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色の無い世界、赤ら顔の猿、簡易アイゼン ー【旅の栞】冬の地獄谷野猿公苑を巡る ー

ざっざっ
色の無い世界を無言で歩く

ざっ
長い列の後ろに、連なるように歩く


色の無い世界

無言で歩く
いや、無言で歩きたい。


おっとっとっと~
思わず声が出てしまうのだ。

◇◇

はーい!
寒い毎日、いかがお過ごしでしょうか。

本日のなぐツー(なぐなぐツーリスト)は、冬のさんぽ。
温泉猿で有名な「地獄谷野猿公苑じごくだにやえんこうえん」へ、やってきました。

冬の散歩道っていっても、
バングルスじゃないよ(しらないか・・)
サイモン&ガーファンクルでもないよ。(もっとしらないか・・)


それでは、冬のさんぽ、はじまりはじまり~

◇◇

▼ 冬期駐車場

目的地に近づくと、徐々に黒いアスファルトが白に染まる。道路脇に積雪が出てきた。あっという間に、一面白色と濃深緑の木々。

坂道に沿って、20~30台ほど停められる駐車場が3か所、これがほぼ満車。しんしんと雪が降っている中、運良く空きスペースを発見。スタッドレスタイヤが新雪を踏みしめ、きしきしと音を立てる。

無事駐車。ふぅ

周りを見渡すと、関東圏の「わ」ナンバーばかり。そして、運転しているのは外国人と思しき方々ばかり。オイラの名古屋ナンバーは、アウェー感たっぷり。運転に不慣れなドライバーたちよ、どうかぶつけないでくれ、と願いながら、クルマをあとにする。


無彩色ワールド


▼ 2キロの道程

ここからは、2キロの雪中行軍である。夏の道は閉鎖され、冬期駐車場から2キロの山道を歩くのだ。

ただ、「僕の前に道はない」「僕の後ろに道はできる」みたいな、道程どうてい雪道ではなく、大勢の人々に踏みしめられた


つるっつる


の山道だ。

ここで、なぐツーポイント!

ぜーーったい、簡易アイゼンを用意しよう!

なぐツーポイント


大人気の観光スポットだから、整備されていると思ったら大違い。なぐツーが紹介する場所は、いつもトレッキングシューズ必須だよね。今回は、いつもの靴にプラスして、簡易アイゼンも用意しよう。

舐めてると怪我するぜ

私も荒れた山道には慣れているので、正直大丈夫だと思っていた。が、念のためポチリして、リュックに忍ばせておいたのだ。

これが、正解でした。
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コイツに決めた理由
まず、価格が手ごろ。

使った感想
まず、軽くて取り付けが超簡単。ゴムのようにびよーんと伸ばし、靴裏のつま先とかかとに引っ掛けるだけ。初めてでも心配無用。1分くらいで装着できた。

そして、カラビナ付専用の収納袋と替えピンも同梱。ピンも錆びないステンレス製。こういう所が、日本製だな~って感じ(笑)
薄っすら雪の神社仏閣など、冬の散歩道に活躍してくれそう。

冬の散歩道


▼ そうちゃく!

クルマを降り、歩き始める。
トレッキングシューズだけで大丈夫だろうと思って歩き始めた。が!10分もしないうちに、反省。

これは、いけねぇ、登山用靴底でもツルツル足をとられる。あぶないあぶない。一旦立ち止まり、リュックをごそごそ・・

じゃーん!

かんい あいぜん~(ドラえもん風に)


装着すると、

がしがし

がしがしがし

最初っから着けておけば良かった。
がしがし進める。サイコーだこりゃ。

ノロノロ歩行者を尻目に、がしがし追い抜きをかける。

が、人が多すぎ!
ちょっとイライラするくらいの多さだ。登山道であれば、一列になって歩くのが常識。が、ここは観光地。みんな仲良く、おててつないで歩いているのだ。

なかには、ベビーカーを押している猛者もいる。

うがぁ・・・舐めんなよ


駐車場から30分ちょい歩くと、秘湯温泉宿に続く橋が見えくる。
あと少しだ!

この橋を渡った先に、露天風呂が見える。
寄り道したいのをぐっとこらえ、先を急ぐ。

料金ゲート(800円也)をくぐり


ついに

とうちゃーく!

▼ いい湯だな?


こちらは、猿専用の露天風呂、
ついに見えてきた。


猿を観てるヒト、猿に見られているヒト



慣れなんだろうか、
これだけの人だかりの前で、入浴できる肝っ玉。
オイラが猿の立場だったら、気になってしょうがない。

ヒトと視線があったりしそうで、伏し目がちになってしまいそう。

チラ

あら、いやん。



風呂の外では、雪をほじほじする猿がいる。
エサでも探しているようだ。

ほじほじをやめ、何かを考える猿


一心不乱に、ほじほじ



見ざる聞かざる言わざる ガン無視


あ、あと傘を持っていった方が便利です。(道は平たん)

さーて、帰るとしましょう。
再び30分ちょいの、つるつる雪道が待っている。

駐車場近くに、公衆トイレあります。
公衆トイレ横に、靴を洗う道具があります。

なぐツーポイント


季節外れの投稿が多かったので、
秋旅と前後して、冬旅を一部先にお届けしまーす。

次回も、冬のさんぽ

おったのしみにー!(呑みは、少しお預け・・)

氷灯篭



(つづく…)


ここでも、簡易アイゼンが役立つはず。
寝室、バー、音楽堂、すべて氷でできたムラ。


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なぐなぐ
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