③私の先生は中村天風口述書
一時的な効果に焦点を当て、短期的な目的に向けて取り組むのが商業主義のヨガ。中村天風さんが学んだのは伝統的な古式ヨーガ、長期的な健康に焦点を当て、生活機能の維持や回復に役立つ。
口述書の中でも修行シーンが勉強になる事が多かった。
例えば川での修行…
中村天風さんが、川の中で座っているとカリアッパ氏が様子を見にきて「それで良い」と言う。しかし、夕方になり川から上がるといきなり「まだまだダメだ」と叱られる。
そんな事が何ヶ月も続いていたそうだ。
川の中では褒められて、川から上がると叱られる。これはどういう事だろう。
ふとある時中村天風さんは閃いた。
では、川の中の時の境地を川から上がっても維持してみよう。と閃いた。
次の日実践してみると、川から上がっても褒められたのだ。
こういう修行シーンが勉強になった。
本の中にはこのシーン、修行の意味までは書かれてはいない。
読み流してしまう人も多いかも知れないが、私は妙に引っかかり何年も考えたすえにたどり着いた結論は、
中村天風さんは、クンバハカ法を教えてストレスへの対処法を広めた。
それが川の中での境地であるのだけれども、日常(川の外)でもクンバハカ法で得られた心身の状態を保ちなさい。それが人間の本当の姿なのだ。
とカリアッパ氏は伝えたかったのだ。と個人的に思っている。
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