『嫌われる勇気』第五夜🌙~「いま、ここ」を真剣に生きる~
『嫌われる勇気』
(岸見一郎、古賀史健/ダイヤモンド社)
ウザイ企画が始まった!
私は本を読むときに、線を引いたり、感じたことを余白に書き込むタイプです。今回はそれをnoteに書き込んじゃおうというウザイ企画を思い付いてしまったので、実行させていただきます。
この記事をお楽しみいただくために…
この記事は、実際に今この本を読んでいる方に向けて書いています。イメージとしては、「あなたは『嫌われる勇気』を読んでいる。その隣で私も同じ本を読んでいて、事細かに感想を言ってくる」という感じでしょうか。
そのため引用はごく一部分だけとなっております。実際に本を片手に読み進めながら、まるで一緒に読書しているかのような感覚をお楽しみいただけたら幸いです。
では、まいりましょう。
『嫌われる勇気』第五夜🌙
裏切るのか裏切らないのかを決めるのは、あなたではありません。それは他者の課題です。あなたはただ「わたしがどうするか」だけを考えればいいのです。(p233)
出ましたね。
「ごもっともだけど実践は激ムズ」
のパターン。
本の中では恋人の浮気が例にあがっていました。私はこれに関しては「浮気されたら別れるだけ」というシンプルな答えを用意しているので心配していません。
恋人と仲良くいられるように努力するのは私の課題ですが、恋人が浮気するかどうかは恋人の課題だと割りきれているからかもしれません。
ただ、過去の私のように自己肯定感が低い人が考えてしまうことの一つに「相手に嫌われたらどうしよう」というのがあると思います。
相手に嫌われるのは自分の責任(自分の課題)だと思ってしまう。
でもここで大事なのは、自分を大切にする心だと思います。
自分の心に従って行動した結果、嫌われたなら、決して自分のせいではありません。
ただ合わなかっただけ。
相手に好かれようとして無理に合わせても、それはあなたの魅力が生かされていない状態なので、いづれ限界がきます。
自分を好きじゃない人と一緒にいる必要はありません。もちろんこちらが好意があれば一緒にいたいと思う気持ちはあるから辛いとは思いますが。
それについて、アドラーさんは次のように言っています。
悲しいときには、思いっきり悲しめばいいのです。痛みや悲しみを避けようとするからこそ、身動きが取れず、誰とも深い関係が築けなくなるのですから。(p235)
私も大人になってから、すごく悲しいことがあり、しばらくご飯が喉を通らないことがありました。
その時に思ったことがあります。
「世の中には、自分の力ではどうすることもできない悲しみがあるんだ…。そして多くの人がそれを経験しているのに、みんなそれを内に秘めて必死に頑張ってるんだ」
そう思うと世の中がすごく愛しく感じられたんです。
私が生きるこの世の中には、こんな悲しみや苦しみがあるんだ、と知ることができた。
それを知り、体感できたことは、この世を味わう1つのエッセンスになっている、と。
以前、『強い人は優しい』という言葉を聞いたことがあります。
強い人というのは、何かしらを乗り越えて(もしくは乗り越えるために)頑張って強くなっていて、だからこそ弱い人の気持ちもわかって優しくなれる。
辛いことは経験したくはないけれど、経験してしまったなら、それを誰かへの優しさに変えていけたら素敵ですよね。それは自分自身の幸福にも繋がっていきます。
私は友人が決して多い方ではないのですが、むやみに増やしたいとは思いません。
本当に心の底から「好きだ」と思える人が一人でもいたら、満足できます。
だからこそ、一人でも深い信頼関係が結べていたら、裏切りを怖れる必要はそんなにないはずだなぁ、とnoteを書きながら気付きました。
10人の人がいるとしたら、そのうち1人はどんなことがあってもあなたを批判する。(中略)2人は、互いにすべてを受け入れ合える親友になれる。残りの7人は、どちらでもない人々だ(p246)
2人という数字、みなさんどう感じましたか?
私は「多っ!」って思いました。
100人いたら20人ということですよね。
会社を思い浮かべたら100人中20人も親友いないぞ、と思ってしまったんですが、そもそも会社を思い浮かべるのが間違いなのかも。
会社、同期、学生時代の友人、などトータルで考えたらそんなものなのかも。
というか、別に1割でも0.5割でもいいのですが、大切なのは「頑張らなくても親友はできる」ということと、「どんな自分であっても親友ができるなら、取り繕うことなくありのままの自分でいた方がいい」ということ。
家から一歩出た瞬間、それはすでに「旅」であり、目的地に向かう道中もすべての瞬間が「旅」であるはずです。(p268)
むしろ計画を立ててる段階からすでに「旅」は始まっていると思っている派です✌️
たとえば恋人や友人と映画館に行ったのに、トラブルで観たい映画が上映していなかったとしても、本来の目的は「一緒に楽しい時間を過ごすこと」。だから、アクシデントさえ楽しい思い出としてとらえて笑い話にしたいですね。
人生でも予期せぬトラブルなどで辛い思いをすることもあるかと思いますが、その自分の「感情」も大切に抱えながら生きていきたいです。
人生一般には意味などない。しかし、あなたはその人生に意味を与えることができる。あなたの人生に意味を与えられるのは、他ならぬあなただけなのだ(p279)
私は、大切な人を大切にして生きていけたら素敵だなと思います。今の私はまだまだ発展途上なんですけど…。
あなたは人生にどんな意味を与えますか?
『嫌われる勇気』第五夜🌙をお読みいただきありがとうございました。これにて完結です。次はどの本にしようかな…考えるだけで楽しみです!
貴方にこの記事を読んでもらえたおかげで、今日は私にとって素敵な1日になりました。貴方にとっても、今日が素敵な1日でありますように…☆
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