#8 歩道鏡
お久しぶり投稿 ミナギです。
前回のnoteから今日までで、私のバンドSleeping Girlsから沢山の発表があった。
順を追って話そう。
まず、7月からの連続配信の第3弾
「フリージア」「サーカスナイト」が配信開始された!
個人的に、かなり好みな2曲だ。この場合の好みとは、自分の曲というのを置いといての好みである。(でもいうて割と全部そうだな、と書きながら思ってもいる。)
折角なので紹介させて欲しい。
「フリージア」ストレートで真っ直ぐなロックラブソングである。
ロックンロール、というものは型破りなものの割に、決まった風潮やセオリーが多い。
それに魅せられて皆ロッカーになっていくのだけど、それに縛られてしまうのは違うなーと思ったりもする。憧れが先行してしまい「お前、そんなんちゃうかったやん!」と、なんだか大学デビューみたいな悲しい背伸びになっちゃう様な奴もいる。(高校生の時のミナギ、お前に言ってんだぞ。)
セオリーを無視しろ、というのでは無い。ただ、無理はせずに、大切なものは惑わさず大切にしたままでいんじゃない?という事である。あれはロックじゃねーどーだこーだ言うよりは、絶対そっちのがカッコイイと思う。
ディスでは無く、俺の(俺たちの)ロックンロールはこうだ、というような曲である。
(ちなみにだからといってお前のどこがロックじゃ!が無いわけではないからな。勘違いは大罪だぞ。)
あとメンバーのタケヒロ(Ba.Cho)がとても気に入ってくれてる様な気がする。よくライブでやろーやろーと言う。メンバーに曲を気に入って貰えるのは、また違った嬉しさがあるものだ。
「サーカスナイト」これめっちゃ好き〜。女子高生並みの語彙力で申し訳ない。あげー。
歌詞の元ネタは、友達との楽しい夜である。
福岡の専門学校に通ってたのだが、そこで沢山の友達ができた。地元大分にはバンドマン以外の友達など皆無に等しくて、夜中まで遊ぶ、なんてのは非常に新鮮な感覚だった。
よく集まってボードゲームをした。ゲラゲラと騒いだ。寝てしまうと明日が来る。夜を終わらせたくない誰か(俺が多い)が、ドライブを提案して、夜中の真っ暗な時間にノンアルの奴の運転で海とか適当なとこに行く。
降りた時に見る景色は、同じでも多分みな違う風に見えている。友達ってものを噛み締める俺や、花火しようと言い出す奴、明日の仕事がめんどくさいやつ、寒っ…ヒュルリララ…としか思ってないやつ。そんな楽しい日々の歌である。
ごめんもうちょい話していい?2Aに「立体駐車場でバカ騒ぎしてたんだ 全てがどこか可笑しくて」という歌詞がある。一見迷惑な若者の様だけど、元ネタは実は違う。
皆北九州にある「いのちのたび博物館」をご存知だろうか?俺はココが本当に好きで、小さい頃から何度も行っている。
ボードゲームをしてたメンバーの中にそこに行ったことないと言う奴がいた。酔ってた俺達は、まあ大した予定も皆無かったけど、明日の予定を全てキャンセルして博物館に行こうという話になった。
目には目を、歯には歯を、事前によく調べないバカには臨時休業を。翌日到着したいのちのたび博物館には、でかでかと休園の看板が立ってあった。
すぐ隣にデカいイオンがあり、とりあえず俺達はそこに向かう事にした。車内の空気は最悪、って事は無かったが、まあ残念ムードがどんよりと漂っていた。
「……テンションあげてこうぜ!」と誰かが言う。皆が心のレバーを楽しむギアに入れようとしたその時、車が立駐に入り、メンバーの中でも圧倒的純粋で向こう見ずな友達が、満面の笑みを浮かべ、独特の宮崎訛りで叫んだ。
「うわぁ〜、立体駐車場だぁ!」
この面白さ、文章では伝わらないだろう。俺達はたちまちガハハと笑った。その一言で立駐がたちまちディズニーのアトラクションに…はならなかったが、まあ長めのトンネルくらいには楽しくなったのであった。2Aの歌詞は、この時の事である。
ちゃんちゃん。
長々と書きすぎてしまった。本題に戻ろう。
続いて、11/23に、3枚目となるアルバム
「閃光」
がリリースされる事になった。
やったぁー!!
配信済みの曲や未発表の曲が入っている。
それに伴い、11月27日に大分clubSPOTで初ワンマンも決まった。アルバムとワンマンに関しては、また詳しく言いたくなると思うので、別の記事にするとして、今回は一旦割愛する。
とにかく最高のものが出来て、めちゃくちゃ嬉しいのと、とにかく沢山聴いて欲しいのと、初ワンマンを逃さず目に焼き付けて欲しい、ってこと。とりあえずこれだけは伝えておきたい。
さあそして今回の本題です。
「閃光」の1曲目
「歩道橋」
MVが公開されました!!
いやったぁー!!!!
はい見て!!今すぐみて!
かっこよくないー!?めちゃくちゃかっこよくないー!?女子高生並みの語彙力で申し訳ないね!!あげーーー!!!
とても真っ直ぐなメッセージを込めた大切な曲なのです!
前作「swim on the moon」の後、曲作りってものをちゃんと1回考えたりなんかしちゃった時があって、コードがどうとか歌詞がどうとか考えすぎてあんまし曲が完成までいかないって時期がちょぴっとあって。
そんな時に、ふと我に返ってみて、「いや出来ないんなら出来るようになるまでしなくて良くない?とりあえず今できることやったらよくない?」って思って、バーッと筆を走らせて出来たのがこの曲でした。
高校時代、登下校はチャリンコだったが、たまに歩きの時もあった。
駅前の歩道橋から見える景色は、特に夕方から夜の帰宅ラッシュの時間とても綺麗で、ロックを聴きながらモンモンとしていたミナギ少年は、よく立ち止まって音楽を聴きながら眺めてたのだ。
敬愛するオーケンが「コンプレックスをステージに上げるとロックになる」と言っていた。学生時代のコンプレックスに未だ囚われているトコがある俺は、この「歩道橋」という曲を含め学生時代の事を書いてしまうことが多い。
いつまで気にしてんねん、と思う事も沢山あるけど、性格ってのはそう簡単に変わらないものだ。未だに苦しい事や苦手な事も沢山ある。
でも運のいい事に、俺にはそれをロックに消化できる場所がある。ありのまま素直にさらけ出して、ビーマイベイベーしちゃって良いわけなのだ。
「歩道橋」歌詞を読んでもらえばわかる通りアタマっからケツまでかなりランブリングマンしちゃっている。
ただ勘違いしないで頂きたい点は、メンヘラとは別物なのだ。
たまに周りから言われたりするが、俺は自分の事をメンヘラとは思ってない。結構メンタルは強い方だと思う。
歩道橋に少しでも共感出来る部分があれば、嬉しい。
安い温もりは得れるかもだけど、メンヘラに逃げないでさ、強がりでいようよ。上手にカッコつけてた方が後々報われるよ。きっと。
さてMVだが、これは大分で撮ってもらった。撮影時、この密室は灼熱であった。
かなり疲れたが、実に楽しい撮影であった。
おもろい話も大してないのだけど、1つ裏話をしたい。
まず最初に全員で演奏シーンを撮影して、
その後走ったり黄昏たりのシーンを撮ってもらった。
演奏シーン後、借りてた機材を返却に行ったのだが、運んでいる最中、手が滑って足にベースアンプを思っきし落としてしまった。
最初のうち、特に走ってる時なんかは気が紛れてそうでもなかったのだが、徐々に痛みが増してきて、歩道橋で黄昏てるシーンの時なんかはもうピークであった。
いてぇ…いてぇよ…いつまでこうなのか歩道橋…と心の中で呟いてたとか呟いてないとか。
2:40~くらいにチラッと歩くシーンがある。
「こいつ歩くのも下手なんか」と思われても仕方ないヘンテコ歩行をかましてるが、
そう、足が痛かったのだ。
たしかに日頃から歩くのは下手で、よく隣の人にぶつかってしまうのだが、この日ばかりはへっぴり歩行に理由があった事を、知っていて欲しい。
尚、1番最後のシーンで「ケツデカっ!」と思うかもしれないがこれは平常運転だ。気にしないで貰って大丈夫である。
記事のタイトルを「歩道鏡」としている。
今作「閃光」は、まさに今までのミナギを映し出した鏡のような曲たちが集まっているし、バラエティにとんだ9曲のどれかが、それぞれ聴いてくれる貴方を映し出すような内容になっていると思う。
皆がMVをたっくさん見てくれて、スリーピンがもっと人気になって、閃光が色んな人に届くよう 想う今日
孤独モブ すら 覆う様
ココに説く この魅力
備えよう租調庸
どうでしょう 歩道橋。
無理やり韻を踏んだところでそろそろ終わりにする。
今回めっちゃバンドの宣伝してしまったので、次は全く関係ないnote書こう。
好きなYouTuberランキングとかしよう。
MV本当に沢山見て、よければ広めてください。
そして11/27
初めてのワンマンは、後にも先にもこれが最初で最後。言わずもがな気合い入ってます。
絶対来てね。お待ちしてます。
歩道橋は、出来た時からメンバーのユウヤ(Dr)がとても気に入ってくれてる様な気がする。よくライブでやろーやろーと言う。メンバーに曲を気に入って貰えるのは、また違った嬉しさがあるものだ。
Sleeping Girls 次回ライブ
ワンマンだぜ!来てなー!!⬇
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