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「マゾ」な「サド」へ 【旅日記】
本日は、なぐなぐツーリスト(なぐツー)のツアーに参加いただき、ありがとうございます。 本日は、日本海の島、佐渡への旅へと、ご案内いたします (^^♪
今回の旅程は、
山師気分に浸ろう!
金塊を手に入れよう!
です。
集合は、佐渡金山入口で、お願いします。
(えっ? 現地集合?)
今回も、動きやすい、ラフな服装でお願いいたします。(^。^)
そして、メガネとコンタクトを併用している方、曇らないコンタクトがオススメです。
山師になろう
皆さん! 佐渡に来たことありますか? そして、佐渡に来たなら、ここ(金山)は、外せませんよね!
なぐツーも、もちろん金山に行きますよ。
ただし、普通じゃぁつまらない。
じっくりガイドブックを見ていると・・ 「山師ツアー」なるものを発見!本日は、このツアーへ、参加します!
集合!
やはり・・受付窓口横に集合すると、参加者は我々2人だけのようだ。通常の見学コースが所要時間30分のところ、山師ツアーは100分。これだけで、半日潰れてしまう。急ぎ足の観光ツアーでは、手を出しにくいよね。
だがしかーし、そこは、なぐツー。外角低めを狙い、じっくりねっとり(笑)観光しますよ。本日は、佐渡金山にフォーカスして、ご案内しま~す。
メット 懐電 長靴
ビニールポンチョを羽織る。続いて、長靴、ヘルメット そして、懐中電灯(ヘッドライト)を装着! シャキーン!
受付に横づけされた白いワンボックスカーに乗り込む。一般坑道の見学者が列をなす中、群衆の視線が刺さる。見送られながら、いざ!しゅっぱーつ! 我々なぐツーは、別の坑道へ向かうのだ。参加者は妻とわたしの二人、ガイド付き坑道貸切ツアーなのだ。
数分走ると、鉄柵のゲート前に到着。ガイドが鍵をあける。ゲートをくぐると、真夏なのにひんやりとした風が、そして目の前に真っ黒なトンネル入口が顔をのぞかせている。
いよいよ、トンネル(坑道)へ・・
◇◇◇
島へ
私は、車旅が好きである。もちろん電車も徒歩も、そして船旅も好きである。そして、船旅といえば・・ 「島」 ですよね。
最近、ローカル鉄道と並んで、瀕死の状態なのが、島への航路。 減便傾向に、歯止めが かからない。気軽に行けなくなりつつある場所 ー 島 ー 。のんびり島時間を楽しむはずが、なぜか焦りを感じる。
今回ご紹介する佐渡ヶ島も、私が訪れた2018年当時、3航路あったが、2021年現在、航路が2つに減っている…
OH! マイカー!
佐渡ヶ島を楽しみたければ、マイカーでの上陸がオススメだ。なぜなら、フェリーが、朝5時30分出発とか、夜22時到着、なんていう便があり、それらを有効活用できるからだ。
タビの計画は、一筆書き。まず、行きたい場所をピックアップ。そのあと、どうやってそれを繋ぐか。訪れる時間帯も考え繋ぐ。その3次元パズルのような一筆書き、これが楽しい。そして、島への航路が複数あると、バリエーションが増える。島への入口と出口を分けると、一筆書きを作りやすいのだ。
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◇◇◇
山師って何?
山師といえば、投機や博打のイメージがありませんか? もともと山師とは、鉱山を調査し、鉱脈探し当てるヒト。そして、そのまま鉱脈(鉱山)を運営統括していく親分のことでした。当たれば、ウハウハ。まさに、「ヒトヤマ」当てることを生業とした人たちなのだ。
そして、この山師ツアーは、その山師気分(?)を味わうことができる。参加すると、400年前に開拓された坑道を『川口浩探検隊」(知ってる?)っぽい体験ができるツアーなのだ。この坑道には、「手すりもねぇ」、「歩道もねぇ」、もちろん灯もねぇ、 吉幾三の歌並みに、なんも無ぇのだ。ここは、鉱物が採掘されていた当時、その姿のまま残されている。
坑道内は、湿気がすごいので、レインコートと長靴は必須。灯も無いので頭上を打つこと必至。ヘルメットでガードしながら進む。川口浩と同じく、先頭にはガイドさんがいるけどね。(笑)
技術の粋
真っ暗な坑道を、懐中電灯のあかりを頼りに進む。ガイドと我々、そしてコウモリさんたちだけが、住まう世界。ふと、電灯を消す。
「わぁ!」
漆黒の世界だ
400年前、油ランプの灯りのみで掘り進んだ坑道。もちろん、人力、手作業だ。
その「道」の緻密さに驚く。空気が淀むことを避けるための、空気循環システムが完備。また、トンネルにつきものの湧水には、完璧な排水システムが整備されている。トンネル脇には排水用の溝が掘られ、そしてすべての道が出口に向かって数度の傾斜をしているため、ポンプが無くとも自然排水されるのだ。凄い、スゴすぎる。
100分間の散策は、あっという間であった。
最後に、ご褒美に坑道に転がっているピンポン玉大の石を貰った。(金が含まれているのだ)気分は、山師。
マゾなのだ
江戸時代から、近年まで掘り進んだ坑道の総延長距離は、なんと!
400キロメートル
びよーんと直線に伸ばすと、佐渡から東京まで行ける。ルパン三世も真っ青なのだ。
縦横無尽、上下左右、縦横斜め、くんずほぐれつ・・・
とにかく穴だらけなのだ。
穴だけでなく・・山の形が変わってしまうまで、ぐりぐりほりほりされたのだ。M字開脚ならぬ、M字型に掘られた山。このM字の深さが、人間の欲望の深さだ。
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写真を撮ることが出来なかったので、興味のある方は、佐渡金山のホームページをどうぞ!
ここで、ひとつお詫びが・・
このツアーは、冬季閉鎖です・・・
「こんな時期に紹介するな! 煽っておいてどうことだ!」
すいません・・・
つづきは、、
このときは、佐渡には3泊した。
ということでまだまだ、紹介したい場所がいっぱいありますが、つづきはまたこんど。これからも、なぐなぐ一味が主催する「なぐツー」をご期待ください。
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みなさーん
佐渡へ行きたくなりましたかー
つぎは、皆さんが行く番です。
さーどーぞ ((-_-;)
(おしまい)
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