【中1数学】正負の数の加法と減法②
こんにちは、なぎさです。
前回は、正負の数の式の表し方について勉強しました。
今回はいよいよ計算の仕方です。
1. 足し算と引き算のやり方
教科書などでは、丁寧に、同じ符号の時、違う符号の時などと
場合分けして説明したりしていますが、
実用的には、イッキにまとめて覚えてしまった方がいいかなと思うので、
なぎさ流で説明しますね。
手順1) 式をシンプルにする (カッコをはずす、符号を合体)
手順2) 並んでいる数の
符号が同じものは絶対値を足し算、
符号が違うものは絶対値を引き算
手順3) 計算前の数字の絶対値が大きい方についていた符号をつける
これだけ言われてもなんのこっちゃですよね。。。
今から説明していきますね。
例として (-2)+(-1) の計算をする場合で説明しましょう。
まずは手順1。
式をシンプルにします。
(-2)+(-1)= -2-1
ですね。
これは前回説明した内容ですので、説明は省略します。
やり方がわからないかたは、こちらから。
続いて手順2。
-2-1 について、
「並んでいる数」というのは、 -2 と ー1 のことです。
-2の符号は「-」、-1の符号も「-」。 符号が同じですね。
符号が同じ場合は絶対値を足し算します。
-2の絶対値は「2」、-1の絶対値は「1」なので、
つまり「2」と「1」を足し算する。
2+1=3
ですね。
最後に手順3です。
手順3では、手順2で計算した結果に符号をつけます。
つける符号は、計算前の数字の絶対値が大きい方の符号。
今回の場合、計算前の数字はー2とー1なので、
絶対値はー2の方が大きい。
なので、つける符号は「-」になります。
ということで、手順2の計算結果「3」に「-」の符号をつけて、
答えは「-3」となります。
もう一度、計算の流れを振り返りましょう。
2. いろいろな符号の計算例
今度は符号が違う場合の例です。
例その1
例その2
(+4)ー(+1)
= +4-1 ・・・符号が違うから引き算
= +3 ・・・4についている「+」の符号をつける
= 3 ・・・「+」は省略出来る
例その3
(ー10)ー(+8)
= ー10ー8 ・・・符号が同じだから足し算
= ー18 ・・・10についている「-」の符号をつける
こんな感じです。
まあ、符号が同じ場合は、どっちの数字の符号をつけても同じなんですけどね。統一した考え方として、とりあえず絶対値の大きい方の符号をつける、と覚えておきましょう。
3.まとめ
今回で加法と減法の説明は終わりです。
慣れるまでは、絶対値を足すのか引くのかとか、符号はどっちをつけるのか、迷いながらだと思いますが、繰り返し練習することで、自然とできるようになります。必ず。
では、今回はここまでです。