大隅半島へ、船と滝めぐりと、さつま揚げ弁当 ー鹿児島 旅の栞ー
うむ
船のデッキ
欄干に身をゆだねる
桜島の噴煙と、朝日を眺めながら、コーヒーをすする。
低いエンジン音と、波の音、潮風が心地よい。
だばだ~ あ~ぁ ♪ だばだ~ ♬
◇◇
違いの分かるオトコ(笑)、本日のなぐなぐツーリスト(なぐツー)は、船の上からお送りしております。 (^^♪
薩摩半島の電車タビを終え
線上のヒトから、船上のヒトへの、華麗なる転身
身代わりの早さも「なぐツー」なのだ。
「たるみず」なのだ
私は、船も好きだ。
「たび」という文字が、一番似合う乗り物だと思う。
本日まず、目指すは、垂水港。 あ、神戸市にお住まいの方、(たるみ)じゃないですよ、(たるみず)って読むんです。
鹿児島県の左側(薩摩半島)から右側(大隅半島)に向かうには、馬蹄形の鹿児島湾(錦江湾)をぐるっと陸路で廻るほかに、ばびゅーんとショートカットする海上航路が3つある。
本日は、その内のひとつ、垂水フェリーを利用。車を乗せ、鴨池港から垂水港まで、40分間。あっちゅーまの船旅だ。
ここで、なぐなぐポイント!
垂水フェリーを、車でご利用する方に、説明しよう!
次に目指すは
旅の計画は、三次元パズル。時間帯と場所の組み合わせを楽しむ。ここは、午前中に訪れよう、ここらで食事しよう・・
もし、時間があればここも・・旅をするのも楽しいが、計画も楽しい。
あれ、ワクワクしませんか? オイラだけ?
そして、計画する際
朝早く訪れる絶景において、重要なポイントが、
「東側に面している事」
そう、朝早くから、太陽の光を浴びていることが大事なのだ。
◇◇
次に重要なのが、メシ だよね。
本日訪れる場所は、昼食難民になる予感。
ピンチになるまえに、備えはバッチリ。
写真の説明をしよう、1時方向から時計回りに、
「つけあげ」「たかなの酢和え」「惣菜盛合せ」
そして、おやつに、「げたんは」「かるかん」
おやつ多め(笑)
地元鹿児島では、さつま揚げと呼ばず「つけあげ」と呼ばれることが多い。ここの「手づくりつけあげ」は、アジを主原料に、豆腐、卵、片栗粉・・・と書いてあった。豆腐がはいっているんだ。
そして、カルカンも手作りママの味。
買出し完了、しゅっぱーっつ
失敗!
メイン道路から左折すると、徐々に道が狭くなる、乗用車がすれ違えない狭さ。しかも、オイラの天敵、道路わきの「側溝」
昔、和歌山県の山奥を夕闇ドライブしていた時、落ち葉に埋もれた側溝に気づかず、脱輪したことがあるのだ。
「速攻で落ちたなぁ・・ 側溝だけに」
と、笑いで誤魔化そうとしても当時は携帯もないし、周りに民家もない。途方に暮れていた矢先、林道の奥からヘッドライトの光が!
なんて事を思い出しながら、
ハンドルを握る手に汗がにじむ、
走る事15分(気分的に長く感じる)
突然、観光地化された駐車場が現れた。
ドーン
あっ、そういえば、どこに向かっているか説明していませんでしたね。本日は、大隅半島の南端近く、山中にある滝、雄川の滝にやってまいりました。秘境の滝という触れ込みだったので、これは面白そうと思ってやってきたのだが・・
ピカピカの大きな駐車場と、目のまえにおしゃれなカフェ。
なんだかなぐツーが、近寄ってはダメな雰囲気(笑)
◇◇
気を取り直して、靴の紐を締め直し、レッツゴー
整備された遊歩道、木道を経て20分ほどで滝つぼに到着。整備され過ぎて、つまらない(オイラの所感ですよ)、もう少し悪路を期待していたのだ。木々をかき分けついに!みたいな滝つぼを期待していたのだ。
坂道が苦手な方、歩くのが苦手な方にも配慮した、自然豊かな気持ちの良い散策路だと思います。ただ、いまは秘境ではないだけです。
こんな湧き水や
眼下に見える川面を楽しみながら
雄川の滝へとうちゃーく!
あれ?
あぁ・・・
ここで、オイラは大失敗を犯していたことに気づく
滝が西向きなのだ・・
はい、前振りしていましたが、そうなんです。
エメラルドグリーン滝つぼのはずが、朝日をバックに華麗なる日陰・・・(泣)
人影が少ない早朝を狙って、ホテルの朝食もそこそこにしてきたのに、人影は少ないが日陰は多かった。
ここに来るなら、午後が良いと思う。ただ、午後は人も車も増える。悩みどころだ・・そして、注意点がもうひとつ、滝つぼにいける展望台と、いけない展望台の2か所がある。駐車場の場所が全く違うのでご注意を、
気を取り直して
こうなったら、ここに来る途中見つけた滝に行こう!
予定変更、滝のハシゴだ!
男女関係と同様、期待しすぎるといけない(笑)
予定外の場所が、意外にステキ
ここは途中で見つけた、神川滝
迫力のある滝がお望みなら、こちらの方がおススメかも
滝を上空から眺められる、真っ赤な吊り橋もあります。
滝周辺が公園として整備されていた。
公園の東屋に陣取り、ランチたーいむ。
本日のさつま揚げ(つけあげ)は、ふんわりぷりぷりタイプ。たっぷり歩いたあと、東屋を吹き抜ける、春風が心地よい。
あ~ シアワセ
滝を満喫した、そして地元惣菜と甘味も満喫した、大隅半島でした。
「水けむり湯けむり滝めぐり」をテーマにお届けしてきた、鹿児島のタビ。ついに、次回で大団円を迎えます。たぶん
次回は、鹿児島の素敵な、ラストナイトをお届けしまーす。
そうそう、大隅半島まで来たならココもどうぞ
滝めぐり、まだ読んでない方は、コチラ