承していきます。

しかし、易筋経の後半は「安全第一」の業務委託スタジオレッスンでは行えません。しっかり学びたい方は自己責任でプライベートレッスンや、ワークショップへのご参加をお勧めします。
余談ですが、「外経」というものは、ただ力を入れてやるものなので分かりやすいです。

《洗髄経 第一段楷書版》


《易筋経デモ》


《第2話》
菩薩達磨のボディワークが必要な時代です。下記のリンク先の記事も是非!

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