生きる意味とは「味わう心」
NHK『10人のお坊さん』より
浄土真宗 川村妙慶さん
生きる意味とは「味わう心」
うれしいことも悲しいことも味わう。
すると自分の人生を振り返りながら「あれはこういうことだったのかな」とじっくりと人生を深めることができる。
うれしいことも悲しいこともこれからあります。するとこれが何かに変わるかもしれない、そんな気持ちで人生を味わってみて下さい。
感じたこと
私も過去に辛い経験をした。
ドン底の気分で毎日泣いていた。
そんな日々が数ヶ月続いたあと、少し顔をあげてみると何でもないような顔でみんなが生活していた。
でも、この中には本当はすごく辛い経験をした人、今まさに辛い状況の人もいるはず。それなのにみんな普通のフリをして生きている。
そう思った瞬間に、世の中がものすごく愛おしい場所に思えた。
こんなに悲しいことが世の中にはあって、それは私以外の人にも降り注いでいて、私は今そんな残酷な星に生きているのだと、どこか客観的に見られるようになった。
川村妙慶さんのお話を聞き、この当時の感覚が蘇ってきた。
「人生は旅」
と表現する人もいる。
そうだとするならば、たまたま生まれついたこの地球にはどんな嬉しいことや悲しいことがあるのかをじっくり味わう。
その心があれば濃厚な旅の思い出がたくさんできるのだろう。
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